枕の高さはどれ位が良いんでしょうか。
たまに聞かれます。
枕の高さはどれくらいが良いですか?
高い方が良いですか?
低い方が良いですか?
なくても良いんでしょうか?
人によって時によって違います。
荒木の答えはこうです。
なんだぁって感じです。
これじゃ答えになっていない、と思う人もいると思います。
でもこれ仕方がないんです。
事実ですから。
疲れている時と疲れていない時では、同じ人でも筋肉の硬さが違います。
また、人によって骨格も筋肉の量もつき方も違います。
胸板が厚い人もいるし、胸が薄い人もいます。
首の前湾がきつい人もいるし、ストレートネックの人もいます。
その時その時で首や肩の筋肉の状態も違う。
だとしたら、その時その時で筋肉が緩むような高さや硬さは違って当たり前です。
同じ訳がない。
だから、人によって時によって違います。
仰向けに寝て、枕を入れて、首肩の筋肉が脱力するかどうか。
引っ張られるような感覚がないかどうか。
そんなことが選ぶ・決めるポイントだと思います。
そして、それが合わなくなることもあると思います。
状態が変われば枕の高さも硬さも変わって当然。
首肩の状態が良くなれば、どんな枕でも大丈夫な事もあると思います。
開脚180度 なのに体が硬い人
たまに、開脚180度は出来るけど体が硬いんです、という人がいらっしゃいます。
大人バレエな方で周りの人からは、何言ってんの柔らかいのに、と言われるそうです。
そりゃそうです。
スタジオでストレッチしていたら、開脚180度なんですから。
でも、実際に体が硬く、動きがぎこちなくなってしまうのはわかります。
そんなに多くはありませんが、こういう方はいらっしゃいます。
開脚180度は股関節周りと下肢がよくストレッチされているという事です。
ハムストリングスだったり内転筋だったり。
それでも体が硬いという人は、脊椎周り(背骨周り)が硬くなっている人が多い印象です。
背骨が全然動かない。
曲げられない。
反れない。
捻れない。
こうなるとダンスやバレエは少しぎこちなくなって来ますね。
どうするか。
動かす事なんです。
動かすって何を!?
背骨をです。
背骨は24個の骨でできています。
ということは前後合わせると25箇所で動きます。
実際はそこまで全部動きずらいですけど、でも動く可能性があるとイメージして、それを感じて動かす事です。
背骨全体を一緒に曲げるとか捻るとかではなく、一つ一つの骨を一つ一つずらしながら、動かします。
とても小さな動きです。
一つ一つの動きは小さくても、25箇所集まれがかなり大きな動きになります。
そこが動く、動ける、動いているという感覚を、自分で感じる事から始めます。
全部一緒にねじってるではなくて、一つ一つ別々にです。
背骨はこんなにたくさんの骨でできてます。
背骨を一つ一つ動かす練習に、ローリングダウン、ローリングアップという動きがあります。
もう一つ。
四つ這いで背骨を一つ一つ動かす練習です。
ダンスの故障について
ダンスに強い整体師
てあて整体院・荒木です。
ダンスの故障の原因は大きくは二つあります。
一つは疲労で、もう一つはテクニックの問題です。
大人バレエなダンサーもプロのダンサーも疲れが溜まると、体の動きが自分の思ったように出来ません。
思ったように出来ていると感じるのに、実際はできていない場合。
思ったように出来ないと感じて、やっぱり出来ない場合など。
どちらかと言えば、思ったように出来ていると感じているのに、出来ていない時に故障に繋がりがちです。
一歩を出す歩幅が違っていたり、思ったように捻れていなかったり。
大丈夫と思ってやったら、筋力が足りずに出来なかったり。
そう言う時は思いもよらないような故障に繋がります。
おかしいなぁ、こんなはずじゃなかったのに。
どうしてこうなったんだろう。
そんな風に感じるかもしれません。
疲労が溜まるのは仕方がない、疲れるのは当たり前。
そんな風に思っている人が多いと思います。
確かに踊っているんだから疲れるのは当たり前です。
でも、その疲労を溜めたままにするのは良くありません。
レッスン後のストレッチ。
水分やエネルギーの補給。
湯船に浸かる。
睡眠時間をとる。
最低限これくらいはやるようにしてください。
テクニックの問題も故障の原因としてあります。
これは意外に難しい。
大人バレエやアマチュアダンサーの場合、テクニックの解釈に問題があったりします。
テクニックを間違って解釈している(理解している)場合、そもそも間違った使い方になっています。
テクニックの解釈は正しいが、その動きが出来ない場合は間違った使い方になります。
この時、間違ってしまったと分かる人は良いですが、自分は間違っていない、テクニックの正しい解釈通りに自分が動けていると思っていたり感じていると、故障は繰り返したりします。
どうしてだろう・・・と不思議かもしれませんね。
正しく解釈して、正しく動けている(と思っているだけ)なのに出来ないんですから。
テクニックは先生の言うことを聞くのが先ずは一番です。
自分の解釈が正しいのか、自分は正しく解釈しているのか。
その上で動画を撮ることです。
最近はスマホで簡単に撮れます。
前からや後ろから撮ってみると、自分の動きを客観的にみることが出来ます。
上手く行っていることもあるし、信じられないような動きをしていることもあります。
写っている自分が真実です。
そこから始めてはどうでしょう。
ダンスの故障や大人バレエの相談受け付けています。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Amail:teate@nifty.com
LINE:https://lin.ee/H5NyjYT
スネの真下に踵はありません。 @すぐには役に立たないカラダの話
脚の形で間違ったイメージが多いのが、スネと踵(かかと)の位置関係です。
スネの真下に踵はありません。
「スネ→踝→踵」と上下に真っ直ぐ並んでいると思っている人がほとんどです。
でも違います。
踵(かかと)は踝(くるぶhし)から斜め後ろに伸びていて、足指の骨が斜め前に伸びています。
逆Y字みたいになっている。
だから踝(くるぶし)の真下は空洞、というか空間があって、スネの骨は宙に浮いている感じになっています。
足首は踵で曲がったり伸びたりしているイメージがあるかもしれませんが、踝(くるぶし)からしたが動きます。
体に対するイメージが違っていると、体をスムーズに動かせないことがあります。
地図が違っていて目的につけない感じというか、使おうと思っている道具の形が違っている感じです。
動画でも説明しています。
ご覧ください。
体の使い方も学べる整体学校なら ↓
立って居る・座って居る、という動作
立っている姿勢
座っている姿勢
そのままで居る時、動いているとはあまり感じません。
でも、姿勢は動きの中にあります。
立って居る、座って居る、という動作です。
動作なので変えることが出来ます。
姿勢は形として固まって居る訳ではなく、自分の使い方の結果です。
自分の使い方、自分の動きを変えれば、立って居る姿勢も座って居る姿勢も変わります。
猫背も反り腰も巻肩もです。
生まれながらにそうなっている訳ではありません。
まず、自分の動きに気が付くことです。
どこに力が入って居るか。
どこの力が抜けて居るか。
どこが止まっていて、どこが動いているか。
そういった自分の状態を感じる事が大切です。
自分を感じないままに、姿勢を変えると、ただ形を変えただけで、固まってしまいます。
固まった使い方は、良い姿勢に見えても、どんどん苦しくなります。
良い姿勢は楽な姿勢です。
普段も楽だと思っているかもしれませんが、それは普段自分の体を感じていないだけかもしれません。
猫背や巻肩を楽だと感じるのは、普段あまり自分を感じない事や、”いつもの”感じだけを感じているからかもしれません。
息は出来ているか、固まっていないか、どこかに力が入りすぎていないか。
それを感じるようにして下さい。
まずはそこからです。
呼吸はもっと深くなる
最近、呼吸が浅くなっている人が増えています。
理由はいろいろありますが、体(肺)についての誤解が原因になっている事あります。
息を吸う時、胸に入っていく感じだと思います。
では、その胸ってどのあたりでしょう。
なんとなく胸の筋肉(大胸筋)あたり、女性だと下着の当たっているバストあたりをイメージする人が多いと思います。
違います。
そんなに狭くない。
息の入っていく胸(肺)はもっと大きいんです。
とくに背中側を忘れている人が多い。
肺は背骨の後ろ側まであります。
そしてけっこう下まで肺はあります。
そのイメージをするだけで、呼吸が今より深く楽になる、かもしれません。
すぐには役に立たないカラダの話、というシリーズで動画を撮りました。
ご覧ください。
「ダンス専科」への道 荒木靖博65歳 ③ 膝
4月6日に本番のある「ダンス専科」に出ます。
神楽坂セッションハウスです。
リハーサル的なスタジオレッスンが始まって1ヶ月くらいになりました。
今回はレッスン中に行っている動き(シークエンス)を踊るという作品です。
フロアでの動きが結構あるという話を以前にも書きました。
膝がね。
表題に年齢が書いてあります。
65歳です。
別に年齢は関係ありませんが、関節の変形などは加齢により増えてきます。
これはまあ自然の摂理ですから。
そういうものです。
荒木もいろいろなところが変形しています。
膝も、いや、膝ではなく右膝の半月板が薄くなっています。
レントゲンを撮ったら膝関節の裂隙が狭くなっているので、たぶんそうなんでしょう。
膝周りが変形していると、痛み出る事があります。
もう数年前からたまに痛みが出ます。
その度にストレッチをしたりしてやり過ごしています。
変形は治りませんが、ストレッチで位置関係は修正出来ます。
筋トレや体の使い方で、動きも修正できます。
位置と動きが修正できれば、痛みはある程度は消えます。
今はそんな状態です。
骨の変形があって痛みが出るのは普通のことです。
でも、普通だからと言って放ったらかしにはしません。
たまに、痛みがあるのは当然みたいな言い方をしますが、そんなことはないと思います。
痛みは状態を表している事が多いので、きちんとケアをして状態を良くしてあげる、元の状態に近づくようにしてあげる。
そうすれば、痛みの軽減もあるし、状態も悪化だけではないと思います。
腰にも変形があるんですよね。
実は首(頸椎)にも。
むくみの対処法とその仕組み
冬になるとむくみが気になる女性も多いと思います。
どうして冬になるとむくみが気になるのか。
むくみの対処法と一緒に仕組みを解説した動画を撮りました。
超簡単に言えば、むくみは水分の戻りが悪くなった状態です。
体の半分以上は水分で出来ていて、その一部が血液やリンパで体の中を流れています。
もともと体の組織にある水分が、血液に戻りにくくなった状態が続くとむくみます。
どうして戻りにくくなるのか。
理由は大きくは二つです。
一つは浸透圧の問題なので塩分などの体の中の濃度が高くなると、水分は組織中に止まります。
塩っ辛いものを食べた翌日に、まぶたがむくむのはこのパターンですね。
もう一つの理由は血液の流れが悪い場合。
ブーツを履いていると足首の曲げ伸ばしが出来ません。
足首を曲げ伸ばししないと、血流が悪くなって、膝下などの脚がむくむ原因になったりします。
この場合の対処法は簡単です。
足首を動かせば良いんですから。
動画もご覧ください。
むくみ解消ケア
冬になるとむくみが気になる人が増えますね。
寒いから・・・ではありません。
ブーツなど足首が隠れる靴で、足首を動かさないと、むくみが酷くなります。
詳しくは後にして、対処法をお知らせします。
・踵を上げる。(両方、交互に)
・つま先立ちする。
・足指で床を押して膝を持ち上げる。
足踏みみたいな格好になりますが、足首を動かしてフクラハギを使うことがポイントです。
踵を上げてもフクラハギが使わなければ効果はありません。
そこんところ少し気をつけて下さい。
ショート動画があるので、こちらもご覧ください。
https://youtube.com/shorts/3Ol2OO62pns?si=Vm4w6QPVEPIudca8
ではどうしてこれらの運動がむくみに良いんでしょう。
むくみは体の端まで行った水分がうまく戻ってこれない事でなります。
むくみって水分なんです。
体の中で水分を運んでいるのは血液です。
血液は心臓だけで運ばれて居るのではなく、フクラハギなど脚の筋肉を使う事で体の端から運ばれます。
フクラハギの筋肉を使うには、足首を曲げ伸ばしする事です。
ところが冬になるとブーツなどで足首が動きにくくなる。
だからブーツを履いて帰ってくると脚がむくんでいるんです。
踵上げやつま先立ちや足首を使うのは、簡単なのでぜひやってみて下さい。
肩こりケア ショート動画 9連発
肩こりケアのショート動画を9本撮りました。
リンクを貼っておきますので、どうぞ。
肩こりケア vol.1 手首回し https://youtube.com/shorts/KZv55rh5HUM?si=JyWFf_B5QAPt6UA1
肩こりケア vol.2 腕回し https://youtube.com/shorts/ILg-ZkP7fKo?si=l-o43Gtr6GGSy1V5
肩こりケア vol.3 腕回し交互 https://youtube.com/shorts/7FNIe0o8maE?si=L-p2BjRI5YfHLxLD
肩こりケア vol.4 腕回し前後 https://youtube.com/shorts/Ci11iV51rsw?si=4Wlm0GnSLYJFQfqV
肩こりケア vol.5 胸掴み回し https://youtube.com/shorts/DTT9DE4IC60?si=fXO-Q4I-Ibqnge-Q
肩こりケア vol.6 背中掴み回し https://youtube.com/shorts/Rj7-lQDiHkA?si=AQphAlQkOUHWLkqK
肩こりケア vol.7 側屈 https://youtube.com/shorts/0KzM3nizXLY?si=HPDBeSwp9PHwxr2Y
肩こりケア vol.8 胸骨マッサージ https://youtube.com/shorts/3jlCMdQ4bNM?si=JCOe5vMJGqjzoRCO
肩こりケア vol.9 頭周り https://youtube.com/shorts/ut1imRyIzDs?si=Pr3pddL0eWhSWpoQ