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大腿骨は真横には入ってません。 ~ 解剖学ページ更新

読了までの目安時間:約 3分

大腿骨は骨頭から頚部が斜め下に向かって伸び、大転子から膝の方に向かって骨体があります。
L字を逆さにしたような形です。
骨頭は寛骨の臼蓋にはまっています。
大転子から股関節へは体の横から内側に向けて入っています。
この入り方のことです。


大腿骨は股関節に真横からは入っていません。
少し後ろから入っています。



これ意外に知らない人が多いかもしれません。
股関節の前捻と言われていて、15度くらいの角度があります。
大転子が外旋した位置にあるということです。
図を見てみましょう。
(筋骨格系のキネシオロジーより)


HIPJOINT・てあて整体スクール

人によってかなり違いますね。
これだとどんなことが起こるでしょう。
例えば過度の前捻の場合。
大腿骨がかなり後ろから股関節に入っているので、爪先が前を向いている時に大転子が後ろにあるようになります。
これだと、爪先は外旋しにくい(外を向きにくい)状態です。
内股になりやすい可能性もあります。
爪先を外に向けようとすると、大腿骨がすぐに臼蓋の端にぶつかってしまいます。
逆に後捻の場合。
大腿骨は真横に近いところから股関節に入っているので、つま先が前を向いている時に大転子は真横近くを向いています。
これだと、つま先は外旋しやすい(外に向きやすい)状態です。
爪先を外に向けていっても、股関節と大転子の後ろにスペースがあるので、なかなか大腿骨と臼蓋はぶつかりません。


患者さんに腹臥位になってもらって、大転子を触診すると違いが分かります。
運動をしている患者さんの腰痛などで原因の一つになる可能性があります。
特にダンスをしている方は、股関節の外旋(ターンアウト)をよくするので注意が必要です。
ちなみに大腿骨骨頭から頚部は斜め下に出ていますが、この斜めの方向もかなり人によって違います。
以前、民族によって違うと言う話も聞きました。
これについてはまたいつか。

踵は足の真下じゃない。 ~ 解剖学ページ更新

読了までの目安時間:約 3分

踵の骨(踵骨)はどこにあるか。
足の下ですね。
では、足の骨(脛骨・スネの骨)の真下にあるのか、と言うとそうではない。
踵骨は少し長細い形をした骨で、スネの骨の下から斜め後ろに向かっている骨です。


下腿・てあて整体スクール

あれっ!?と思いましたか。
普段の感覚では脚の骨は真下に向かっているものと思いがちです。
でも、実際は真下に向かっている訳ではない。
横から見ると、数センチは後ろに出ている骨です。
また、写真から分かるように、足の骨はアーチ状になっていて、土踏まず当たりがドームのようになって浮いていることも分かります。
少し極端に言うと、足部は三脚のような形です。
とても安定していますね。
二本の足で竹馬のように立っているのではなくて、一本ずつの足は三脚のように安定した構造になっている。
その上に胴体が乗っかっているということです。
重心や立ち方を考えるのにも大切なイメージです。


もう一つ。
今度は後ろから見たところです。
下の図をよく見て下さい。
スネの骨(脛骨)の真下にはありません。
少し外に位置しています。
後ろから見ても真下にはなくて外にズレているんですね。
これは、筋力がなくなってしまった時などに、どちらに脚が倒れるかを考えると、良くできているなぁと言うのが分かります。
人間の体はフェイルセイフに出来ているんですね。
(フェイルセイフとは何らかの装置やシステムが誤作動したり誤動作した時に、安全側に制御されていると言うことです。)


footjoint・てあて整体スク-ル

ついでにもう一つ。
ハイヒールを履いた時の骨の位置関係です。
ヒールの真上にスネの骨(脛骨)があるとイメージしていると、後ろ重心になってしまいます。
また、つま先だけに重心が乗っていると前ももに力が入って脚が太くなってしまいます。
ヒールを履く女性は、この図を見てイメージしてみてはどうでしょう。


ヒールでの立ち方・てあて整体スクールヒールでの立ち方

膝は曲げると捻ることが出来る。 ~ 解剖学ページ更新

読了までの目安時間:約 4分

膝は曲げると捻ることが出来ます。
と言うことは、伸ばすと捻ることが出来ない関節です。
ここに膝の故障の原因の多くがあります。


椅子に座って軽く膝を曲げてみて下さい。
踵を床につけて爪先を左右に動かしてみて下さい。
膝関節がねじれて動くのが分かります。
特に痛みとか引っ張り感はないと思います。
今度は膝を伸ばしてみて下さい。
膝を伸ばしたまま、踵を床につけて爪先を左右に動かしてみて下さい。
膝関節も爪先と同じように左右に動くのが分かります。
この時、膝関節はねじれてないんですね。


膝写真・てあて整体スクール

そんなの当たり前。


そう思いますよね。
自分の身体ですから。
いつもと同じ動きです。
でもこれを知らず知らずのうちに、伸ばしたまま捻ろうとしたりしてしまうことがあります。
さっきと同じように椅子に座って軽く膝を曲げてみて下さい。
足裏をべったり床につけたら、膝を内側に倒してみて下さい。
少し膝がねじれるのが分かります。
ではこのまま、膝を内側にしたままで膝を伸ばして来て下さい。
爪先と膝のお皿の向きが違ったままです。
膝が伸びきる直前で、膝がねじれるのが分かります。
はいストップ!
ねじれる感覚があったらやめて下さい。
膝がねじれたまま膝を伸ばしていくと、膝の故障に繋がる可能性があります。


スポーツやダンスで足をついて移動したり動いたりする時に、ひねってしまう危険性があります。
無理にひねっていると膝の痛みとして出る場合もあります。
また、内股で歩くクセのある人や逆に外股で歩くクセのある人は注意が必要です。
整体師としては身体の使い方・膝の使い方を指導する必要があるかもしれません。


膝関節・てあて整体スクール

膝は二本の骨で出来ています。
一つは大腿骨(太ももの骨)でもう一つが脛骨(スネの骨)です。
膝の下の外側に小さな骨の出っ張りがありますが、これは腓骨頭と言う部分で大腿骨でも脛骨でもありませんが、膝関節には関係していません。
この二つの骨の関係や動きが膝の動きと言うことになります。
実際にはもうちょっと複雑な動きをするんですが、概ね上に書いたようなことを覚えておくと良いでしょう。
(伸びている時はねじれない。)
形は大雑把に捉えると、平らな面(脛骨の上)に球(大腿骨の下)が乗っている形です。
とても不安定。
なので、横ずれしないように半月板が間にあります。
半月板は上に乗っている球体がズレていかないようにする働きとクッションの働きがあります。
そして大腿骨と脛骨を前後左右の靭帯でつなげています。
外側側副靭帯・内側側副靭帯と前十字靭帯と後十字靭帯です。
前後に曲がるように上手く出来た関節です。


前十字靭帯と後十字靭帯が、どうして前後に交差しているのか。
こうなっていると、膝関節が曲がった時に大腿骨と脛骨の関節面が離れていかないんです。
でもそれがどうゆう経緯と言うか進化の過程でそうなったのか、そこが分かりません。
個人的には不思議なところなんですよね。
いつか分かったらまたお知らせします。

胴体と言えば胸椎12番(Th12)

読了までの目安時間:約 4分

解剖学ページの更新です。
今日は胸椎12番(Th12)についてです。
先ず胸椎って何!?と言うことについて。
胸椎は脊椎(背骨)のうち上から8番目から19番目までの12個の骨のことを言います。
(上7個は頚椎・首の骨)
胸椎には左右に肋骨が付いて(関節して)いて、胸郭を形作っています。
だから動きはある程度制限されます。
英語ではスラシック(Thoracic)と言うので、頭文字を取ってTh1(胸椎1番)などと呼んだりします。
こんな骨です。


胸椎12・てあて整体スクール

この骨には他の椎骨にはない特徴があります。
先ず関節面です。
写真は胸椎の模型に色を塗ったものです。
左側が胸椎側で右側が腰椎側です。
関節面に少し色をつけたので分かるかと思いますが、左側の胸椎側との関節面は写真で言うと上(実際には背中側)を向いています。
そして右側の腰椎側との関節面は写真で言うと手前(実際には体の横側)を向いています。
胸椎12番の上の関節面と下の関節面の向きが90度違っています。
他の胸椎の関節面は上下とも全て背中側を向いています。
腰椎の関節面は上下とも全て横側を向いています。
なのに胸椎12番だけが、その椎体の上下で関節面の向きが90度違っている。
不思議ですね。
でもこの90度違う位相になっていると言うことで、脊椎と言う棒状の形態をしたものは、上下で回転が出来ることになります。
関節面が徐々に変化していくのでは回転が出来ない。


次はこの胸椎12番についている筋肉についてです。
胸椎12番の背中側には僧帽筋が付いています。
僧帽筋の停止部の殆どは肩甲骨です。(僧帽筋は背骨と肩甲骨をつなぐ筋肉)
肩甲骨は上肢(腕)の途中にある骨です。
つまり胸椎12番は腕の始まりにある骨と言うことになります。
また、胸椎12番の腹側には腸腰筋が付いています。
腸腰筋の停止部は大腿骨小転子です。
つまり胸椎12番は脚の始まりにある骨と言うことになります。


広背筋も上肢と肩甲骨に繋がっているので、胸椎12番だけでなく腰椎1番から5番までが、上肢と下肢に繋がっていると言えます。
ただし、胸椎12番だけが上下の関節面の位相の違いがあり、上肢と下肢に繋がっているので、胸椎12番は特別な骨と言えるように思います。
個人的には「胴体と言えば胸椎12番」だと思っています。


胸椎12番は上肢からも引っ張られ、下肢からも引っ張られます。
その上、上下の関節面の位相が違うことで、上下の関節での動きが違います。
左右の上肢や左右の下肢からの引っ張りにアンバランスが生まれると、胸椎12番の空間位置は歪むことになります。
他の椎体も歪みますが、胸椎12番の歪みが多いように臨床的には見えます。
東洋医学的には腰痛の特効穴がこの周りに多いのもうなずけます。

血液は90%しか心臓に戻らない。 ~ 解剖学ページ更新 ~

読了までの目安時間:約 3分

正確に書くとこうなります。


心臓から出た血液で血液として戻って来るるのは90%です。


ではあとの10%はどこに行くのか?
そんなことありえない。
と思いますよね。
今、説明します。


循環・てあて整体スクール

※黒い円(中に十字)が心臓で、下が体を巡る体(大)循環と呼ばれている経路で、上が肺を通って酸素を取り込む肺(小)循環と呼ばれています。


心臓から出た血液は動脈を通って体の隅々にまで流れます。
血管はだんだん枝分かれし細くなって行き、毛細血管と呼ばれる細い血管になります。
毛細血管はまた少しずつ合枝されて行き、少しずつ太くなって静脈を通って心臓に戻ってきます。


体の隅々まで流れ毛細血管までたどり着いた血液は、毛細血管の壁を通り抜けて(濾過)周辺組織に染み出て行きます。
ここで運ばれてきた成分が使われると言うことですね。
染み出た液成分は、毛細血管の静脈側に吸収されます。
この時、染み出た成分のうち90%位しか戻りません。
(だから血液として戻ってくるのは90%)
ではあとの10%はどこに行くのか.


毛細リンパ管に吸収されて入っていきます。


毛細リンパ管も少しずつ集まって行き、最終的には鎖骨下静脈とつながります。
鎖骨下静脈のところでリンパ液は少しずつ静脈に戻っていくことになります。


心臓から出た血液は心臓の拍動だけでは4・50センチ位しか送り出せません。
頭の中とお腹の中くらいまでです。
血液はその後は動脈の蠕動運動(ぜんどううんどう)や重力で体の端まで運ばれます。
体の端まで行った血液は、静脈に乗って心臓に戻りますが、静脈は蠕動運動をしません。
替りに逆流しないように弁が付いています。
そして、静脈の容積は動脈の3倍でしかも収縮性が8倍もあるので、とても沢山の血液を貯めることが出来ます。
動脈から静脈への血液の流れは、細い川から広い池に流れ込んだ水のような感じです。
つまり静脈では血液は流れにくい。
しかも動脈で送られてきた血液の10%はリンパに行ってしまう。
その上、リンパは戻りだけで、心臓のような押し出す器官がないので、とても流れにくくなっています。


静脈での血液の流れは、静脈の周りの筋肉が収縮することで、静脈を圧迫し弁の作用によって心臓に向かって移動すること。
同様に静脈の周りの動脈が動くことで、静脈が圧迫され同じようなことが起こります。
リンパも同様。
周りの動きによって少しずつ動くと言われています。


心臓から遠くて大きな筋肉は、下肢の筋肉群です。
歩くことが血流改善に良いのは、そのためでもあります。
歩きましょう!

首の動きの半分は頚椎一番二番 ~ 解剖学ページ更新

読了までの目安時間:約 4分

脊椎(背骨)の話です。
首の骨のことを頚椎(けいつい)と言います。
頭の形の記事(頭は卵を横に寝かせた形 >>>)でも書きましたが、ちょうど耳と耳を繋いだ真ん中辺りから始まっています。
上から順番に名前が付いていますが、分かりやすい名前としては、頚椎1番・頚椎2番・・・頚椎7番と番号で呼ぶ呼び方です。
このうち頚椎1番と2番は別の名前で呼ばれることがあります。
頚椎1番を環椎(かんつい)、頚椎2番を軸椎(じくつい)と言います。
この呼び方は形から来ています。


頚椎1・2番・てあて整体スクール

環椎は環(輪=わ)のような形をしていて、軸椎は椎体の部分に軸のような突起があります。
この突起は歯突起(しとっき)と呼ばれています。(写真参照)
軸椎骨(第2頚椎)の歯突起の上に環椎(第1頚椎)が被さったような位置関係になっています。


脊椎の一つ一つの椎骨の間には椎間板があります。
腰椎などではヘルニアを起こすことがあるので聞いたことがあると思います。
この椎間板は軸椎(頚椎2番)から仙骨までの椎骨の間全てににあります。
ただし、頚椎の1番(環椎)と2番(軸椎)の間にはありません。
(頚椎一番と頭蓋骨の間にもありません。)
替りに頚椎1番と2番の間には関節があります。
頚椎2番を人が座っている形になぞらえると、ちょうど肩の部分が関節面になっています。
頚椎2番から下の回旋などの可動域(首を横に向けるなど)は、椎間板があるので制限されます。
椎間板で上下の骨が繋がっているので、左右に回りにくいってことですね。
でも、頚椎の1番と2番の間には椎間板がありません。
なので、回旋の制限はかなり少なくなります。


首を横に向ける動き(回旋)の45%くらいは、頚椎1番と2番で起こっていると言われています。


ということは、頚椎1番と2番の動きを止めてしまえば、首を横に向け(回旋)にくくなるということになります。
例えば、首を上に向けると(頚椎伸展)、後頭骨と頚椎1番2番をつなぐ筋群が収縮するために、首を横に向けにくくなります。
上に向けなくても、顔を前に出すと同じ状態になります。
猫背で首を前にしている人は、首を横に向けにくくなっているということです。
自分ではそうはなっていない、これが普通だと思っていても、解剖学的には制限せれています。
自分の今の感覚が普通になっているので、制限されていない状態が分からないってことですね。
首の動きが制限されると、横を向く時などに代償運動として肩や上半身を動かすことになります。
これが肩こりに繋がったりと言うこともありますね。
首が前に出ている人は、首だけ後ろに引いても状態はよくはなりにくいですね。
首(頚椎)から繋がっている、胸椎や腰椎、そして腰椎から繋がっている骨盤の向きや動きも見ていく必要があります。


とおろでにちょっと別の話。
頭蓋骨と頚椎1番の間の関節を動かすとYESの動きになります。
頚椎1番と2番の間の関節はNOの動きになります。
人の頭を動かす動きの、一番上はYESで二番目がNOってのは面白いですね。

参考 :
頚椎と胸椎と腰椎の違い >>> http://teate.co.jp/blog/blog1610032.html
頚椎の特徴 >>> http://teate.co.jp/blog/blog1707061.html

股関節は曲がらない ~ 解剖学ページ更新 ~

読了までの目安時間:約 2分

股関節は曲がりません。
言葉の遊びで言っている訳ではありません。
実際の動きと使っている言葉が違うと、頭が勘違いしてしまうことがあります。
言葉を変えるだけで動きが変わることがあります。
なので確認しておきます。


股関節は回る関節です。


骨盤前面

股関節は骨盤の上下の真ん中あたりに、横に向いている関節です。
骨盤側の臼蓋(きゅうがい)と呼ばれるお椀のようになった部分と、太ももの骨(大腿骨)の上端の球状になった骨頭(こっとう)と呼ばれる部分でできています。
臼蓋に骨頭が収まって、くるくると回るように動く関節です。
股関節で前に曲がる訳ではありません。
もちろん見た目はカラダは前に曲がっていますが、股関節では骨頭が回っています。


姿勢・てあて整体スクール

カラダを前に曲げる格好のイメージです。
図の左側○印の方が股関節を回しているイメージ。
右側の×印の方は股関節あたりで曲げているイメージです。
多くの人は右側の×印のイメージで曲げています。
このことが腰部に影響して腰痛を起こすこともあります。
患者さんに歩き方や座り方やカラダの動かし方・使い方を教える時に、上のような図を描いて説明することがあります。


もう一つ。
股関節はカラダの一番下にはありません。
坐骨が一番下で、その上に股関節があります。
上半身を頭蓋骨から骨盤まで繋がる一つのユニットとして捉えると、股関節はその途中にあります。
このイメージも大切です。

筋膜や筋膜リリース  ~ 解剖学ページ更新 ~

読了までの目安時間:約 3分

筋膜と言う言葉を意識し始めたのは10年位前だと思います。
整体の勉強をしていた20年位前は、筋膜についてはあまり興味がなかった。
と言うか筋膜が重要だと言っている人や、筋膜にスポットを当てた療法もあまり多くはなかったと思います。
筋膜リリースの本を最初に読んだのは、それでも2000年位だったと思います。
最近になって筋膜に関連することを見聞きすることが増えてきました。
ここ5年位のことだろうと思います。
個人的にはアナトミートレインと言う筋膜関係のワークショップに行ったのが2008年でした。


筋膜は筋繊維を包んでいる組織です。
骨格筋(横紋筋)と違って、いろいろな方向に伸び縮みすることが出来ます。
膜と名前がついていますが、平面的ではなく立体的なものだと考えた方が良さそうです。
四角い箱の中に蜘蛛の巣が、全体に張っているような印象かなと思います。
筋膜は繋がっていると考えられています。(アナトミートレインから)
例えば僧帽筋から上腕三頭筋を通って手指の先まで繋がる筋膜や、足裏からフクラハギを通って内転筋から腸腰筋・肺を超えて舌まで。


このことは整体師にとって最近は常識ですけど、一般にはそんなに知られていないかもしれません。
筋膜が繋がっていると、一部の硬さや動きの悪さはその一連の繋がり全体に影響を与えたりします。
だから、首が痛いのに手や指を調整したり、腰が痛いのに臀部やハムストリングスやフクラハギを調整したりする整体師がいる訳です。


試しに、一つやってみましょう。
首を回して右と左を見てください。
どちらか見づらい方がありましたか?
見づらい方があったら、その見づらい側の手の薬指の爪の周りをもんでみてください。
爪の先の小指側に少し痛い所があるかもしれません。
(右に向きづらかったら、右手薬指の爪の先の外側)
指先を揉んだら、もう一度見づらい側を見てみてください。
向き易くなりましたか?
不思議ですねぇ・・・なんてことはなく、向きづらい側の筋膜の一番端を緩めることで、全体に影響を与えました。
そのことで向きづらい側の筋膜全体が少し緩み、動きが改善されたと言うことです。
そんなに大きな変化ではないとは思いますが、変化があるのは間違いないと思います。


以前は動きを筋肉だけで考えていたものが、筋膜の繋がりも含めて考えるようになりました。
そうするとヒトの体や動きはずいぶん違って見えて来ます。
こう言うことも伝えて行きたいと思っています。

胃の中は体の外です。 ~ 解剖学ページ更新 ~

読了までの目安時間:約 5分

今回は骨格や筋肉の話ではありません。
胃の話。
と言うか体の中と外の話です。
体の中と言うのは身(み)の中ですね。
つまり皮膚など外界との境界の内側にある部分のことです。
なら胃は体の中じゃないか!?と思う人は多いと思います。
もうちょっと説明します。


ドーナツの穴はドーナツの外にあります。
この場合の外と言うのは、ドーナツの食べられないる部分のことです。
ドーナツの穴はドーナツの表面の外側にあります。
だからドーナツの穴はドーナツの外にある。
ドーナツの穴、食べられないでしょ。
同じように。
ちくわの穴はちくわの外にあります。
同じように。
人間の消化管の中は、人間の外側にあります。
つまり。


胃の中は体の外にある。


まだ納得行きにくい方のためにもう一つだけ。
人の体と外との境界は、空気に触れているところです。
腕や足やお腹や胸など、手で触れられるところは体の外、と同時に空気に触れています。
口を開けてみてください。
口の中にも空気が入っています。
口の中は空気が触れている部分、皮膚と繋がっています。
手で触れられますよね。
だから口の中(口腔・内側)も体の外です。
その口の中から空洞でつながっているのが胃です。
小腸も大腸も同じ。


なんとなく分かってきました?


それでどうしたか。
そうなると逆に、関節の中や脳脊髄は体の中です。
外界に触れていません。
皮膚など体表とつながってもいません。
体の中に閉じこもった閉鎖された空間です。


閉鎖された空間なので、外からの圧力で状態に変化がおきます。
外からの圧力は目に見えませんが、よく天気予報やスピリチュアルな方々も話をしていることがあります。
天気予報では気圧のことを言っています。
梅雨の時期や台風の時期には、低気圧がやって来ます。
外の気圧が低いと言うことは、体の中(密閉された空間)は外に引っ張られます。
逆に外の気圧が高いと体の中は圧迫されます。
飛行機に乗って高度が上がると気圧が下がるのでポテトチップスの袋が膨らんだり、深く潜ると水圧が高くなって物がペチャンコになったりするのと同じです。
気圧の変化は、体の中の状態を変化させているということですね。


また月の満ち欠けも同じです。
月の見た目の大きさは、大きくなったり小さくなったりします。
これは近づいたり遠ざかったりしていると言うことです。
また、地球の周りを毎日回っています。
月にも地球との間に引力があります。
そのことで潮の満ち引きが生まれています。
海水面が毎日数メートルも上がったり下がったりしています。
もの凄い力ですよね。
月からの引力によって、地面にいる人だけでなく様々な動物は影響を受けています。
と言うか月の引力を前提として、地球上の生物はここまで進化して来ました。
どんな影響があるかは一概に言えませんが、何か影響があると考える方が合理的です。


整体院やサロンには様々な方がきます。
月の満ち欠けや気圧の変化に、敏感に体の中が変化する人もいます。
そんなことも体の変化の原因になることは、知っていて損はないことだろうと思います。


例えば低気圧や月の満ち欠けで、体調が思わしくなくなっている人がいるとします。
どうしましょう。
気圧や月の満ち欠けは調整することが出来ません。
だったら「体の中」を調整するしかない。
体の中は密閉された空間ですが、血液や水分は行き来があります。
それを利用する。
体の中の血液や水分の動きは、浸透圧と運動で起こっています。
(もちろん心臓もですけど。)
水分の流れや血流を改善させるために、運動、つまり筋肉を伸び縮みさせ関節を動かすこと。
自分でそれをやればスポーツや日常動作になりますし、他動的にそれをすれば整体やセラピーと言うことになるでしょう。
そんなことも考えられます。

頚椎と胸椎と腰椎の違い ~ 解剖学ページ ~

読了までの目安時間:約 5分

頚椎と胸椎と腰椎は脊椎とか脊柱などと言われます。
普通は「背骨」と言われますね。
頚椎は1番から7番まで、胸椎は1番から12番まで、腰椎は1番から5番まで番号がついた骨で区別されています。
だったら、脊椎1番から24番まで番号つけて呼んでも良さそうなものです。
だって背骨でしょ。
なんて思いませんか。
ま、思わないか。
それぞれに違いがあるから区別されています。
頚椎には頚椎の胸椎には胸椎の腰椎には腰椎の特徴があります。

※頚椎=けいつい・首の骨、胸椎=きょうつい・胸の骨、腰椎=ようつい・腰の骨


脊椎・てあて整体スクール

頚椎の特徴は穴です。
頚椎のそれぞれの骨には横突起(おうとっき)に穴があいています。
横突起とは脊椎から横に出っ張った突起のことです。
横突孔の中には心臓から頭に向かって伸びる動脈(血管)が通っています。
血管を守るような格好になっていると言うことですね。

椎間関節(ついかんかんせつ)と言う関節があります。
頚椎にも胸椎にも腰椎にもあります。
椎骨の後ろ側左右にあります。
頚椎の椎間関節の関節面は後ろを向いています。
(背中の面と同じ向き)

椎骨から後ろに出っ張ったところを棘突起といいます。
棘突起は背中の真ん中で手で触れることが出来ます。
頚椎の棘突起の先は他と違って少し頭が二股になっているものがあります。

※椎骨=ひとつひとつの背骨のこと


椎骨・てあて整体スクール

※最上段左:頚椎1番、最上段右:頚椎2番(横)
 2段目左:頚椎4番、2段目右:頚椎4番(横)
 3段目左:胸椎6番、3段目右:胸椎6番(横)
 最下段左:腰椎3番、再下段右:腰椎3番(横)


胸椎の特徴は肋骨です。
胸椎には肋骨がくっついています。
12コある胸椎には左右に12対の肋骨が付いています。

胸椎の棘突起は後下方(斜め下)に伸びています。
このことから胸椎は反ることが出来ません。
胸椎を後ろに反らそうとすると、斜め下に伸びた棘突起がぶつかり合います。
反ったように感じるのは、胸の前が反っているからです。
胸椎を後ろに曲げようとしても、胸椎の部分は真っ直ぐくらいにしかなりません。

胸椎の椎間関節は頚椎と同じように、背中の面と同じ向きについています。
背中と同じ向きについている椎間関節が左右に滑ると、体を左右に捻ることになります。
椎間関節を上下に滑らせると、体を前に曲げたり反らせたりの動きになります。
ただし、胸椎は肋骨がついているので、動きにかなり制限があります。
特に反る運動は棘突起のこともあって動きが制限されています。


腰椎の特徴は棘突起です。
腰椎の棘突起は後ろ向きに出ています。
また、腰椎の椎間関節は、頚椎や胸椎とは90度向きが違っています。
関節面は体の横に向いています。
この椎間関節を前後に滑らせると、体を前に曲げたり後ろに反らせたりする運動になります。
腰椎1番から5番は前に向かって凸になっている(前湾)ので、前に曲げるのは制限があります。
腰から上の上半身を後ろに反らせるのには、腰椎が大きく動きます。
胸椎と違って反らせても棘突起がぶつからない(後ろに出ている)ので、反らせる運動は腰椎で沢山起きています。


参考 :
頚椎と胸椎と腰椎の違い >>> http://teate.co.jp/blog/blog1610032.html
頚椎の特徴 >>> http://teate.co.jp/blog/blog1707061.html


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