整体学校やスクールに入学するかどうか考えている人に
整体を勉強するかどうか考えている人には、本を読んだり動画を見たりして、少しずつ体を馴染ませていくのが良いんじゃないかと提案しました。
そうしているうちに自分の方向性が見えてくることがあると思います。
考えるための材料がない状態で、ちゃんと考える手前でなんとなく考えていても始まらないような気がします。
入学をどうするか。
これはどうでしょう。
入学するかどうかは、勉強することを決めた後だと思います。
「勉強するかどうか」と「入学するかどうか」を一緒に考えてはいけません。
意外に二つ以上のことを一緒に考える人がいますが、それは上手くありません。
一つ一つのことは出来るだけ別々に判断する方が良いでしょう。
経験上、男性に多い考え方や悩み方があります。
男性全員がそうではありませんが、今まで見てきた人は多くがそうでした。
入学するかどうかを考える時に、卒業して、仕事を辞め、開業して、成功するかどうかを悩んでいる。
それでは考えることが多すぎです。
一緒に判断出来ないことを一緒に考えています。
入学したって順調に卒業出来るかどうかわかりません。
整体の勉強をすることを決めて入学したけど、勉強してみたら好きになれなかったとか、別のことに興味が湧いてくることはあります。
それなら勉強をやめて別のことを始める判断もあるでしょう。
卒業はしたけど開業するかどうかもわかりません。
勉強して面白かったけど、開業はやっぱりタイミングが合わないとか、色々な人の話を聞いていたら自分はやめておこうとか、別の方法を考えようとなることもあります。
その前に会社を辞めるかどうかも、開業するなら必ずと思っていたけど、実は副業で出来るかもしれないし、退職後に開業することにして今はボランティア的に続けていくという方法もあるかもしれません。
現時点で多くのことを一緒に判断して決めてしまって、後から修正しないと言うのは良くない方法だと思います。
状況は変わります。
勉強をすれば勉強する前とは別人になります。
時間が経てば世の中の状況も変わるし、自分の年齢も周りの年齢も状況も変わります。
色々変わっている状況の中で、ある時に決めた判断を変えないようでは、開業した後も同じように硬直化した考えで進んでしまうことになり、経営的にもよくないことになります。
入学するときには入学することだけ。
そこ(整体学校・スクール)で学べる整体を良いと思えるかどうか。
今、勉強することに興味があるかどうか。勉強したいのか。
勉強をする時間を作れるのかどうか。
通学が出来るのかどうか。
単純で子供っぽいかもしれませんが、それが大事だと思います。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーAteate@nifty.com
03-3922-7230
知識を入れる
このところ本当に多くの技術セミナーやワークショップが開かれます。
それぞれに素晴らしい技術や知見にあふれ、学んでみたいと思うこともあります。
ありますが、10年以上前から殆ど新しい技術を学ぶことはありません。
新しい技術を学ばないのには理由があります。
「入れる知識」に限界を感じるからです。
それよりも自分自身の変化が重要だと感じるようになったからです。
Aという知識を勉強し頭に入れます。
それによっていろいろな症状や状態に対応することが出来ます。
ところが、その時の自分にとってAでは対応出来ない事象も出てきます。
そこで別の知識や技術を探します。
Bという知識がみつかります。
Bを勉強します。
Aでは対応できない症状などに対応できるようになります。
暫くするとAでもBでも対応出来ない症状に突き当たります。
そこでまた別の知識や技術を探します。
そうしていると、新たな技術や知識がどんどん増え、対応できる症状がどんどん増えます。
でもこの方法だとどこまで行っても対応出来ない症状が出てきてしまいます。
それ以外の症状。
では全ての症状に対応する技術や知識があるかというとどうなんだろう。
ポイントはそこです。
症状を一つ一つ別モノだと捉えて対応していると、いつもそれ以外の症状や状態があることになってしまいます。
症状は結果。
施術(整体やセラピー)をする目的を決めて、そのための技術や知識を身につけれておく。
そうすれば問題は「それ以外の症状に対応する技術や知識」ではなく、自分の目的を達成するための技術や知識の「深度」ということになります。
問題は自分の手のレベル、考え方の深さ、と言うところです。
こっちの方が辛い。
技術や知識を増やす方が、対応は早い。(簡単とはあえて言いません。)
開業して暫くは技術や知識を入れる勉強が大切です。
それまで人の体を調整することをやっていなかったんだから。
でもある程度の期間が絶ったら、自分の持っている技術や知識を深めることが重要だと思っています。
繰り返し練習する。
ただ繰り返すだけでなく、手の感覚、自分の使い方、自分の状態、相手の状態を逐一リサーチしながら繰り返します。
そうすると自分が変わってきます。
自分が変われば、患者さんから受け取る情報も増え、患者さんの調整もやりやすくなります。
先ずは触診から。
手は変化が速いので分かりやすい。
1年目と3年目と5年目では分かることが変わります。
そうやって繰り返し練習することで、自分が変わるのが分かります。
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簡単には卒業出来ない整体スクール
てあて整体スクールのカリキュラムは6ヶ月で一巡します。
一通り卒業に必要な内容を勉強するのに、毎週通って6ヶ月かかると言うことです。
ところが卒業は殆どの人が1年以上かかります。
いや、かけています。
卒業には卒業試験に合格する必要があります。
試験はあら木を指針整体することです。
それだけ。
指針整体は授業時間が一番多いカリキュラムで、てあて整体スクールの基本中の基本です。
時間をかけて練習しています。
なのに一年かかります。
いや、かけてます。
本人が納得いかないので、納得いくまで勉強し練習すると言うことがあります。
もちろん、あら木が合格を出さないと言うのもあります。
卒業するまではリピート受講無料(追加料金なし)なので、安心して受けられると言うのもあると思います。
卒業して整体出来なかったら、もしくは出来ていると患者さんに思われなかったら、困るのは生徒さんです。
開業しても廃業することになってしまいます。
結果が出ないから。
そして、スクールも困ります。
そんな整体師しか育成出来ない整体スクールはすぐに潰れます。
だから出したくてもなかなかOKを出せません。
指針整体の他にも骨格調整や症例別の授業を、もっと受けたいと言うこともあるようです。
卒業に必要な単位は取れてるから、卒業試験受けても大丈夫ですよと、そろそろ卒業した方が良さそうな生徒さんには言っています。
そうですね、そろそろ。
と言ってすぐに卒業試験を受ける人は多くありません。
もう少し受けてからと言う方が殆どです。
だって先生、繰り返し受けられるんだから、身につけて卒業したいじゃないですか。
そんな風に聞いたこともあります。
ま、イイですけどね。
でも、卒業や開業にはタイミングもあります。
この人はタイミングだ!と思ったら毎週のように言います。
タイミングを外すと卒業も開業も遠のきます。
遠のいたものはなかなか戻ってこない。
流れや波に乗ると言うのが大切な時もあります。
でも、何度も勉強するのも悪くはない。
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セミナーでは教えられないこと。
てあて整体スクールでは幾つかのセミナーを企画開催しています。
手技療法では「マッスルエナジー・テクニック(MET)」「クラニオ・セイクラル セラピー」「触診」など。
これらのセミナーでは手技を教えます。
出来るだけ短時間で効率よく覚えてもらい出来るようになるために、テキストを作り動画撮影をOKにしたりします。
話忘れたことはテキストに書いてあるし、テキストの写真で分かりにくいところは動画を撮影してもらいます。
セミナーで教えられないことがあります。
たぶん、整体スクールの解剖学や症例別の授業、あるいは、お昼の食事の時間に話していることや、指針整体の繰り返し練習をする中で出てくる話。
そんな話のなかで伝えていることです。
セミナーでも教えられないし、一言で言えない事なので説明しにくいんですけど、整体師としての考え方だったり患者さんとの関係だったり、もちろん手技の使い方(テクニック的なこととは少し違う)や病気や症状の捉え方だったりします。
最近はそう言う、その人(整体師・セラピスト)が持っている世界観のようなものを伝えることを含んだセミナーが増えているように思います。
上手くまとめられればそうしたいと思うんですが、なかなか言葉に出来ないし、佇まいだけでそれを見せられる訳でもない。
そこがポイントですよね。
自分で言うのも何ですが、噛めば噛むほど味が出るタイプなもんで。
なかなか短時間では分かりにくいと思います。
見た目も格好良い訳ではないし、キャッチフレーズもない。
そこがねぇ。
と思います。
でどうやって伝えているかと言えば、やっぱりスクールと言うことになります。
スクールだとかなり長期に渡ってお付き合いすることになります。
短くて半年、長ければ3年間も通って来る訳ですから。
その期間の中で色々な話をし、体に触れ調整し結果が出て、それをまた話たりして。
そうやって伝わっていくことが自分のスタイルなのかと思います。
あとはブログ。
セミナーやワークショップの告知ばっかりしている訳ではありません。
自分の物の味方や考え方を吐露するようにしています。
それを拾い読んでもらえれば、しばらくするとあら木はこう言う奴だと分かってくると思います。
営業用の文章を書く事はしてません。
てことは書いてないことがポイントだったりするかもしれないけど、やっぱり書いてあることが考えていることです。
ウソは書きませんから。
スクールを始めた当初はテクニックと知識を伝えようと思ってました。
でも今はそれに考え方が加わっていると思います。
少なくとも15年は整体師をやってくることが出来た人の考え方なので、そんなに間違いはないと思います。
スクールで待ってます。
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手に仕事をさせない。
手に仕事をさせない。
Do't let your hands job .
何も考えなくても出来るようになるまで練習します。
そうやって何も考えなくても出来るようになったら、全て分かってそれをやります。
全てと言うのは自分が何をやっているのか、相手がどうなっているのか、手がどんな風に動いているのか。
何も考えないでも自動的に的確に正確に仕事が出来るようになっても、勝手に(自動的に的確に正確に)やらせない。
自動的に的確に正確に出来たとしても、それに任せてしまわない。
無意識に何も考えなくても、目をつぶっていても出来るように練習する。
と言います。
大切なことで、それが前提です。
でもだからと行って無意識に目をつぶってする訳ではない。
マニュアル通りに出来るからと言って、ただマニュアル通りにする訳ではない。
整体の勉強は体の勉強です。
手技の勉強だけでなく解剖学など相手の体の勉強です。
そして自分の体の使い方の勉強でもあります。
自分の体は無意識でも動くまで練習します。
繰り返し繰り返し練習します。
でも、相手の体はいつも違います。
同じ人であっても違います。
そして自分の体も違います。
同じと思っていても違います。
寝不足の時や疲れている時。
空腹の時や満腹の時。
気分がイイ時やそうでもない時。
だから体の勝手に仕事をさせない。
自分が分かっていて体を動かします。
相手を分かっていて体を動かします。
難しいようで面白いところです。
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股関節は曲がらない ~ 解剖学ページ更新 ~
股関節は曲がりません。
言葉の遊びで言っている訳ではありません。
実際の動きと使っている言葉が違うと、頭が勘違いしてしまうことがあります。
言葉を変えるだけで動きが変わることがあります。
なので確認しておきます。
股関節は回る関節です。
股関節は骨盤の上下の真ん中あたりに、横に向いている関節です。
骨盤側の臼蓋(きゅうがい)と呼ばれるお椀のようになった部分と、太ももの骨(大腿骨)の上端の球状になった骨頭(こっとう)と呼ばれる部分でできています。
臼蓋に骨頭が収まって、くるくると回るように動く関節です。
股関節で前に曲がる訳ではありません。
もちろん見た目はカラダは前に曲がっていますが、股関節では骨頭が回っています。
カラダを前に曲げる格好のイメージです。
図の左側○印の方が股関節を回しているイメージ。
右側の×印の方は股関節あたりで曲げているイメージです。
多くの人は右側の×印のイメージで曲げています。
このことが腰部に影響して腰痛を起こすこともあります。
患者さんに歩き方や座り方やカラダの動かし方・使い方を教える時に、上のような図を描いて説明することがあります。
もう一つ。
股関節はカラダの一番下にはありません。
坐骨が一番下で、その上に股関節があります。
上半身を頭蓋骨から骨盤まで繋がる一つのユニットとして捉えると、股関節はその途中にあります。
このイメージも大切です。
触診セミナー
今日は触診セミナーでした。
人数を集めるので開催して欲しいと声があったので、クローズドのセミナーになりました。
参加されたのは既に手技をされている先生と、今まで学んだ手技をするにあたって手の感覚を高めたいと言う方でした。
触診はそれぞれに考え方があって様々な方法がありますが、殆どの方法で共通していることもあります。
触診する側が整っていることが大切。
強く押しつけるのではなく、軽く触れること。
これらのことにはどんな意味があるんでしょうか。
そんな話もしながら説明をして行きます。
説明をして実際に触れてみて、を何度か繰り返して行きます。
触診は一朝一夕に上手く出来るようになりません。
何度も何度も繰り返し練習することで、解像度が上がって行きます。
最初は殆ど分からなかったことが、少しずつ輪郭がはっきりしてきて、細かな違いも感じられるようになります。
そしてもう一つ、触診の練習をする時に気をつけなければいけないことがあります。
触診したらどうだったか判定を決める。
だいたい同じとか、ちょっと分からない、はありません。
だいたい同じは、ぴったり同じではないので、何か違っているということです。
ちょっと分からないは分からないと一緒で、一生決めることが出来ません。
触診の練習を始めて、一番大切なのは決めることです。
間違っていても、先ずは決める。
そこからしか始まりません。
右や左に変位していると決めれば、間違うことも出来ます。
でも、決めなければ間違うことが出来ません。
間違えなければ、そのままずっと分からないという結論しか出せず、ずっと判定も出来ないし調整もできなくなってしまいます。
練習の時には間違えても良いので、右だ左だぴったり同じだと、判定をすることが大切です。
後半に少し時間があったので、触診から分かることや推察出来ることについても話をしました。
左右の肩甲骨の位置から分かること。
胸郭の形から分かること。
骨盤の傾きから分かること。
要望があればいつでもやりますよ。
連絡下さい。
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