アウェアネス
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アレクサンダー・テクニークのステップ・バイ・ステップについて。
・今の状態を観察する。 → オブザベーション
・習慣的な使い方やリアクションに気付く。 → アウェアネス
・何かやろうとしている思いを抑える。 → インヒビション
・元々の方向性(向き)を思う。 → ディレクション
これらのうちオブザベーションについては書きました。
アウェアネスについて少し書いておきます。
アウェアネス(気付き)
観察することによって気付きます。自分の状態がどうなっているか。
筋感覚的なこともあるし、それ以外のこともあります。
気付いたことを言葉にしてもらうことで、教師に伝えてもらうこともあります。
あら木の場合はよく聞きます。
今はどんな状態ですか。
どんな感じがしますか。
などなど。
それは正解を求めての質問ではありません。
その日その時その瞬間に、生徒さん(受け手)自身に何が起こっているか、そしてそれを自身がどんな風に感じているかを知りたいんです。
そしてその時に使う言葉も大切に思っています。
アレクサンダー教師は手や目で生徒さんの様子を感じたり見たりしています。
その感じたり見たりしたことと、生徒さんが感じたり見たりしたことを擦り合せます。
そこから次のステップを考えたり実行したりします。
気付くまでに時間がかかる人もいます。
当然のことと思います。
今まであまりやったことがないことをしている訳ですから。
ああそうかこういうことか、と気が付くようになるのに時間はかかります。
でも、頭で(意識で)気付くまでに時間はかかるかもしれませんが、体が反応していることもあります。
そうやって少しずつ進んで行くことになります。
インヒビション(抑制)、ディレクション(方向性)については続きます。
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