これじゃぁ たぁだ 生きてるだけよねぇ。。。
「 これじゃぁ たぁだ 生きてるだけよねぇ。」
先日、患者さんと話をしていて出て来た言葉です。
普段は時間があれば歌舞伎やバレエの舞台を観に行ったり、自分自身でもヨガやバレエやピラティスなどに行っている方です。
歌舞伎や舞台を一緒に見に行く友人がいて、その友人と話をしていた時に友人から出た言葉だそうです。
ここ1年、何もやってないよね。
これじゃただ生きてるだけよね。
そんな感じだったみたいです。
まあ、ただ生きてるだけってことはないと思いますが、なかなかやりたいことが出来ない日は今も続いています。
こんな状態になって1年が過ぎています。
思い出してみると、昨年4月は整体院も整体スクールもお休みをしていました。
お休みと言っても、整体をしないスクールをしないというだけで、実は毎日通勤して来ていました。
整体院・スクールに来ると、ブログを更新し、緊急事態宣言が終わる連休明けまでは、毎日、ストレッチの動画を上げていました。
( ストレッチ動画はコチラ >>> )
7月にはピアノを再開しました。
実は高校生の頃に2年ちょっとだけピアノを習っていたことがありました。
友人に誘われて(友人は1回でやめましたが)始めて、結局、高校3年生の夏まで続きました。
当時、バイエルは終わりブルグミュラーだとかツェルニーだとかをやり、エリーゼのためにが弾けるようになっていました。
大学で東京に出て来て以降は全く弾いておらず、30歳位の時に一度、練習をしてエリーゼだけはも一度弾けるようになっていました。
それを思い出して練習を始めました。
今回は30年ぶり。
で、全く弾けないことが分かって地道にやって、昨年暮れくらいにはなんとか弾けるようになっていました。
でもまあ弾けるようにはなったけど、まだなかなか思うよには弾けないということで、ぼちぼち練習をしていたんですが、1曲しかないと飽きる。
そこでピアノの先生をやっている患者さんに教えてもらって、プレ・インベンションというのを今年に入ってから練習をしていました。
それがまあ実はあの、、、またちょっと飽きまして、どうしようかと思っていたら、同じものばかりだと飽きるから、また別のをやってみると良いですよということで、平均律クラビア第1巻第1番プレリュードというのを教えてもらいました。
長々と何を書きたかったかというと、最近になって新しい曲を練習し始めたということが書きたかったんです。
何か始めてみるのも良いですよ。
いろいろな人が言っているし、試してみているとは思いますが、やっぱり何かが出来るようになって来るのは楽しいものです。
時間がもっと持て余すようだったら、デッサンをやってみたいと思っています。
紙とエンピツがあれば出来ますから。
散歩でも良いし、口笛でも良いし、トレーニングでも良いし。
一日に10分。
何か始めると良いかもしれません。
自粛自粛だけだと面白くないですからね。
何歳まで人生をやり直せると思いますか?
今日、電車に乗っていたら目の前に貼ってあったポスターに書いてありました。
何歳まで人生をやり直せると思いますか?
きっと人生は何度でもやり直せるというようなことが言いたいんだろうと思います。
確かに何度でも繰り返しチャレンジすることは出来ます。
でもね、それはやり直しではありません。
人生のやり直しは出来ない。
そうではなく。
人生は今日から、今から新しく始めることは出来ます。
何度でも繰り返し始められます。
今までの人生も自分の人生です。
それをなかったことにするなんて出来ないしする必要もない。
やり直しではなく、もう一度初めから。
確かに年齢制限があるものもあります。
でもそれを除けば何だって出来る。
方法はいくらでもあります。
今まであった方法が全てではありません。
今まで誰もやったことがなくても、それがそれが出来ないということではありません。
誰もやらなかったというだけです。
人生は今日から、今から新しく始めることが出来ます。
やりたいことをやらないと。
ゆず
ゆず
です。
あの柚子です。
柑橘類と呼ばれている(であろう)柚子です。
丸くてゴツゴツしていて手に持つと意外に少し軽いなとつい思ってしまう柚子です。
栄光へ架けはさないユズ。
幾つもの日々を超えない方のユズです。
あれ、どうですか?
どうも気になることがあります。
一年のうちで昼が一番短く夜が一番長い日に風呂に入っている分には良いと思うんです。
胡椒とか塩とコラボしている時は良いと思うんです。
でもたまに、余計なことする時があるように思います。
うどん
です。
何故に柚子をうどんに投入されたりするのか。
分かりません。
理解の外です。
関東濃い濃い汁でも関西薄うっす汁でもです。
オーダーしたうどんに投入されて出て来たら即座に箸で取り除きます。
付け合わせのように出て来たらチラと見て無視をきめます。
申し訳ないけど。
すまぬすまぬと手刀を切ります。
その上でおもむろにうどんに向かいます。
うどんにはうどんの矜持がある。
いやそれほどでもないとは思うんですが、あれです。
香りが変わりすぎる。
せっかくの出汁の香りが飛ぶ。
何故そのものの匂いを消そうとするのか。
魚だって羊肉だってパクチーだって。
その香りこそがソレだと思うんですけどね。
違うんですかね。
それが嫌なら食べなきゃいいのに。
と思ったりします。
荒木です。
てあて整体院と整体スクールをやっています。
整体師でアレクサンダーテクニーク教師もやっています。
たまに舞台にも出たりします。
荒木です。
先生業を長くやっていると自分がどんな風に見られているかが分からなくなって来たりします。
荒木を健康的だと思っている人は多いと思います。
しかしその実、酒は飲むし夜更かしはするしお菓子大好きラーメン大好き小池さんだったりします。
いや小池さんではなく荒木ですけど。
会社員時代の持病は二日酔いと言っていた位ですから、飲むというより呑む、呑むというより浴びていたのかもしれません。
ザルだとは言われましたが、知り合いに底の抜けた桶みたいな奴がいたので自分が強いとは思っていませんでした。
二日酔いには牛乳だと聞けば飲み、どうやら寝る前のお茶が良さそうだと思えば飲み、ウコンだシジミだ仁丹だキャベジンだといろいろお世話になったアフラフォー前でした。
それが整体師になる頃から流石に少しずつ変化があり。
最近は塩分控えますおじさんでありラーメンスープ少しだけ残してみたいおじさんであり酒だって抜く日が増えてる意識高い系おじさんという今日この頃な訳です。
いや。
信じられない。
酒抜くなんて。
こんな日が来るなんて考えたこともなかった。
ホントウに。
人生分からないものです。
どうしちまったんだ荒木。
それでイイのか荒木。
いやいや。
いやいやいやいや。
いぃ~んです!とカビラさん的な声が聞こえてきます。
心の声です。
はい。
そんな訳で。
どんな訳で。
そんな訳で最近は少し健康的です。
たいして健康的ではなかったと思っていた荒木ですがワリト健康的です。
普通ですね。
整体師としては。
週に数回はダンスレッスンに行っているし。
休日は人のいない時間を狙って映画を観たり散歩に行ったりしているし。
酒はけっこう抜いているし、というか最近は酒を飲む日の方が少ないし。
塩分控えめおじさんだし。
BMI 21.9584で中肉中背中の中肉中背だし。
禁煙歴も18年目に入って来たし。
まあ、イイ感じになって来ています。
4月になりました。
4月になりました。
毎年、エイプリルフールにはロクでもない与太話を書いてはニヤニヤしておりましたが、今年はなんとなくそんな気分にもなれず。
いかんいかんと思いつつも5日になってしまいました。
早い。
早すぎます。
つい昨日、正月が明けたと思っていらもう4月です。
桜も終わりました。
卒業式はとうの昔に終わり、入学式はきっと知らない間に済んでしまうんでしょう。
ええ。
終わった後にもう終わったのかと思う今日このごろです。
鎌倉大仏さんの写真を載せました。
2日に車で行ってきました。
知人のカフェがオープンしたからと、いそいそと出かけた訳です。
海岸に近く長谷寺にも近くついでにという訳ではないが鎌倉大仏にも近いということで行きました。
意外に空いていました。
とは言え鎌倉駅は怖くて行けません。
いや、怖いというのはちょっと表現が違うかもしれませんが、なんとなく人混みは避けていたりします。
4月です。
今年の4月、つまり今月はリハーサルが沢山入っています。
5月連休にパフォーマンスに出ることになっていて、そのリハーサルです。
今回は平原慎太郎さん。
初めて振付を頂く。
と思っていたら、自分の振りはほどんと自分で考えることになっています。
それぞれが考えた振りを少し手直しして構成したりして、作品が出来て行きます。
全部じゃないですけど、だからユニゾン(群舞)などは平原さんからもらったりもしています。
それにしても凄いスピードです。
チラと見たと思ったらそこから発想したことを話をされます。
それをまた自分で解釈して動きにしていく。
面白いことこの上ありませんが、脳が汗をかく感じです。
使ったことのない頭を使っている感じ。
体もまあ疲れると言えば疲れますが、それよりも脳が。。。
体は健康そのものみたいな感じになっています。
朝、起きると少し筋肉が重い。
それはまあリハーサルがあるんだから、この年齢だし当然です。
朝の準備をして仕事に来るくらいで、少しずつほぐれてきます。
イイですね。
この感じ。
いやなのはまあコロナくらいなもんです。
気分がイマイチはれない。
それに比べ昨日は水泳の池江選手の話題で本当に喜びました。
全然、他人なのに喜びますね。
オリンピック代表に内定。
素晴らしいことです。
才能はもちろんですが、その努力。
努力は報われる、ということが出来るほどの努力が出来る才能。
スゲエです。
そして素晴らしい。
オリンピックがちょっと楽しみになってしまいます。
彼女の雄姿が見てみたい。
と思いました。
4月は春。
新しい年度も始まるということで、少し止まっていた問合せが出てきています。
整体スクールも整体院も。
自粛生活は生活を止めるということではありません。
注意をしながら新しいことにも挑戦して行きましょう。
ラチエン通りのシスター
昨日、鎌倉長谷にあるLe trefle KAMAKURAというカフェに行きました。
患者さんで10年来の知人が始めたというので、休日を利用してカミサンと出かけました。
休みの遠出も鎌倉もかなり久しぶりで、公共交通機関を避けて車で行くのもちょっと新鮮でした。
スマホのナビ機能を使っていけば、かなり簡単に行けるのにも驚きました。
食事やお店についてはまたゆっくりと報告しますが、今日は帰り道の話です。
食事を終えて大仏さんを拝み、長谷寺を参拝して帰ることにして、地元のしらすを買ったり鳩サブレ―を手に入れたりして車に乗りました。
ナビを見ると行きとは逆方向を指していました。
海岸通りを行くから良いか、と走り始めました。
ナビを見ているとサザンビーチという名前が出来ました。
そしてそのそばにラチエン通り!
ラチエン通りと言えばサザンオールスターズの「ラチエン通りのシスター」です。
2000年以前の初期の頃のサザンの名曲です。
サザンの歌は好きな曲ばかりですが、中でも「ラチエン通りのシスター」と「栞のテーマ」は個人的に鉄板です。
知ってる!?
とカミサンに聞くと、いや???ちょっと???と言いながらゴソゴソ。
暫くしたら桑田さんの歌が聞こえてきました。
ネットで探してくれたんですね。
ということで、海岸沿いの通りをラチエン通りのシスターを叫びながら運転をしました。
あああこの曲ね。
なんとなく知ってる。
と言ってましたが、こちらは思いださなくても歌詞が出て来ました。
不思議なものです、昨晩何を食べたかは思いだすのに時間が掛かるのに、サザンの20年以上前の曲は考えなくても出て来る。
良い休日でした。
芸能人格付けチェックのバレエを見て思う。
先日、テレビを見ていたら芸能人格付けチェックというのをやっていた。
お正月に見ていた番組がこんな時期にやっていたので、チラチラ見ていたらバレエが出て来た。
アマチュアとプロを見分けられるのかというチェック企画だった。
アマチュアの方は京都バレエ学校の踊れる男女で、プロはKバレエのダンサー二人。
これはけっこう違うんじゃないか、Kバレエだしと思って見ました。
案の定、最初に出て来た二人がポーズをとった瞬間に、これはアマチュアの方だろうなと思いました。
確かに上手です。
脚も上がるし良く回っているように見える。
でも、Kバレエじゃないんじゃないかと思いました。
そして二組目。
登場してポーズをとった瞬間に確信しました。
やっぱりこっちがKバレエの人だろう。
ダンスも随分違っていたように自分には見えました。
ポーズの決まり具合、シュエネの回り方、スポットの付け方やタイミング、脚の使い方、爪先、キレなどなどなどなど。
どこをとっても違うように見えました。
芸能人の方々がそれを見て判定します。
それが、ちょっとアレでした。
かなり多くの方々がアマチュアの方を選んでいた。
そんなもんなんのかなぁと思いました。
バレエは日常的に観られるものではないのは知っています。
一般の人がバレエを観に行くことは殆どないと思います。
それでも、あれだけ違えば分かるんじゃないかと思っていましたが、それは自分の勘違いだったんですね。
普段から見ていないものは、やっぱり分かりずらい。
そういうものなんだと思いました。
プロはプロの技術でプロの演技をしなければいけません。
でもそれを見てプロの演技だと分かる必要はない。
見ている人はそれが良かったかどうか、好きか嫌いか、それだけのことなんだと思います。
技術ではなく感動を見せる。
そのためにプロの技術は必須だけど、プロの技術があったからと言って伝わるかどうかは分からない。
厳しい世界ですね。
なんとなく、整体など手技の世界でも言えることかもしれません。
ここのところのはなし
月に1回、10日連続で授業があります。
東京は毎週土日月、名古屋はだいたい第三週の火曜から金曜まで授業があるので、東京で土曜に始まって月曜まで、その翌日から金曜まで名古屋で授業をして、翌日の土曜からまた三連続で授業があることになります。
今月は一昨日がその最終日でした。
疲れます。
それほどでもない時もありますが、疲れる時もある。
最近は月曜にダンスレッスンに行くので、火曜の朝6時前に名古屋に向かうことが多くなったので、ちょっとそこで疲れが溜まるようです。
やめりゃあ良いのにやめられない。
植木等の歌みたいですね。
あっ誰も分からんか。(笑)
昨年から続く新型コロナウィルス感染症は既に一年以上が経過しています。
21日で緊急事態宣言は一旦解除されましたが、次のピークがまた来ます的なことを皆さん平気で言ってますね。
おかしなことです。
次が来るなら緊急事態が続いているんじゃないかと思ったりします。
それに、緊急事態宣言が終わったのに時短要請や外出自粛要請が出ています。
そう言う要請をするのが緊急事態なんじゃないかと思います。
ついでに言うと、緊急事態宣言を解除するのは経済のためということのようで、そうならどうして時短要請をしたり外出自粛を要請したりするのかとも思ったりします。
いや、緊急事態宣言が悪いとか解除が良くないとか、そう言う話ではないんです。
それはまた別の話として考えてはいます。
問題は、話に整合性がないってことなんですよね。
ちょっとイライラしてしまいます。
いずれにしても、自分なりに気を付けて自分なりに判断をして行動しているので、それ以上でもそれ以下でもないと思っています。
感染すると亡くなる可能性のある感染症だと言いますが、その割合は割に少ない。
だとしたら、他の病気と同様にあるいは少し気を付けることを多めにしないとと思います。
5月4日に踊ります。
神楽坂セッションハウスのダンス専科という企画です。
平原慎太郎さんの振り付け作品に出ます。
公演とは少し意味合いが違うかもしれませんが、入場料を頂いて人前で踊るので公演だと思ってリハーサルしています。
平原さんのリハーサルも楽しく受けています。
お題を頂いて少しインプロ(即興)で振りを創り、面白いものに少し手を加えて採用される。
いまここですが、たぶんそんなことを幾つかやって、場面が構成されていくんだろうと思います。
採用された動きや、構成方法、終わった後の動画共有など、やっぱり最近だなぁと思います。
おじさんはけっこう昔から踊っているので、昔ながらの何となく厳しめのリハーサルを思い出したりします。
患者さんにピアノの先生が数人います。
昨年の夏からピアノの練習を始めたという話をしています。
今年に入ったくらいでなんとか「エリーゼのために」が弾けるようになりました。
40年位前に一度弾ける状態になったことがあるんですが、それ以降全く練習をしていなかったので、昨年再開してみて自分の甘さに驚きました。
ちょっとやりゃあ出来るんではないか、と思ってましたけど、さっぱりでした。
途中でジャンジャンジャ~ンみたいなところと、ティロリロリロリロリロリロみたいなところの二か所が歯が立たない時期が1ヶ月位ありましたかね。
指が途中で動かなくなったりして。
でも、ぼちぼち続けていると出来るようになって、それは結構嬉しいことでした。
それから2か月位、ぼちぼち弾いていましたが、ちょっと飽きて来た。
今月に入って少し熱が冷めたみたいに、練習量が減りました。
週に数回になってしまった。
という話を名古屋の患者さんにしたら、別のを初めてはと言われました。
別のって言っても・・・と渋っていたら、これなんかどうですか?と教えられた曲がありました。
平均律クラヴィーア第一巻第一番 プレリュード
へ~どんな曲ですか?と調べてみたら、さすがに知ってました。
これなら見開き2ページだし、色々な曲のベースになっているみたいな話もされていました。
(聞き間違いかもしれませんが)
で、楽譜を捜しました。
ちょうど今日、休みを利用して吉祥寺に行ったので、楽器屋さんで見つけました。
ところが。
帰りに楽譜を眺めていたら、編曲されている。
やさしいバッハとかなんとか書いてある楽譜集で、弾きやすいように編曲されているようです。
こりゃまいった。
編曲されていないのを弾きたいんですよね。
偉そうですけど。
ちょっとどうしようか考えています。
まだ使っていないし、返品して買い替えるかどうか。
来週までに考えようと思っています。
吉祥寺で観た映画は「ワン・モア・ライフ!」って映画でした。
なんとも形容しようがない映画でしたけど、たぶんコメディなんだろうとは思います。
笑えるところはけっこう少ないコメディでしたね。
イタリア映画なのでイタリアだったら笑えてるんだろうかと思いますけど。
このところ少し、何かに追い立てられるような焦っているような時間がないような心細いような「体」になっている感じが少しします。
ちょうどこの10日間が少しそうだったのかもしれません。
今日は吉祥寺を歩いて映画も観て、気分が半分くらい変わりました。
どってことないと思っていても、一年の自粛的な生活はストレスを溜めるるんだろうと思います。
ストレスなんてないっ!と思うより、普通は溜まるんだろうなぁくらに思っていると良いのかなと思います。
今日は特に落ちのない話です。
たまにはこんなのも良いでしょう。
頑張って行きましょう。
そんなつもりじゃ上手く行きません。
地下鉄に乗ったら目に入って来た中吊りポスターです。
「そーだいっそのこと、お店でも始めてみようかしら。」
「そーだいっそのこと、一国一城の主を目指そうか。」
旦那さんが定年退職してこれからずっと家にいることになったことに気が付いた奥さんが、友達と旅行にも行きたいしお金もいるわよね、と思い立ったのが上の文章。
定年退職でやっと自分の時間を使えると思ったけど、まだローンも残っているし子供にも金がかかりそうだ、と思い立ったのが下の文章。
あのね、これじゃ失敗します。
必ず失敗する。
上手く行く訳がない。
なめてますね。
はっきり言って。
開業や独立起業は普通のサラリーマンや会社員をやっていた人には難しい、なんてことを言ってるんじゃありません。
どんな人にだって成功の可能性はあるし、上手く行くことは出来る。
だけど、この心持、気持ちでは必ず失敗します。
何度も言って申し訳ないけどね、必ずです。
いっそのこと、って何ですか。
でも、ってなんですか。
全精力を注ぎこむんです。
独立起業開業したら、そのことに全てを注ぎ込むんです。
いやそんな10年も20年も全力でとは言いません。
始めて見てしばらくして軌道に乗れば、少しは気も楽になります。
ノウハウも自分なりに出来て来るでしょう。
それまでは全力です。
休みもないですよ。
だいたい、開業当初から定休日を決めるって何ですか!?
いや決めても良い。
でも、その定休日は新しく始めた仕事が外に見えている部分が休んでいるだけで、あなたの仕事は休めません。
宣伝もしなければいけないし、諸々準備もしなければいけない。
明日や明後日や半年後のことも考えなければいけません。
そういう時期がなければ上手くいかない。
そしてそういう時期の心持ち気持ち心構えは、いっそのこととか、でもとか、では出来ません。
宣伝コピーだってことは分かってます。
それにしても、こんな風に煽るのはいただけないなと思います。
一日舞踊大学講座2021 「山田うんの身体表現」 山田うん流 自由な体を作り、動きを生み出すワーク
現代舞踊協会主催 一日舞踊大学講座 2021
「山田うんの身体表現」
山田うん流 自由な体を作り、動きを生み出すワーク
スクールの時間を変更してもらって参加して来ました。
毎日、仕事でもプライベートでも体のことは考えていて、毎週、ダンスのレッスでも踊っていて。
知ったつもりになっていたんだろうと思うが、今日の山田さんのワークショップではいろいろと感じるところや思い至いるところがあった。
先ず手足の指を一本一本感じて床を押して動く。
手は肩甲骨と、足は骨盤と繋がっていることを感じながら動く。
その時の脊柱(「背骨じゃなくね」とも言っていた)も感じながら。
動き自体は複雑ではなくとても基本的でベーシック。
手や腕の外旋を何度も繰り返すような運動をした後にそうすると、腕に走っている細かい筋肉を一つ一つ感じるようになってくる。
細かい小さな筋肉たち。
前腕の肘の内側の親指側だとか、その小指側だとか。
そして足。
「足には踵も合わせて6本の指があると思って使っている」、という話をされて、動いて見て嗚呼と来ましたね。
アハ体験と言うんだろうか。
そうだそうやって使える。
確かに舞台やスタジオで見た山田さんの動きを思い出すと、足の指を6本に使っているように思いだされる。
手のように指まで使える四肢としての足。
Co.山田うんのダンサーたちにもそれが見える時がある。
そう。
全く床と足の関係が変わってくる。
というか変えられる可能性を自分にも感じる。
足の指は6本。
これは言葉だけでなく、体感を伴って自分のものにしたい感覚だと思った。
普段からレッスンには行っていて、体は動かしているつもりになっていたけど、一つ一つのパーツを再度確かめながら基本的な動きをするだけで、こんなに体を感じる感じ方が変わるのかと思った。
そしてゆっくり基本的な動きをしていくことで、体がゆっくり開いてくるのが分かった。
開いた体は本当に動きやすいというか動かしやすいというか動いてくれる。
関節や筋肉だけでなく、動きのセンテンスまで変わるような感じがある。
いつもの知っている動きではなく、自分の知らなかった動きが出て来る。
その可能性に気が付けたことも嬉しい収穫だった。
知らず知らずのうちに、いつもの感覚やいつもの方法になってたんだな。きっと。
ありがとうございました。