指針整体の話
てあて整体スクールでは指針整体(ししんせいたい)という独特の手技を教えています。
指針整体は荒木が整体師になる前に学んだ手技で、現在は後進の指導をされていない先生から学んだものでした。
その先生はそのまた先生から学んだものと仰っていました。
元々は日本古来の古武術にルーツがあるような話を聞いたことがあります。
いずれにしても荒木が創ったものではなく、長く広く使われてきた手技だということです。
長く使われて来た中でさまざま改良などされていると思いますが、荒木はまだたかだか20年程度しか使っていませんので、改良をすることはしていません。
自分が学んだそのままを伝えるようにしています。
ただ、手技の持っている特性を説明する時に、荒木の解釈を話すようにしています。
昔ながらの手技は理由が前提としてあるものが殆どなく、経験的に効果があったものが残っています。
指針整体もそうで、荒木は手順と心がけることを学びましたが、この手技の前提となる考え方についてはあまり多くを学んでいません。
自分自身で患者さんにやってみて、起きた効果や変化から、手技の目的や前提となる考え方を考えました。
指針整体は強い力を使いません。
押したり揉んだり体重をかけたりもしません。
全身にトントンと軽い刺激を入れていきます。
揉まないので強押しが好きな人には効かない感じがするものです。
強い力を使わないので、揉み返し様の反応がありません。
翌日の筋肉痛や重だるさがなく、体を軽く感じられます。
患者さんの安心にもつながるだろうと思います。
また、整体師自身も疲れがなく、歳を取っても、女性でも、沢山の患者さんを1日に診ても大丈夫です。
全身(の経絡)に刺激を入れるので、体の後ろだけでなく全面も刺激が入ります。
そのことで全身の血流が良くなり、疲労物質が流れて筋肉が軽く緩みます。
普通の整体やマッサージでは体の後面が殆どで、前面まで刺激を入れるのは少数派です。
体重をかけないので、患者さんは安心して受けることが出来ます。
トントンと軽い刺激は、自律神経を整える効果が期待出来、リラックスして体が楽になってきます。
これらは荒木が後付けで考えましたが、これまでの10,000人以上の患者さんや自分自身の体験から間違ってはいないと思っています。
指針整体は独特です。
他にない手技です。
整体師になりたかったら、他の手技と比べてみて下さい。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーAteate@nifty.com
03-3922-7230
来週、9/21-24は名古屋教室で授業です。
てあて整体スクールには東京と名古屋に教室があります。
名古屋教室の授業は毎月3週あたりの平日に4日間連続して行われます。
今月の授業は9月21日(火)から24日(金)までです。
期間中は授業の見学や整体の体験など無料で出来ます。
興味のある方は連絡下さい。
ただいま生徒さん募集中です。
今月の授業内容は指針整体と、アレクサンダーテクニーク、姿勢と歩き方です。
指針整体は押さない揉まない体重をかけない、トントンと軽い刺激を全身に入れていくことで、筋肉を柔らかく動きやすく軽くする整体です。
従来の押し込んだり揉む整体と違って、力を使いません。
安心して施術できる整体です。
アレクサンダーテクニークは自分の使い方のワークと言われています。
知らず知らずのうちにやっている無駄な動きや力を抜いて、自分本来の心身の使い方を学びます。
整体師としての体の使い方と、患者さんに体の使い方をアドバイスする時の参考になります。
整体師は体を使う仕事なので、上手く使えないと疲れが残ったり故障したりすることもあります。
また、整体の効果も上手く体が使えていないと下がってしまいます。
姿勢と歩き方は患者さんに指導するための授業です。
腰痛や肩こりなどの症状が、姿勢や歩き方から来ていることがあります。
そんな時には患者さんに指導したりアドバイス出来る知識が必要と、授業に取り入れました。
授業見学お待ちしています。
てあて整体スクール 名古屋教室
愛知県名古屋市千種今池 2−1−16 八晃ビル408teate@nifty.com
03-3922-7230
解剖学と体の使い方の講座でした。
宇都宮ここからいふ広場で解剖学と体の使い方の講座をやってきました。
この講座はここからいふ広場で行われている、和ごころ式セラピスト養成講座の授業の一環として行われています。
和ごころ式を指導されている上田さんから、東日本大震災のボランティア後に依頼を受けて始まりました。
福島や宇都宮ではセラピストとしてのスキルがあるのに使っていない主婦や女性が多くいる。
だから、その人たちが活躍出来るようにベースとなる解剖学の話をしてくれないかと言うのが始まりだったと思います。
だからもう9年ほどの付き合いです。
今回参加された方々は、まだ勉強を始めて日が浅く、解剖学にはちょっと距離があるような印象でした。
難しいのかなぁ、取っ付きにくいなぁと言うような感じを抱いているようでした。
解剖学は難しい学問ではありません。
難しく感じるのは使われている用語で、漢字ばっかりで気楽に読めそうな印象がないんだろうと思います。
でも、究極的なことを言えば、体を色々なパーツに分けて行って名前を付けているだけとも言えます。
それよりも、形や動き、どうしてそうなったのかなど、考えてみると面白いことが沢山あります。
そんな話を部位別に話したりしました。
セラピストとして知っておいて欲しい内容になったと思います。
そして、どんな本を読んだら良いか、解剖学と言っても色々あるので、20冊くらいの本を持っていって紹介しました。
最後に話を聞くと、解剖学に対する印象が変わっていたので、良かったなと思います。
クラニオを中心としたセラピストを目指している方々です。
今後もゆっくり頑張ってもらいたいと思います。
ありがとうございました。
【 スタジオ ボディ エム 】 卒業生サイトがリニューアルしました。
てあて整体スクール名古屋教室の卒業生で、ダンスインストラクターや後進の指導、インストラクター養成やパーソナルトレーニング、ダンスフェスの企画・演出・出演など、多方面で活躍中の南幸恵さんが、ご自身のサイトをリニューアルされたようです。
とても見やすく彼女の魅力や活動がよくわかる内容になっています。
愛知県だけでなく東海地方など、ダンスやパーソナルトレーニング、健康増進や運動不足など気になっている方はチェックしてみて下さい。
大人の女性としての体のことや、大病をした経験から色々と相談に乗ってもらえると思います。
スタジオ ボディ エム " Studio Body M " >>>
患者さんの声を聞く。
腰が痛いんです。
肩が凝るというより痛みを感じます。
歩くと膝がピキってなるんです。
どうもこうしっくりこないんです。
整体院にいらっしゃる患者さんは様々な症状を抱えています。
整体師はそれを聞きます。
聞くときには気をつけていることがあります。
言葉に騙されない。
患者さんが嘘を言うと言うことではありません。
患者さんが勘違いしていると言うことでもありません。
言葉は単に「言葉」です。
言葉は言葉であってそのものではありません。
言葉はまたその使っている人にとっての言葉です。
人の使っている言葉と自分が使っている言葉は完全に一致することはありません。
すみません。
ややこしい書き方しました。
患者さんが「肩が痛い」と言ったときに、患者さんが言っている肩と自分が思っている肩は別のものです。
肩は首と胴体の間くらいと思っている人もいるし、首の付け根から肩峰までの間と思っている人もいるし、三角筋(腕の上の方)と思っている人もいます。
患者さんは腕の上の方のことを言っているのに、それを聞いた方は首の付け根と思うこともあります。
また、痛いと言うときの痛みの感じ方も違います。
硬さや動きの悪さを痛いと言う人もいるし、痛みのことを痛いと言う人もいます。
慢性的な重だるい痛みのこともあるし、急性期の刺すような燃えるような切れるような強い痛みの場合もあります。
また、表面が痛い場合、奥深い場所が痛い場合もあります。
部位も痛みの種類も、それぞれがそれぞれに思い感じていることを、それぞれが普段使っている言葉で表現します。
だから騙されてしまうことがあります。
自分が考えている「肩が痛い」と思っていたら、全然違う場所の全然違う痛みであることがあります。
もう一つ。
例えば膝が痛いと言ったような場合。
これは患者さんの言葉から考えることではありませんが。
膝は下肢の真ん中あたりで曲がる場所のことです。
膝が痛いと言うと、その曲がる場所のことを考えます。
では、膝の状態を変えたいと思った時、どこを調整するのか。
膝には大腿骨(太ももの骨)・脛骨(脛の骨)・膝蓋骨(膝のお皿)などの骨があります。
膝の状態を調整するために、大腿骨と脛骨の位置関係を治したいと思ったら、大腿骨の反対側、股関節や骨盤の歪みや動きを調整する必要があります。
膝なのに骨盤や股関節です。
患者さんの声は聞きます。
どこが痛いのか、どんな風に痛いのか。
でもその言葉だけで判断はしません。
実際にどのあたりが、どんな風に痛いのか。
そしその場所はどんな風に出来上がっているのか。
整体師は色々と考えながら聞いています。
触診の授業は独立しています。
てあて整体スクールには触診の授業があります。
どんな整体学校や整体スクールでも触診はやっています。
骨格調整の前に患者さんの体がどんな状態になっているのか調べるためです。
骨盤の調整をするにも、骨盤の歪みが分からなければ調整はできません。
背骨の調整もどこがどちらに曲がっているのか(ズレているのか)が分からなければ、調整のしようがありません。
でも、触診だけを授業として扱っているスクールや学校は聞いたことがありません。
骨格調整の授業の時に、歪みを診てから調整するというように、ついでのような形でやっていることが殆どです。
てあて整体スクールでは触診だけで授業を行っています。
そして指針整体の練習をする時には、必ず触診の練習をしています。
骨格調整や歪みの調整をしないのにです。
触診でやっていることは簡単で単純です。
患者さんの体に手指を置いて触れるだけです。
置くだけなので、その動作は誰でも出来ます。
問題はそこからです。
手指を置いて患者さんの状態が分からなければ意味がありません。
関節がズレているのか(歪んでいるのか)、動きはどうなのか、筋肉に張りはあるのか、熱感は、硬さは。
血流や反応はどうなのか。
触診で色々なことが分かりますが、それが分からなければいけない。
だから練習します。
何度も何度も練習して精度を上げて行きます。
その時に自分の体の使い方や手指の使い方に、コツのようなものがあります。
触れた時により分かりやすくなるような、体の使い方や手指の使い方です。
体の使い方が上手く行っていなくても、触診の動作は出来るし、患者さんの状態も分かります。
でも分かりにくい。
分かりにくい上に精度が低い。
そして触れ方によっては患者さんの状態が変わってしまうこともあります。
患者さんの体の状態を変えず。
歪みや動きや硬さや熱感が分かり。
しかも、練習しているうちに、どんどん精度が上がり解像度が上がるような触れ方をしたい。
そのための授業です。
ストレッチ
緊急事態宣言が延長されるようですね。
外出を自粛していると運動不足になります。
家で出来るストレッチを、てあて整体スクールのユーチューブチャンネルに沢山上げています。
殆どは15秒程度の長さで、解説もありません。
見たままにやってみて下さい。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLLzzHfZOAMIHPSPGxVfL4z_L0Kf3yA3pZ
こんな感じのものです。
ありがとうと言われる仕事
YouTubeだったかTikTokだったかを見ていたら、ひろゆきさんが話しているのが目に飛び込んできました。
世の中には二種類の仕事がある。
お金を貰って「ありがとうございます。」と、相手に言う仕事。
お金を貰って「ありがとうございます。」と、相手に言われる仕事。
はいはい。
なるほど。
確かにそうです。
色々な種類の仕事の話をされていましたが、先生と呼ばれる仕事は後者で「ありがとう」を言われる仕事だと。
整体やセラピストもそうですね。
センセイなんて言われます。
最初の頃はくすぐったい感じがしたり、後ずさりしながら手を前で振っていえいえなんて言いたくもなりましたが、今はまあセンセイと呼ばれてハイと答えるようになってきました。
感謝される仕事ということだそうです。
それ以上のことは話を最後まで聞かなかったので分かりませんが、確かに直接目の前で感謝される仕事です。
それは本当にありがたいことで、そこに価値を見出して整体師やセラピストになりたいという方もいます。
会社だと給料をもらって、会社から「ありがとう」とはあまり言われないし、まして会社が売っている商品を買ったお客さんから「ありがとう」と言われることも稀です。
もちろん、直接言われようが、間接的であろうが、どちらも意味のある仕事です。
ただ、目の前で言われないということだけです。
でもまあ、ありがたいことです。
モチベーションにつながることもあるし、言われてホッとして疲れが抜けたりすることもあります。
症例別の授業でやっていること。
てあて整体スクールのカリキュラムは手技の授業として指針整体と骨格調整と触診があり、座学として解剖学と症例別という授業があります。
他にもストレッチやアレクサンダーテクニークなどの授業を行っています。
症例別の授業では腰痛や肩こり、膝痛などの代表的ないくつかの症例についてと、症例全体の考え方について授業を行っています。
痛みがある患者さんが来た時に、それが腰でも膝でも肩でもなかった場合、どうやって考えれば良いのか。
その痛みの原因を考えるための考え方の土台を作るような授業です。
その考え方に沿って原因を想定して、実際に手技を行っていきますが、指針整体と骨格調整だけでは対応できない手技も出てきます。
対応出来ないというとちょっと語弊がありますが、より直接的に調整する手技をやっておくということです。
写真は呼吸が浅い人に対して行う手技ですが、胸郭の動きを出すために、背骨と肋骨の間の関節を動かしています。
関節の場所と形状が分かっていれば、その場で考えても出来ますが、こんな方法もありますよと聞いてやったことがあれば、対応も素早くできるということになります。
自分で考えるための土台となる授業になれば良いと思っています。
腰痛の患者さんはココとココとココを押せば良いとか、膝の人にはココとココを調整すれば良いとか、決まった手技を教える方法もあると思いますが、それではその手技にハマらなかった患者さんに対応できません。
面倒でも自分で考えられる整体師になってもらいたいと思っています。
てあて整体スクールでは新入生を募集しています。
入学の検討をする前には見学と指針整体やマッスルエナジーテクニック(骨格調整)の体験をしてもらっています。
受けたことがないままに入学して、しまった間違えたと思ってもらいたくないからです。
連絡をお待ちしています。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーAteate@nifty.com
03-3922-7230
説明会・授業見学フォーム
メール・電話での申込
teate@nifty.com03-3922-7230
アレクサンダーテクニーク・イントロワークショップ@名古屋
秋分の日(9/23)の休日を利用して名古屋でアレクサンダーテクニーク・イントロワークショップを行います。
アレクサンダーテクニークに興味はあるけどまだ受けたことがない。
どんなものか知りたいけど一人では不安。
体の使い方に興味がある。
姿勢や歩き方が気になる。
一度、受けてみたいと思っていた。
そんな方をお待ちしています。
イントロワークショップではアレクサンダーテクニークってどんなものなのか、考え方や方法など解説をした後に、一人一人の体に触れてハンズオンワークを行います。
ハンズオンワークという手で触れる手法は、アレクサンダーテクニークで良く使われる方法・手法です。
肩口や首や頭、体幹や脚にアレクサンダー教師が触れます。
ハンズオンワークには色々な意味や意義がありますが、まずはご自身の体に注意を払ってもらいます。
意識的にでも無意識的にでも、注意を払うことで体に変化が起きます。
知らず知らずのうちに入っていた力が抜けると、体は今までよりも自由な感じになることがあります。
(ハンズオンワークされたくない方は事前にお知らせください。別の方法を考えます。)
体に触れて変化が起きるので、手技療法やセラピー、はたまた怪しい宗教のように感じる人もありますが、アレクサンダーテクニークはボディワーク(手技療法や調整方)でも宗教でもありません。
あえて分類するなら教育というカテゴリーに入っていると考えられています。
日本ではまだポピュラーではありませんが、欧米では楽器演奏や声楽などの音楽家の方々や俳優さんダンサーなど、体を使うプロの中では一般的な体の整え方として広まっています。
イントロワークショップは入り口です。
体の使い方に対するいつもと違うアプローチとして、アレクサンダーテクニークを知ってもらいたいと思います。
お時間ある方はお待ちしています。
アレクサンダーテクニーク・イントロワークショップ@名古屋
日時 : 9月23日(木祝)18:00〜20:00場所 : てあて整体スクール 名古屋教室
愛知県名古屋市千種今池 2−1−16 八晃ビル408
定員 : 6名
料金 : 5,000円
申込 : teate@nifty.com
備考 : ハンズオンワーク(触れるワーク)をされたくない方は事前にお知らせください。