雪
雪です。
かなり降ってます。
昼くらいから降り始めて4時間くらいで既に10センチ以上積もっているみたい。
交通機関はどうなるんでしょう。
などと言いつつこれから出かけます。
明日は午前中に患者さんがあり、夜には六本木でストレッチですが、大丈夫でしょうか。
まあ明日になってみなければ分かりません。
雪が降った時は、いつもとは違う歩き方をします。
太ももを持ち上げる歩き方です。
普段、患者さんに教えているのとは違う歩き方。
どちらかと言うと良くない歩き方と言っている歩き方です。
右膝を持ち上げ前に置く。
次は左膝を持ち上げ前に置く。
これの繰り返しです。
ポイントは膝を持ち上げると言うところと、前に置くと言うところです。
普段は膝を持ち上げるのではなく、爪先を後ろに残して膝は前に勝手に振られるような歩き方です。
足裏全体をペッタリつけて着地するより、普段は前に振り出された足は踵から地面につきます。
でも雪の時は違う。
普段の歩き方だと滑ります。
地面がツルツルするんだから接地面積を広くしなければいけません。
だから足裏はペッタリくっつけます。
そのままで片足体重になるので、軸足側は足裏を地面につけたまま、反対足を前に送ることになります。
あと、肩に力が入りやすくなるので、これも気をつけましょう。
肩に力を入れないでも歩けます。
気をつけましょう。
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歩く影たち
開高健さんの本を読みました。
30代の頃には随分読んだ記憶がありますが、最近はあまり手にしていませんでした。
『歩く影たち』
この本は再読です。
30代前半にはダンス作品を創る時の題名にしました。
そして40代後半でも別にこの題名でダンスを作りました。
思い入れのある本です。
とは言え内容をそんなに覚えている訳ではありませんでした。
ベトナム戦争に従軍した辺りの短編を集めたものです。
あとがきを読むとこの内容で集める必要があったようです。
集まった短編を通して読むと伝わってくるものがあります。
一つ一つの短編では伝えきれないものがあるように思います。
開高健さんの文章は忘れられないものがいくつかあります。
もう既に書かれるべきことは全て書かれてしまったのではないか、小説家に残されているのは文体を残すことくらいしかないんじゃないか、と言うようなことを書かれたことがあったと思います。
この短編集には開高健さんの文体があります。
この文体でしか表現出来ない表出出来ないものがあるように思います。
この文体が好きです。
他にはない濃密なみっちりつまった粒だった、土や空気や風や壁や木や人の肌や焦や血や地や渇きや乾きや乾燥や湿潤や濡れそぼりや内蔵や筋肉や骨や人や陽光や音や音の流れや鳴き声や闇などが体に迫って来ます。
紙の本を手指でめくりながら目で追い頭に浮かべることでしか伝わってこないことがあるように思います。
巻末の日野啓三と言う方の書いた解説の一番最後の一文にこうあります。
「これはベトナムものではなく、文学そのものである。」
確かにそう思います。
それでも一つ感じたこと考えたことがありました。
戦争についてです。
戦争と言うものはどこにもないと言うことです。
そこにあるのは、目の前の誰かに向かって銃を撃ち手榴弾を投げロケット弾を飛ばすことだけです。
そこにあるのは、銃や手榴弾やロケット弾で打たれ裂け割け飛び散り砕けた人や牛や馬や壁や地面や水や池や木々があるだけです。
撃つ側も撃たれる側も相手のことは知らず相手に憎しみもなく、ただ後ろの方からの命令で前を向いて撃っているだけだと言うことです。
行為と結果があるだけです。
極論すれば知りもしない誰かを殺していると言うだけのことです。
それを集めてひとかたまりにして、後ろの方で意味付をしたものが、戦争と呼ばれているだけです。
だからソノモノはありません。
会社と言うものはなく社会と言うものもなく。
あるのは人だけ、いるのは人だけと言うことです。
だから戦争ソノモノには意味がない。
始めるのは簡単、でもやめるのも簡単。
そんなことを感じ思いました。
手を動かしながら話をする。
名古屋で症例別の授業が終わって東京に帰って来ました。(写真は名古屋)
今日は東京の教室で症例別の授業。
続いてしまいましたね。
卒業生が参加していたので少しアドバンスの内容にすることにしました。
症例別の授業では、腰痛や肩こりや膝痛を題材に、患者さんの体をどうやって看ていくか。
そこから原因を考え調整をしていくかをやります。
てあて整体スクールは全く初めて整体を学ぶと言う人が多く、複雑な話だと頭が混乱します。
なのでなるべく単純に話をします。
患者さんを見る視点は形(位置・歪み・ズレ)と動き(可動域・硬さ)に絞ります。
この二つの視点から体を見て、今どうなっているのかどんな状態なのかを知ります。
そこから痛みの原因を考える。
その上で形や動きを整えて行きます。
普通の授業ではだいたいそこまで。
ですが今日は開業したばかりの卒業生もいたので、少し話を進めました。
形と動きを見たら、全体の繋がりを見るようにします。
どうしてそうなってしまったのか。
姿勢なのか歩き方なのか立ち方なのか座り方なのか。
そんなことまで考えてみるように話をしました。
少し混乱しますね。
情報量が増える。
頭の上に???とクエスチョンマークが飛び交います。
それで良い。
考えることが大切です。
ただし、ここで手が止まるのは良くないですね。
てあて整体スクールでは手を動かしながら話もします。
手が動いている時に話が出来ないのでは仕事にならないからです。
順番が決まっている手技だと以外に簡単ですが、触診をしながら治療方針を考えている時に患者さんと話をするのは慣れないと大変です。
手を動かしながら話をする。
しかも患者さんの痛みの原因を考え調整の順番や今後の方向性を考えながら。
いろいろと大変です。
でもなかなか楽しいです。
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文春砲
小室さんが引退を発表した。
60歳を前に自分の音楽が受け入れられているのか必要とされているのかを自問していた時期に、文春砲にやられた格好だ。
週刊文春の記者さんは楽しく仕事をしているんだろうか。
夜討ち朝駆け。
プライベートを過ごす人の超超個人的な生活を白日の元に暴露する。
政治家が公金を使って外遊した時に、どんな風にその日を過ごしたのか誰と会ったのかと言うことではない。
音楽家が誰かの埋もれた楽曲を巧妙に作り替えた手法を暴露したのでもない。
家族の間で話をされるべきと一般には思われることを白日の元に暴露する。
人の不幸は蜜の味。
蜜の味を味わった時の笑顔はどんなだろう。
疲れが取れ痛みが取れ出来なかったことが出来た時の笑顔を見られる仕事をしていて良かったと思う。
彼らの仕事は楽しい仕事なんだろうか。
ボディマッピング
ボディマッピングって聞いた事ありますか。
体の地図なんて言われたりします。
体の中にある骨格や筋肉のつき方を知り確認することで、外から見た体の形との違いを知って、動き方や動かし方が変わるような事を期待します。
例えば手の指について。
指と言えば手の平から伸びた細くなっている部分の事です。
では指は細くなり始めのところから曲がるのかと言うと違います。
指は手の平の上から3分の1位のところで曲がります。
手相で言うところの感情線や頭脳線の辺り。
初めてこれを知った時の感覚は今でもわすれません。
何だかとても気持ちが悪かった。
すごい違和感を感じました。
だって手の平が途中で手袋を折りたたむみたいに曲がるんです。
解剖学を学んでいるかどうかは関係ないかも知れません。
ソレを実感するかどうか。
外から見て細くなっているところから動くように見えるのは、人の脳の習性なんだろうと思います。
頭と首の関係や上半身と腕の関係なんかもそうです。
それ以外にも色々。
形だけじゃなくて、言葉・名称も影響があるように思います。
背骨と言えば背中にあると名称自体が指し示している感じがします。
でも背骨・脊椎は背中に張り付いている訳ではなく、もっと体の中心に近い位置にある。
例えば股関節。
日本では股(また)の関節と呼ばれますが、英語だとHipbornでHip(お尻)の骨って事ですよね。
僕の持っているヒップが差すお尻の位置のイメージが、英語を母国語とする人のそれと違っているかも知れませんけど。
でも股と尻は随分違うイメージです。
その言葉に引きずられるイメージは強いと思います。
患者さんに体の使い方をアドバイスする時に、このボディマッピングを使う事があります。
姿勢や立ち方や歩き方など、意識を使って直していると長く続かない事がある。
そんな時に脳の持っているイメージを書き換える事で、姿勢や立ち方や歩き方が変わる、あるいは変えやすくなる事があります。
自分でも出来るんですけどね。
習慣的になっていると難しいです。
上手く伝えられるように日々工夫です。
石鹸とシャンプーと減塩と蜂蜜
色々と考えて頂いているのは重々承知しておりますが、個人的にはイランハコンナモンという事はありますねどうしても。
申し訳ないですけどね。
あの洗った後に流しても流しても流しても流してもヌルっとする石鹸はあれは何ですか?
保湿とか肌がしっとりとかそういう事なんでしょうか。
サッパリしたいんです。
顏洗ったらサッパリ。
すっきりしたいんですスッキリ。
それがアレです。
ついでにシャンプーもありますね。
しっとりすると言う向きもあろうかとは思いますけど、やっぱり洗ったらキュキュキュッとしたいんですよ。
髪に悪いとか肌に良くないとか関係ないんです。
減塩ナントカってのもどうですか?あれは。
うっすいでしょ。
味が。
薄いんです。
塩気がないってのじゃなくて薄っぺらなんですよ味が。
ええええ。
あのこれ個人的な意見ですから。
好きな人がいるのは分かります。
いや分かりませんけど分かります。
あれはどうなんでしょう。
蜂蜜の入った梅干し。
もう何なんだろう。
甘いの?
塩っ辛いの?
どうしたいの?
お茶漬けとか出来ますか?
あの蜂蜜梅干しで。
僕は無理なんです。
僕は梅干しでお茶漬けがしたいんです。
なのに何故。。。
昔ながらのも品揃えして頂きたいと。
そう強く思うところで御座います。
JAMESON
ウィスキーを飲める店がないと書きました。
とは言え全くない訳ではありません。
てあて整体スクール名古屋教室2日目。
スクールが終わって患者さん一人見たら時間が出来たので、名駅周りを少しウロウロ。
名古屋では名古屋駅辺りの事を名駅・メイエキと言います。
確かHUBがあったよなと歩いていたらありました。
中を覗くとお客さんがパラパラ。
まだ17:00過ぎですから当たり前ですけどね。
でも地域性と言うか土地柄もあるんでしょう。
日本人と外国人のおじさんが数名ずつ。
日本人は若い女性も一人いました。
ハッピーアワーとかで安くなっていたのでジンライムを一杯。
仕事終わりだったのでキュキュキュ〜っとなくなりました。
外を見ると絶妙な時間帯。
もう一杯くらいと思ってメニューを見ました。
JAMESONがある。
これ好きなウィスキーなんですよ。
お値段もリーズナブル。
ではと、JAMESONをショットで下さいと言うと、シングルですかダブルですかと聞いてくる。
聞かれればダブルと答えるしかないじゃないですか奥さん。
おじさんとしては勝負にこだわる男が抜けず、つい見栄を張ってしまうんですかね。
自分ながらアホかと思います。
けっこう多めだなぁと眺めていたら、気付くともうカラ。
今度はシングルでと次の一杯を飲んで出たのが18:00前。
ちょうど良い感じでした。
ごちそうさまでした。
何かを始めようと決めた後に、出来ない合理的な理由が起きたら気をつけた方が良い
何かを始めようと決断したり、やっと決心して今度こそやろうと決めた後に。
自分の決心が揺らいだとか。
心配になったとか。
自信がなくなったとか。
やっぱり無理なんじゃないかと思ったりとか。
そういう事ではなく。
そんな事は考えたこともないのに。
合理的な理由。
致し方ない理由。
自分ではどうしようもない理由。
防ぐ事の出来ない理由。
などが起きてしまったら。
気をつけなければいけない。
それは自分が招いています。
もちろん貴方が決心を揺らがせたのではない。
どこか気弱になったんじゃない。
自分で出来ない理由を作ったんじゃない。
貴方がやらない方が楽だと思ったんじゃない。
でも。
それは貴方が招いています。
それでもやると言う決断をしていなかった。
覚悟をしていなかったという事です。
覚悟しないで進めたという事です。
全ては自分が招いた事です。
てあて整体スクールで教えている事。 症状別
整体スクールの授業で症例別を教える時に心がけていることは、患者さんの症状を聞いたり状態を見たりした時に、自分で考えられるという事です。
自分で考えられるとは、誰かに教えられた手順をただ繰り返すのではなく、目の前にいる患者さんの症状や状態に対応するという事です。
とは言え、整体スクールに来ているのは、基本的には整体師になる前の人達です。
卒業して初めて患者さんを見たり調整したりする人達です。
だから最初から複雑なことは教えないようにしています。
しばらく勉強していると、もっと専門的で複雑なことを知りたいと思い始めるものですが、それでも基本的な事ベーシックな事を教えます。
触診で得られる情報は信じられないほど大きなものですが、最初は歪みと硬さを触知する事が目的です。
それ以上は臨床に出るようになってからで十分です。
基本は2つです。
形と動き。
あるいは歪みと働き。
もしくは構造と機能、と言っても良い。
関節の歪み位置のズレと、関節の動き(筋肉の硬さ)です。
これを整える。
これだけ。
そこから入ってもらいます。
患者さんを見て、この2つを探し調整します。
それが出来るようになるための授業をします。
もちろん症状別に傾向の話はしますけどね。
でもそれには引きずられない方が良い。
あとは調整のための手技を使えるものにすることと、患者さんの歪みと硬さが分かるようになる事。
つまり触診です。
地味ですけど、そこからしか始まりません。
コツを教える。
上手く出来ない事があって、こうすれば上手くいくというコツがあるとします。
こうすれば上手くいくコツなんだから、こうしたら上手く行きます。
当たり前ですね。
ところがそれはいつまでもどこまでも、こうすれば上手くいくコツ、という事ではありません。
今この時にだけ上手くいくコツです。
何故ならコツと言うのはそもそも、"今この時の技術や状態を含んだあなた"に向けたものという事を含意しているんだから。
だからなのか。
今上手くやるためのコツ、を教える時に後ろめたい気分になります。
こうすれば上手く行くよと、簡単にすぐに出来るコツを教えなければいけない時には気兼ねがあります。
今ではない状態、もう少し上達したり変化向上したあなたになったら、また別のコツを教えなければいけなくなるから。
そんなことになると、あなたはずっと一生教えてもらう人になってしまう。
誰かに教えを乞う人になってしまう。
自分で考え自分で工夫出来ない人になってしまう。
教えるなら、出来るだけ基本、根本のところ、ベースとなることを教えたいと思う。
最近流行らない面倒な性格です。