ウサイン・ボルトとサニブラウン・ハキーム
毎晩、世界陸上を見ています。
昨日は男子4×100メートルで日本チームが銅メダルを獲りました。
そのレースが現役最後の走りとなるウサイン・ボルト選手は第四走者として出場しましたが、バトンを受けた直後にハムストリングスの故障で転倒。
そこで現役が終わってしまいました。
残念ですね。
でも、ボルト選手の残した記録、特に100メートルの9秒58は僕が生きている内には破られることはない記録だろうと思います。
これから人類は越えられないかもしれないと思わせてくれるような記録です。
そのウサイン・ボルト選手と日本のサニブラウン・ハキーム選手の走法が似ていると指摘している方がいました。
確かに似てますね。
体幹を左右に揺らしながら走って行きます。
太ももを持ち上げるのに強く働くのは腸腰筋という筋肉です。
腸腰筋は腰の骨(腰椎)と左右の骨盤(寛骨・腸骨)の内側から、太ももの骨(大腿骨)の内側につながる筋肉です。
この筋肉が縮むと太ももの筋肉が骨盤や腰の骨に引きつけられ、結果として膝が持ち上がります。
短距離走ではそこから膝下を前に伸ばして地面を捉え、後ろに押すことで体を前に押し進めていきます。
腸腰筋の引きつけをすると太ももと体幹が近づきます。
その時に体幹が左右に揺れているのがボルト選手とハキーム選手の特徴的な走法ということになります。
ボルト選手は背骨(脊柱)に軽い側湾があると聞きます。
確かに走る姿を後ろから見ると、腰部から胸部にかけてに少し左右の湾曲が感じられます。
これが体幹の左右の揺れに影響しているのかと思っていましたが、腸腰筋の引きつけも関係しているんだろうと思います。
ハキーム選手には一つ気になることがあります。
走っている時に顎が上がって、頭の後ろが下がっていることです。
こうなると後頭部の筋肉群が収縮します。
後頭部の筋肉群が収縮すると、頚椎一番や二番の動きが制限されるようになります。
首の回旋(横を向く動き)の45%は頚椎一番で起こっていると言われています。
そうなると、顎が上がった状態だと、首の動きが半分近く制限されてしまいます。
首の動きが制限されると、それを代替するのに胸椎(胸の骨)など体幹部分や健康帯などが使われる可能性が出てきます。
ようするに動く部分の一部が固くなると、他のどこかがそれに変わって動かなければいけない。
顎が上がらない状態で走ることが出来れば、首の周りはもっと自由に動くことが出来、体を左右に揺らすにしても自由度がますように思います。
ただ、もう一つ考えられることもあります。
黒人の選手は白人や黄色人種と比べて、骨盤が前傾している人が多い。
これは体の使い方の特徴かもしれないし、骨格的な特徴なのかもしれません。
骨盤が前傾気味になると、それとカウンターバランスを取るように後頭部は後ろに下がる可能性があります。
もしそうであれば、ハキーム選手も骨盤前傾と対応して後頭部が後傾しているのかもしれません。
それなら元々の骨格の位置関係なので問題はないのかも。
でも、少し後傾しすぎかなぁとは思います。
彼は首頭と肩に緊張が見られますから。
整体師が見る世界陸上の感想です。
こんなこと思いながら見てます。
また、寝不足です。
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解剖生理学入門 ~ てあて整体塾@川崎(仮)
連休セミナー第三弾
【 解剖生理学入門 】 てあて整体塾@川崎(仮)
なんだかモノモノしい題名です。
何とかならないもんなんでしょうか。
実際はこんな感じでした。
この講座の始まりは東日本大震災後の福島へのボランティアから始まっています。
クラニオという手技を一緒にボランティアした宇都宮の上田さんと、宇都宮や福島で整体塾を始めました。
地元の主婦を中心とした手に職を持っているのに仕事にするのを躊躇している人たちや手技の興味のある人たちに、解剖学や手技の講座を教えることで自信を持ってもらい後押しをする。
また、自分の周りの人たちの健康やカラダのケアをする。
その上田さんの繋がりが川崎の浜川さんに繋がって、今回は川崎で開催することになりました。
【解剖生理学入門】なんてすごく堅苦しい題名になってしまいましたが、体のことを知る、仕組みを知るという内容です。
整体スクールの先生、整体師、アレクサンダー教師、ダンスをしている人、ストレッチ教室の指導者として、色々な側面から話ができたかと思います。
最初に話をしたのはクラニオの前提となる呼吸や体の膨張収縮や動きの話でした。
そこから骨や筋肉の話になります。
個人的に、脊椎と胸椎12番の話と股関節の話が大好きなので、ついついそこに時間を取られてしまいました。
参加された人たちは手技を勉強し始めたという方と、興味はあるけどこれから勉強しようかどうか考えている方、家族の健康のことを考えて体の話を聞いてみたいという人や、ヨガの先生だったりしました。
途中、昼食休憩を挟んで結果的に6時間半のセミナーになりました。
昼食は持ち寄りプレートとおにぎりを頂きました。
参加者一人一人が作ってくれたお惣菜とおにぎりは、会場と会場周りの雰囲気とも相まってとても美味しく感じました。
とにかく静かで豊かな時間でした。
「クラニオを受けて体が軽くなって、これは何ですか?と聞いたら、ハンドパワーですって答えられたんです。クラニオはハンドパワーなんですか?」という質問がありました。
せっかく体が楽になったのに、ハンドパワーなんて言われると怪しい感じがして受けられなくなる、とおっしゃっていました。
クラニオは脳脊髄液の流れをよくするために、頭にある23個の骨の歪みをとり仙骨までの動きを改善する方法です。
脳や精髄の調子が良くなることで、ホルモンバランスや体の働きがよくなることと、体の中心をストレッチ的に調整していくので、左右のバランスも取れます。
なんて話をしました。
それでかなり安心してもらえたようです。
ハンドパワーという表現は、一部の人には納得し安心されるかもしれませんが、怪しいと感じる人は多いと思います。
解剖学や生理学は物理的に説明が出来るので、多くの人に安心してもらえるんだろうと思います。
ハンドパワーは否定しませんが、ハンドパワーではなく解剖学や生理学的に説明出来ることが大切で、自分はそう言う説明の出来る手技や療法をやりたいと思っています。
最後半ではアレクサンダー・テクニークの紹介もさせて頂きました。
時間があまりありませんでしたが、ハンズオンワークを全員に受けていただき、体感して頂きました。
アレクサンダー・テクニークは何度か受けてもらった方が分かりやすいので、またワークショップなどできたらと思っています。
このセミナー(てあて整体塾)も呼んで頂ければどこでも行きます。
連絡待ってます!
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【 カラダの座学 】 ~ RADA舞踊学校!! ”3Days”
連休二日目、8月12日は三越前のダンススタジオ Studio RADAさんのRADA舞踊学校!!"3Days"で【カラダの座学】をやって来ました。
【カラダの座学】は外から見た体の形と、実際に動く場所の違いを、骨や関節や筋肉を解説しながら確認していくワークショップです。
ダンスをしている人たちなので、体の感覚としてはわかっていることもありますが、目から入る情報はとても強烈で、どうしてもこの情報に引っ張られてしまうことがあります。
頭の中に蓄積されている、目から入った情報を書き換える作業を、目からと体感を使って進めていきます。
手の話に食いつきが良かったのが面白かったですね。
手の指は手の平から細い指の部分が五本伸びています。
手の平側から見ると、曲がる部分にはシワがあります。
爪の裏のちょっと下あたり、指の真ん中あたり、手の平と指の境目あたり。
「この3箇所で曲がる。」とナントナク感じていることが多い訳です。
でもよく見ると違いますね。
親指を手前にして人差し指を横から見て曲げてみて下さい。
曲がっているのは、手の平と指の境目ではなく、その下のシワ(頭脳線と感情線)のあたりです。
シワと曲がる場所、細くなっている指の部分と曲がる場所は違うことがあるんですね。
ワークショップで話をし体感していくのは、頭と首、肩、股関節、足部です。
首はどこから始まっているのか。
首と頭の関節はどのあたりにあるのか。
肩は腕なのか胴体なのか。
腕はどこから動くのか。
股関節はどこにあるのか。
胴体のどのあたりから曲がるのか。
踵は脚とどんな位置関係にあるのか。
足部はホントはどんな形なのか。
そんな話をして触れて動かしてみました。
Studio RADAさんは地下鉄三越前駅から徒歩1分!
スタジオの窓からは日本橋が見えるという抜群のロケーションです。
ビルはレトロでちょっと雰囲気があって、中に入るとリフォームされて綺麗でさっぱりした空間。
たまにダンスレッスンにも伺います。
朝バレエなんて敷居が低くてヨイですよ。
実はもう10年以上前に同じ先生からダンスを習っていた仲間が、クラスを持っていたりもします。
舞踊学校では「猿になる」みたいな講座をやってたみたいです。
あの頃は初々しい大学生だったのに・・・
と、おじさんは遠い目をしながらニマニマしておりました。
このワークショップはダンススタジオで何回かやっています。
お声をかけて頂いた時もあり、こちらから提案したこともあります。
ダンサーは体のことやケアのことについて、意外に知らないことがあります。
お声をかけていただければ、どこでも出没します。
連絡お待ちしおます。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
teate@nifty.com
03-3922-7230
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モチベーションとかやる気とかやりがいとか、責任感とか使命感でもない。
てあて整体院の患者さんは仕事が集まる人が多い。
男性でも女性でも。
サラリーマン・OL・派遣・契約社員の人も主婦も。
みんなどうしてだか仕事が集まる。
他に人がいるにも関わらず集まっているような様子だ。
それを割合に飄々とやっている。
切り抜けていると言うより淡々とやっている。
そして時々詰まる。
何かが固まる。
何かが滞る。
痛みが出る。
コリが溜まる。
動きにくくなる。
息が浅くなる。
そうやって整体院に来る。
殆どの場合、流れを作る。
動かないところを動くようにして。
歪んだところを元通りに。
硬くなっているところに緩みを出して。
流れを作る。
流れ道を掃除したり整理整頓したりする感じ。
綺麗さっぱり全部やるわけではなく。
終わると。
笑顔が出ることがある。
笑顔が出ないこともある。
それでも一息。
大きく深呼吸してフウと上を向く。
来た道よりも駅までを近く感じてくれる。
翌朝軽く起きられる。
それがモチベーションややる気ややりがいになっている・・・
とは思わない。
良かったぁ。
良くなってくれて軽くなってくれて笑顔になってくれて。
と、そんな風に感じるかと言うとそうでもない。
では責任感や使命感かと言うとそうでもないような。
何なんだろうね。
これはもう間違いなく勘違いだろうけど、僕じゃないとダメなのかもしれないという感覚、なのかもしれない。
他では上手くいかないんじゃないかって、(勘違いだと思うけど)思うこと。
痛みだけだったらどこでも取れると思うけれどでも、やっぱりきっとここに来てくれる理由がここにあるんだろう、的なこと。
それがあるから続いているんじゃないかと。
そう言うことなのかもしれない。
とまあ今日の患者さんを送り出して、そんなことを考えておりました。
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METセミナーでした。
連休初日はMET(マッスルエナジー・テクニック)セミナーでした。
今回はリピーターの方々と生徒さんだったので、時間的には余裕をもって進めることが出来ました。
お疲れ様でした。
どんどん使って行って下さい。
それにしても、正直言って5時間では全然時間が足りない。
頚椎1番・2番から7番の調整。
上部胸椎の調整。
下部胸椎と腰椎の調整。
骨盤の3方向からの調整。(仙腸関節・腰方形きん
膝関節の調整。
腸腰筋の調整。
梨状筋の調整。
大腿四頭筋の調整。
肩甲帯の調整。
体幹の回旋調整。
ちょっとやっぱり多いですよね。
初めての人には触診の方法やそれぞれの調整の考え方、手の使い方や体の使い方、患者さんへの声掛けなどなど。
言いたいことは山ほどある。
でも一日5時間はやっぱり限界。
となると二日に分けるか・・・
とも思いますが、二日だと料金も高くなるし時間的に来られない人も出てくる。
ということで二回目以降は安く受けられるようにしてますが、ちょっと考えないといけないのかなと思い始めています。
似たような講座で骨格調整専科があります。
骨格調整専科は4時間を4日来てもらうので16時間。
これで上記の調整に加え、面圧法と骨盤調整やそれぞれの調整の別バージョンなどをやります。
時間的余裕もあるので何度か復習も出来る。
どうしますかね。
次回からは触診の解説時間や考え方の時間も作って、少し長めにしましょうか。
ちょっと考えたいと思います。
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AT グループレッスン 9月
9月のアレクサンダー・テクニークのグループレッスンです。
まだという人はぜひどうぞ。
体の使い方に興味がある人。
クセや変な習慣から抜け出したい人。
姿勢や歩き方を見直したい人。
自分を感じる時間をもって見たい人。
先ずはグループレッスンからどうぞ。
アレクサンダー・テクニークは習慣的になった行動や考えや反射みたいなものを、一度立ち止まって見直し自分本来の動きや考えを取り戻すためのワークです。
手で触れるハンズオンワークという方法や、体を動かしながら試すアクティビティーやゲームなど、いろいろな方法で学んで行きます。
【 AT ウィークリー グループレッスン@東京 】
日時 : 9月15日(金)11:00~12:00
29日(金)11:00~12:00
場所 : てあて整体院(大泉学園駅7分)
練馬区東大泉 5-27-18-A
料金 : 3,000円
問合 : teate@nifty.com
03-3922-7230
【 AT ウィークリー グループレッスン@名古屋 】
日時 : 9月19日(火)18:00~19:00
場所 : 名古屋市短歌会館(伏見駅1分) 地図 >>>
名古屋市中区錦 2-13-22
料金 : 3,000円
問合 : teate@nifty.com
03-3922-7230
整体スクール・整体学校
東京・名古屋で整体師の独立・開業なら てあて整体スクールへ! >@>>手技 WS セミナー
骨格調整専科 >>>アレクサンダー・テクニーク
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闘う夏バテ対策
今日は東京で気温が37度になるとかならないとか。
いずれにしても大変な暑さです。
整体の仕事は屋内なので外には出ませんが、それでも暑さはこたえます。
暑さ対策はどうしてますか?
あら木は毎年色々な対策をしています。
冷麺でやり過ごす。
冷やし中華でやり過ごす。
酸辣湯麺で何とかする。
長袖で切り抜ける。
アイス的な飲み物を避けて過ごす。
毎年、飲み物や食べ物、着る物などで対処していますが、年齢によってやっぱり違いますね。
20台くらいまでは暑くなると、どんどん薄着になって行きました。
ところが40台くらいから薄着になると冷房にやられてしまうので、半袖だけを着るということはなくなりました。
Tシャツであっても下着を着るようになった。
50を超えたある年は、夜寝るときに長袖Tシャツに靴下まで履いて寝ていました。
寝汗で起きるんですが、薄着で調子が悪くなるよりはマシだったからです。
今年はなんとなく闘っています。
暑くて死にそでハアハア言いながらでも、週に一回はダンスレッスンに行って汗をかきます。
水分をすごく取るようにして、常に汗が出ているような状態になっています。
一昨年は水分をあまり取らなかったことで、常に頭が痛い状態でした。
そしてなるべく温かい食べ物を食べる。
ついでに辛いもの。
そんな感じでなんとかやり過ごそうとしています。
今日も実は昼にモツ鍋を食べて来ました。
気合が入りました。
なんとかこのまま乗り切りたいと思います。
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触れる人のための解剖学
最近になって色々なところで体の話をさせてもらいます。
StudkoRADAさんやチャコットさんやセッションハウスさんなどダンススタジオでは、【カラダの座学】と題して外から見た体の形と骨格や筋肉のつき方から実際の動きを確認するような講座。
福島から始まった【てあて整体塾】では、セラピストを志す方々に解剖生理学の入門とアレクサンダー・テクニークの講座です。
【カラダの座学】はボディーマッピングとも呼ばれると思いますが、内容的には荒木が日常整体師として患者さんやダンサーに話をしている内容や整体スクールで生徒さんに話をしている話です。
脳は整合性を取ろうとします。
辻褄を合わせるって言うんでしょうか。
例えば手の平を見て下さい。
指が五本、手の平から出ています。
手の平は平べったい平面で、そこから細い指が伸びています。
でも、骨的には違います。
手の平の部分もほどんとは指と見えている部分と同じ細い骨です。
指を手の平側から見ると、上から第一関節・第二関節のところにシワがありますが、次の第三関節に見えるところのシワは関節とは違い手の平の皮膚のシワです。
実際の第三関節は手相を見るときに感情線や頭脳線と言われている線のあたりにあります。
そこから曲げると、手の平が半分に曲がるみたいに曲げることが出来ます。
普段は第三関節のシワと思っているところから曲げるようにしていることがあります。
これは肩でも同じことが言えます。
腕は手の指と同じで細くなっている部分ですが、肩は手のシワで言うと第三関節のシワと思われている部分のことです。
これを確認するだけで腕の動きが変わったりします。
頭の中の体の地図を書き換えるという意味でボディーマッピングと言われるようです。
【てあて整体塾】でやっている解剖生理学は、てあて整体スクールの解剖学の授業の内容です。
解剖学は奥が深くどんどん細かくなって行きますが、整体師など体を扱う人に知っておいて欲しいことをまとめてあります。
例えば「頚椎と胸椎と腰椎の違い(こちらのページ>>>)」だとか、股関節の靭帯と歩き方の関係だとか。
骨格や筋肉の名前を覚えるのは各自に任せて、骨の形や筋肉の付いているところから、動きや性質について話をします。
また、血流やリンパの流れのこと、神経系の支配のことなども。
基礎中の基礎を学んでいきます。
それにあるある的な話も登場します。
おでこは頭なのか顔なのか。
手の親指は外側なのに足の親指は内側なのは何故か。
気圧が下がると関節が痛くなるのは何故か。
などなど。
ご希望があればどこでも行きます。
解剖学の話や体の話をするのが好きなんです。
連絡下さい。
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世界陸上
やってますね世界陸上。
夜遅いので見たり見なかったりですが、つい見てしまいます。
昨夜も女子の10,000メートルと棒高跳びを見てました。
美しいですね。
余分なものがないってのが美しいんでしょうか。
男子の100・200・400も予選を何本か見ました。
面白いですね。
最近の400は反って走る人が増えているように思いますけどどうなんでしょう。
反るのはマイケルジョンソンくらいかと思ってましたけど。
100mと200mを走る人と400mと200mを走る人ってのはどういう違いがあるんでしょう。
無酸素運動というのがあって、酸素を取り込まない状態で運動するものですけど。
無酸素にも二種類あって、乳酸系と非乳酸系。
非乳酸系が10秒足らずで乳酸系が30秒位。
てことは100mは非乳酸系でプラス非乳酸系の30秒を合わせると400mになります。
ここまでが短距離走と呼ばれているレースですね。
800m以上は中長距離と呼ばれます。
運動の種類が違うんですね。
面白いと思います。
400mを走るとケツワレと言って、お尻の筋肉が痙攣するみたいな状態になって動けない人が出ます。
無酸素で出来る運動を全部尽くしてしまうとそうなるんでしょう。
限界って言葉が当てはまりますね。
中学校の時に陸上部でした。
走り幅跳び
三段跳び
走り高跳び
棒高跳び
砲丸投げ
円盤投げ
100mハードル
をやってました。
珍しいと思います。
非常に弱小な部活だったので好き勝手にやらせてもらえたんでしょう。
三段跳びと棒高跳びと100mハードルは公式記録があると思います。
競技会に出て結果が出ているからです。
走り高跳びも出ましたが、予選で145センチを3回落として失格となったので公式記録はありません。
こういうのも何だか懐かしいです。
三段跳びは9mちょうど、棒高跳びは270センチ、100mハードルはたぶん15.6秒くらいだったと思います。
放送陸上に出るのが夢でしたけど、あまりにも世界が違って口にするのもはばかられました。
世界陸上。
やっぱり見るのも好きです。
人間の限界はどこにあるんでしょう。
100mは10秒を切れないと言われた時代もありました。
冷戦時代に東側の国で脳のストッパーを外して限界を調べたら、100mは9.6秒が限界だろうと言われたと聞いたこともありました。
ウサイン・ボルトがその後に9・58秒で走って、もう何がなんだか分からないくらい驚いたのを覚えています。
42.195キロを走るマラソンは2時間2分台で走っていると思いますが、2時間3分で計算すると100mを17.5秒で走っていることになります。
たぶん200mくらいしか一緒に走れません。(笑)
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足首はどこで曲がるのか!? ~ 解剖学ページ更新
足首はどこで曲がるのか!?
以前、『踵は足の真下じゃない。』( コチラ >>> ) を書きました。
内容的には似ているんですが、今回は骨の位置の問題ではなくて動きの話です。
足首はどこで曲がるんでしょう。
そもそも足首は曲がる関節なんでしょうか。
何言ってるの!?と思った人は、股関節は曲がらない>>> を読んでみて下さい。
足首の関節は足関節と言います。
踝(くるぶし)の間、脛骨・スネの骨と距骨の間の関節です。
距骨という骨は足部の後ろの方にあって、関節面が上を向いています。
カマボコみたいな形の関節面になっていて、脛骨と関節しています。
ようするに、足首・足関節は踝の下で動きます。
足首は足の前、足の甲とスネの間で曲がる。
足首は踵で曲がる。
そんな風に思っている人が多いようです。
写真を見るとわかりますけど、足関節は踵よりも斜め前上にあります。
そして以前も書いたように
スネの骨の真下に踵の骨はなく。
踝の真下は空間があって地面から浮いています。
この足関節で前後にアーチのような形になった、距骨の関節面上で脛骨が滑るように動きます。
この動きを「足首が曲がる」と言っています。
曲がってるって言うより滑ってるって感じですね。
股関節は曲がるんじゃなくて回る、足関節も曲がるんじゃなくて滑る。
骨の位置関係が分かりやすいように、補助線を書いてみました。
〇のあたりが足関節です。
この位置関係と動きを知るだけで、足首の動きが変わる人がいます。
立ち方が変わって重心が変わる人もいます。