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引き上げと胸を開かないことと。

読了までの目安時間:約 4分

今日は大人バレエの話


一番ポジション(※1)でバーを持って立つとき。
5番ポジション(※2)でフロアに立っているとき。
「胸の下を締めて開かないように。」
なんて言われます。
胸とは肋骨で包まれた鳥かごのような形をした部分のことで、胸郭と言われているところを指しています。
胸郭は昔のロケットの形、たけのこの里のたけのこ形、ふっくらした円錐形みたいになっていて、下に行くほど広く大きくなっています。
その下の部分を締め付けて膨らませないようにと言われます。
(下に全身骨格図あります。)


同時に
「引き上げて!」
とも言われます。


勘違いが多い注意だと思います。
引き上げをしようとすると、大人バレエな皆さんは胸を上げようとします。
その上げようとしている胸は、殆どの場合は「胸郭の前にある胸骨」の部分をイメージしています。
触ってみると分かりますけど、胸(胸郭)は前に少し凸になっています。
逆に後ろ側は後ろに少し凸になっている。
この前に凸になっている胸骨(真ん中の骨)を上に向けようとすると、前の凸が強調される代わりに、後ろの凸は下に向いて下がります。
そして胸郭の下の広がった部分は、前に向かって口を開けるような状態になります。
ゆっくりやってみて下さい。
何も考えずに、胸の前を天井に向けると、お腹が前に出てくるでしょ。
胸の下の広がった部分が前にせり出すことになります。
そうやって胸の下を広げるようにしたあとに、「胸の下を締めて開かないように」しようとします。


無理です!(笑)


じゃあどうやってやればイイのよ!
ですよね。


問題は胸が開くってことです。
引き上げをしようと思うことで、胸の下・胸郭の下を前に向けて広げてしまっています。
これが間違い。
引き上げは胸ではなく脊骨だと思ってみて下さい。
そして背骨は背中で触れる骨より、ももっと前にあることを確認しましょう。
背中に触れる骨は背骨(脊椎)のうち、後ろに出っ張った部分、棘突起と言うものです。
この棘突起よりも胸だと7・8センチも前に胸椎とよばれる背骨があります。
胸の前と後ろの間にあるんですね。
その背骨の力を抜くと、上に頭の方に向かって伸びていきます。
これが引き上げの感覚です。
引っ張るって言うより、伸びていくイメージです。


もう一つ別のイメージ。
丸い空気が少し抜けた風船をイメージしてください。
その風船の上・中心位をつまんでゆっくり引っ張ってみてください。
風船は縦に長くなります。
今まで横に広がっていたものが、上に伸びてくことで縦に長くなる。
胸郭もこのイメージです。
胸郭の中心あたりにある脊椎(背骨)が上に伸びていくと、胸郭は縦に長くなって胸郭の下は長くなることで狭くなってくる。
この狭くなってくるのが、「胸がしまっている状態」に見えると言うことです。


一生懸命やりたいのは分かります。
でも、引き上げも胸を開かないのも、力ずくでやるものではありません。
すぅっと上下に伸びていく、広がりのある動きなんです。


全身骨格・てあて整体スクール
※1 1番ポジション=左右の踵同士をつけて、つま先を出来るだけ真横にして立った状態。(股関節外旋位)
※2 5番ポジション=右の踵に左のつま先、左の踵に右の踵をつけるようにして立った状態。(股関節外旋・内転位)
どちらもバレエの基本ポジション(立ち姿勢)です。




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