何を見るか
最近、患者さんの動画を見ることが増えてきた。
自分が踊っている動画を見てアドバイスが欲しいということ。
整体師としてなのかダンスを35年やっている人としてなのかアレクサンダー教師としてなのか。
考えてしまうとナンダカわからなくなりますが、見させて頂いていろいろモゴモゴ言っています。
見るときには気をつけていることがあります。
粗探しにならないこと。
出来ていないことを探さないこと。
こうすれば良くなるという方法を教えないこと。
患者さんは自分の粗探しをします。
どこをどうやって”直せば”良いかを知りたいと思っています。(たぶん)
でも、ちょっと待って。
見るときは触診と同じで、今どうなっているかを見るようにしています。
ダメかどうかは横に置いて、動画で起こっている事を見るようにしています。
そうしないと本質が見えなくなる気がします。
ダンスやバレエを教えるのはダンスやバレエの先生です。
整体師としてアレクサンダー教師として体や心の使い方を見る。
患者さんはバレエやダンスをよく知っている荒木さんとして、バレエやダンスのアドバイスを貰いたいと思っているのは知っているんですが、だからと言ってバレエやダンスのアドバイスをするのは大きな勘違いになることがあります。
体の使い方をアドバイスすれば、それが患者さんにとってバレエやダンスのアドバイスになるようです。
ダンスの先輩としてのアドバイスもあります。
35年やってますしね。
プロもアマチュアも子供も大人も本当に沢山のダンサーを見てきました。
先生と生徒の言葉の翻訳!なんかはけっこう得意です。
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