草間彌生美術館
午前中の時間を利用して、草間彌生美術館に行ってきました。
昨年10月に開館していましたが、なかなかチケットが取れず、やっと行くことが出来ました。
チケットは毎月1日に翌々月分が売り出され予約定員制となっています。
開館当初からチケットを入手しようと、1日10時になるとインターネットの前でトライしましたが、午前中にはソールドアウト。
午後になると1000円のチケットが1枚7000円位で転売されていました。
これはダメです。
定価で買って行こうと、暫くまって5月1日にやっと取ることが出来ました。
場所は地下鉄東西線早稲田駅から10分位。
青山のワタリウム美術館と同じ位の規模の美術館でした。
1階が入口とミュージアムショップ。
2階と3階に絵画の展示があって、4階はインスタレーション、5階は屋上にオブジェが展示されていました。
2階は20代前半の渡米前の絵画でしたが、これが素晴らしい。
言葉が適切ではないと思いますが、とても綺麗で美しい線と色。
これが1950年代に描かれていたと思うと驚愕ですい。
3階は現在の絵画の展示。
最近、よく見るようになった正方形の板に書かれたものたちでした。
こちらはやはり迫力が凄い。
4階はカボチャのインスタレーション。
暗い部屋に入ると、マジックミラーをつかってカボチャが無限に繋がるというものでした。
5階の屋上にはカボチャのオブジェでした。
順路に沿って見ていくと、最初は少し並んで見るような状況になりますが、定員入れ替え制なので暫くすると人がばらけて来ます。
何度目かに降りると2階の絵画を暫く一人でじっくり見ることが出来ました。
4階のインスタレーションも2分で入れ替わるので、何回か見ることが出来ました。
20代の作品が素晴らしいなぁと思いました。
以前、上野で見た時には少ししかありませんでしたが、今回は20枚ほども見ることが出来ました。
今につながる視点もありましたが、全く違う表現で。
見続けていても飽きることのない作品達でした。
草間彌生さんは戦っている。
70年以上もの間。
戦っている。
素晴らしいことだと思いました。
草間彌生美術館
https://yayoikusamamuseum.jp/
東京整体 ~ 突撃隣の整体院
卒業生の整体院を訪問して来ました。
つい最近オープンしたばかりの【東京整体】です。
東中野駅から徒歩10分ちょっと。
グーグルマップだともう少しかかるように表示されるようですが、近道を通って行くと10分位で着く距離です。
遠いよなぁ。
と思っていました。
話を聞いた時には、どうしてまたそんなに駅から遠いところで開業するんだろうと思いました。
過去に開業した卒業生の中でも3番目か4番目位の遠さです。
公園が見えました。
その前にあるマンション。
一階のオートロックを入って奥の左。
扉を開けるとありました。
【 東京整体 】
おおお。
なるほど。
そう言うことか。
確かにここで整体をやりたくなる。
入ってすぐに感じました。
卒業生だから言っている訳ではありません。
本当に良い空気の流れる場所です。
調度品で整体をする訳ではありません。
でも環境は患者さんの体に影響を与えます。
居心地の良い空気や空間はそれだけで体を整えます。
静かに話の出来る雰囲気も、目を楽しませてくれる小物たちも。
院長先生の森本さんは、てあて整体スクールを卒業して5年になります。
卒業して暫くは単身赴任で仕事をしていましたが、数年前から毎週整体授業のリピートを続け、モニターの患者さんの整体も続けて来ました。
やっと、ここにたどり着いた。
そんな感じです。
開業してまだ1ヶ月足らず。
森本先生は患者さんへの告知の時期だと言っています。
来てみて分かりましたけど、ここじゃなきゃいけない理由があります。
それがホームページなどに表現されていない。
そんな話をしました。
東中野駅から10分の住宅街の中。
公園の目の前のマンションの一階奥。
静かなワンルームでゆったりと自分の体と向き合う。
一人の患者さんに120分の時間を確保しているとのことです。
毎週通ってどうのこうのという整体ではありません。
月に一回。
今の自分を確認し整え明日の準備をする場所です。
ご贔屓に!
【 東京整体 】
東京都新宿区北新宿4-11-3
朝日クレス・パリオ新宿 107号室
090-3313-1090
tokyoseitai2018@gmail.com
https://tokyoseitai.tokyo/shinjuku/
アラカンでも現役で踊れる理由(仮)
お話会というかワークショップというかセミナーというか。
【アラカンでも現役で踊れる理由(仮)】という集まりのお知らせです。
(アラカンとはアラウンド還暦=60歳前後の人のことです。)
このところバレエスタジオでは、50代60代の在籍が増え、20代30代が減っている傾向にあります。
40代は横ばい。
ダンスの体関係のセミナーやセッションをしていても、40代後半から50代にかけての方々が多いイメージがあります。
荒木もちょうど今年で60歳。
ダンスを始めて35年。
今も年に1・2回は舞台に出ている現役です。
荒木がこの歳まで現役で踊り続けているヒミツについてお話したいと思います。
個人的な感覚や感想もありますが、整体師として20年、現代舞踊協会会員の踊る人として30年、姿勢や体の使い方の先生としてのアレクサンダー教師として4年のキャリアに基づいた話です。
40代から50代60代の大人バレエな皆さんや様々なダンスをやっている大人のためのお話会。
整体を一回受ける料金で、話だけでなく個人的な相談にも乗ります。
曜日や時間を変えて何度か募集をします。
都合の良い日にいらして下さい。
故障をしないためにはとか。
上手くなるために考えやっていることとか。
練習頻度とかお休みとか。
話の内容はいろいろ考えています。
テクニック的なことも要望があればお答えします。
また聞きたいコトがあったら事前に連絡下さい。
内容はどんどん変わっていく予定です。
【 アラカンでも現役で踊れる理由 】
日時 : 8月9日(木) → 8月17日(金)10:30~12:00
場所 : てあて整体スクール 東京
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金 : 6,000円(当日精算)
申込 : teate@nifty.com
03-3922-7230
2014.03.29 シアター21フェス 56歳直前の踊りです。
ワールドカップ サッカー日本代表に想う。
サッカー・ワールドカップ日本代表のロシア大会は終わりました。
予選リーグを突破し決勝トーナメントに進出。
世界のベスト16位になったと言うことでした。
知っている限りですが、今大会に参加した長谷部選手と長友選手と本田選手は3大会連続のワールドカップ出場です。
彼らの言動を見ていて色々と想うところがあります。
決勝リーグで現在世界ランキング3位のベルギーに2-3で敗戦。
前半は0-0で後半に入って日本が2点を先制しましたが、その後ベルギーに2点取られ最後の最後ロスタイム残り1分で1点を許し負けてしまいました。
終わった後の西野監督のインタビューがこのチームを表現していたと思います。
「追い詰めましたけど……。何が足りないんでしょうね。」
それはつまり勝てると思って作戦を組み、勝てると思って試合を進め、勝てると思って終盤まで来て、負けてしまった。
悔し紛れではなく、本当に何が足りないか分からない。
そこまで日本代表は来ていたということだろうと思います。
終了直後の長谷部選手のインタビューも聞きました。
「整理する時間が必要。」
と言っていました。
残念だったなぁとか、悔しいなぁとか、勝てる試合だったのにとか。
終わった直後はそんな風に思いましたが、選手の顔を見て話を聞き、これまでの言動や前回大会の様子なども見ていて、そんなに簡単に残念だとか悔しいとか言えるものではないと思い始めました。
そんなに単純で簡単なものではない。
最近は様々な経験が増え、結果が出るとそれまでの経験や結果と照らし合わせ、すぐに次のことや対策を想定したり考えたり言ってみたりする。
でも、そうなんだろうかと思う。
今回のワールドカップ・ベスト16はそんな生半可にすぐに答えを知ったかぶりして、次を考えられるような経験ではないのかもしれないと思った。
本田選手や長友選手は、前回大会に出場するまでの4年間は優勝をすら口にしていました。
それが予選リーグで一勝も出来ずに敗退。
終わった後のインタビューで言葉をなくし、後ろを向いてしまった長友選手を思い出します。
あれから4年。
たぶん毎日毎日一日も休まずサッカーのことを考え、この決勝トーナメントのことだけを考えて日々過ごして来た。
そんな雰囲気がひしひしと伝わって来ました。
4年です。
4年もの間、毎日毎日毎時間毎分毎秒、努力し続けた結果が、ランキング3位の強豪国と言われてる国に負けた理由がすぐには分からないという所まで到達させた。
そんな気がします。
だから、軽々に何かを言うことは出来ないなぁと思います。
それぞれの選手はそれぞれのサッカー人生をこれから歩むことだろうと思います。
その大きな節目になったことだけは分かります。
凄いなぁ。
とても凄いことだなぁと思います。
今年、60歳になりました。
7月15日に踊ります。
60歳の確認もあり、これまでとこれからの自分のダンスの通過点として踊ります。
長友選手や本田選手のようなサッカー選手としてはベテランの人たちと少し比べてしまうところがあります。
自分はそこまで真剣に、日々毎時毎分毎秒過ごしていたかなと。
何かを突き詰めて来たかなと。
それほどでもなかったなぁと思ってしまうところがあります。
無駄な時間が多い。
もちろんそれも重要。
必要なことだとは思いますけど。
まだ60だし。
もう60だし。
今回のワールドカップには色々と考えさせられました。
自分の状況年齢もあってなのかもしれません。
今大会の予選を含め出場した全ての選手や監督やサポートした方々を尊敬します。
7月のスクール見学日。
てあて整体スクールの7月のスクール見学日です。
これから整体スクールや整体学校を探そうと思ってる方は問合せ下さい。
スクール見学日
東京校
場所 : 東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
日程 : 7日・ 8日・ 9日
14日・15日・16日
21日・22日・23日
28日・29日・30日
時間 : 土曜日、月曜日 9:30~
日曜日 15:30~
名古屋教室
場所 : 愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
日程 : 17日・18日・19日・20日
時間 : 9:30~
申込
メール : teate@nifty.com
電話 : 03-3922-7230
てあて整体スクールには20代女性から60代男性までいろいろな人が勉強に来ます。
ほとんどの人の目的は最終的には仕事にすること。
整体師やセラピストとして独り立ちすることです。
今までやってきた事務仕事より、人と関わる仕事、自分の手で人の体に関わる仕事をやりたいという女性。。
定年退職をして第二の人生、これからは好きな時間に仕事をして、健康に寄与するような活動をしていきたいという男性。
ダンス・バレエやダンサーの故障を診られる治療師になりたいという女性。
手に職をつけたい、雇われるのではなく自分で稼ぐ人になりたいという人。
家族の健康をなんとかしたいという人。
てあて整体スクールで教えている指針整体と骨格調整のマッスルエナジー・テクニックは、他にはない手技です。
強い力を使わない、押したり揉んだりせずに体を調整する。
力を使わないので受ける患者さんも安心で、やっているこちら側も疲れにくい整体です。
整体は自分の体で覚えます。
一定時間練習したらとか勉強したら出来る、というものではありません。
だから納得いくまで授業をリピートすることが出来るようにしています。
追加料金はありません。
安心して何度も通ってきて下さい。
入学する前に授業の見学に来て下さい。
指針整体もマッスルエナジー・テクニックも他にはない手技なので、受けてみないとどんなものか分かりません。
受けてみて本当に自分に出来るのか、効果がありそうなのか確認して下さい。
入学はそれから考えて下さい。
東京校は西武池袋線大泉学園駅から徒歩7分。
名古屋教室はJR・地下鉄千種駅から1分。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
メール : teate@nifty.com
電話 : 03-3922-7230
場踊り
先週の金曜日6月29日。
池袋の東京芸術劇場前広場に田中泯さんの【場踊り】を見に行った。
田中泯さんの踊りを生で見たのは2回目。
もう15年近く前に夏の夜の井之頭公園の林の中でだった。
招聘した5人の外国人ダンサーと作った作品だったと思う。
照明は木の上から一本だけ。
地面に御座を敷いて見た。
暑い夜だった。
泯さんは10メートルほど先から手前数メートルまで、1時間かけて動いてきた。
ほとんどを地面に寝ての動きだったと思う。
他のダンサーは前後に行ったり来たりしてた。
他に映像でも1度見ている。
今回は踊っていた。
最初は軽快な音楽に合わせて。
ステップと言うか舞っていた。
影像作品は昨年だったか一昨年だったか。
フランシス・ベーコンの展覧会の時のもの。
松本だったかの美術館で全裸で踊っているものだった。
他に土方巽とフレデリック・フォーサイスの踊っている影像もあった。
フォーサイスは自身が踊っていた。
田中泯さんを初めて知ったのも15年位前。
知合いが泯さん振り付けの舞台に出ると言うので、東京国際フォーラムに見に行った。
当時既に何十年も日本を出ていた泯さんに、現代舞踊協会が依頼して作品を作ったと言うことだった。
とても大きな舞台で今とは全く違う作品だったと思う。
日本で踊っていた時の話を少し聞き、早くに外国に行った方だと知った。
その後、井之頭公園が先だったか映画『たそがれ清兵衛』が先だったか。
なんとなく知るようになった。
『たそがれ清兵衛』では小さな村はずれの家の中で切られる役。
切られた後にありえない方向にありえない姿勢で崩れていくのを見た。
もう70歳を超えている体とはとても思えない。
別に体がどうだからと言って踊りが良いとか、そんなことを言うつもりはないが、憧れてしまう存在である。
それは体も踊りも。
クラシックバレエやジャズダンスとは全く違う踊り。
というか舞。
今回ももの凄いものを見た。
言葉にすれば当たり前のことだが、全身が全てを表現している。
あるいは表現していないのかもしれない。
表現ではなく存在を表現として見るものが見ているだけなのかもしれない。
そう捉えたいと言うことなのかもしれない。
それは見ていて楽しくもあり。
我が身を省みて身を引き締めた時間だった。