履きやすく脱ぎやすい靴には用心。
「履きやすく脱ぎやすい靴」とは「ブカブカしていて足の大きさに合っていない靴」のことを言っています。
たまに、足にピッタリしているのに履きやすく脱ぎやすい靴がありますが、ここではそういう良質の靴ではなく、履き口が大きくて爪先のスペースも大きい靴のことです。
大きなスリッパみたいなアレ。
履きやすい靴を日常的に選ぶ気持ちは分かります。
だって履きやすいんだから。
でもその靴を履いていると色々と体に問題が起こることがあります。
脱ぎやすいと言うことは、脱げやすい、と言うことです。
脱げやすい靴を履いて歩いていると、当然のことながら脱げないようにします。
歩きながら靴が脱げたら意味がないですから。
靴は脱げないように履きます。一般的に。
脱げないように足に縛り付けるとかではなく、足の方が脱げないように靴を止めようとします。
そうするとどうなるか。
足指を広げて靴の前側のカバー部分を止める。
と言うようなことをする。
足指が広がります。
それだけならまだイイ。
でも、そこでは終わらない。
人はそのまま歩き続けます。
試しに歩いてみて下さい。
履きやすく脱ぎやすい靴で歩いてみると分かります。
足指の付け根で地面を蹴って歩く。
あるいは。
膝や腿(もも)を持ち上げて前に送って歩きます。
どうですか?
これが始まると浮き指になります。
浮き指になるとどうなるかは、以前書きました。
( 浮き指について >>> https://teate.co.jp/blog/blog1704251.html )
外反母趾
O脚
太ももが太くなる。
血流が悪くなる。
冷え性になりやすい。
イイことありません。
靴は履き口が大きくなく、指にあまり遊びがなく、紐で結べる靴を、毎回紐を結び直して履くのが、足や脚や体のためには良いです。
いつもいつもは無理なら、脱げやすい脱ぎやすい靴は避けるべきです。
症例別専科 終了
症例別専科を受講されたOさんが修了されました。
一ヶ月お疲れ様でした。
Oさんはバレエの指導をされているダンサーです。
生徒さんの体を何とか出来ないかそしてもっと知りたいと言うことで、以前、骨格調整専科を受講され今回は症例別専科を受講されました。
骨格調整専科も症例別専科も、てあて整体スクールの授業に生徒さんと一緒に参加します。
修了すると修了証と記念品をお渡しして、卒業生同様に骨格調整や症例別の授業をリピート受講することが出来ます。
症例別専科授業では腰痛や肩こりや関節痛などの症例に対して、どうやって原因を考えたり探したりするかを先ず学びます。
その上で調整法なども学べるようになっています。
終わった感想は「修了した感じがしない。」と言うものでした。
確かに骨格調整や症例の授業を受けただけでは、実際の患者さんを診ている訳でもないし整体をやっている訳でもないので実感がないだろうと思います。
あとは実際に症状を持っている人を診ていくしかありません。
ポイントは幾つかあります。
・触診で歪みやズレを探す。
・パルペーションで動きの偏りや悪さを見つける。
・痛みの出る部位と周りの部位の関係を見る。
そこからの原因を考えます。
どうやって?については授業でやります。
症例別の授業では荒木が時々に診ている患者さんの症例の話などもあるので、リピートをどんどんしてもらいたいと思います。
傾向が分かったりすることもありますから。
次の専科は11月に骨格調整があります。
ご希望の方はまだ参加申し込み受け付けています。
東京は11月3日から毎週土曜日。
名古屋は11月20日から23日までの4日間連続。
単純な手技なのに安全で、とても再現性の高いMETで骨格調整と筋肉調整の勉強をして下さい。
詳しくは >>>
バレエカレッジ <悩み別>バレエの体の解剖学&ストレッチ
【 <悩み別> バレエの体の解剖学&ストレッチ 】と言う企画が始まりました。
主催はオンポワントと言う出版社です。
バレエ好きの方々のために、観るだけでなく知る踊る考えるまでをテーマに様々な企画があります。
その中で踊る方々のための講座を担当することになりました。
昨日はその第一回で「”アン・ドゥオール”ができない人の体のしくみとストレッチ」が終わりました。
新しくなった新宿村スタジオに二十名近くの方が参加してくれました。
アンドゥオールは英語ではターンアウト。
ターン(回す)とアウト(外に)を合わせた言葉で、クラシックバレエの基本中の基本である脚の使い方です。
バレエダンサーが立っている時や動いている時に、膝や爪先が外側を向いているアレです。
アレがなかなか実は難しく、特に大人からバレエを始めた方や久しぶりに復帰した方などは苦戦します。
そのアンドゥオール(ターンアウト)について、解剖学的な話から実際に自分の骨の位置や形を知り動かしてみて、感覚をつかんでいきます。
そして、股関節が開きやすく爪先が外に向きやすくなるためのストレッチなども一緒にやりました。
皆さんとても熱心で、あっという間に2時間が終わりました。
参加された皆さん
おつかれさまでした!
次回のテーマは「”体が硬い人”の体のしくみとストレッチ」で、11月16日(金)19:00から場所は同じ新宿村スタジオでやります。
申し込みは以下のリンクから、オンポワントさんに直接お願いします。
待ってます!
※ ”体が硬い人”のための体のしくみとストレッチ >>> https://balletcollege.amebaownd.com/posts/5089804
接点と角度とスピード
整体を学んでいた時にカイロプラクティックを教えてくれた先生から言われたことです。
接点と角度とスピード
ひょっとしたらスピードではなく力だったかもしれない。
でも言わんとするところは、患者さんの体に与える刺激の総量のことで、最小の力で狙った深さまで届かせると言うことだったと思う。
カイロプラクティックと言うとボキボキ骨の音がなって怖いと言うイメージがあるかもしれないが、実際はそんなことはない。(と思う)
少なくとも私にカイロプラクテイック手技を教えてくれた先生はそうではなかった。
首(頚椎)の調整をする時も腰骨(腰椎)の調整をするときも、一回だけ捻ったり軽く引っ張ったりするだけ。
音はポキンとなるだけで、ボキボキなんて鳴らない。
また、音がしなくても二度も三度も引っ張ったり捻ったりはしない。
稼働範囲の中で動かすんだと言っていた。
だから。
彼女の手技をみてカイロプラクティックの手技は諦めることにした。
何故ならあの手技を身に付けるのには、少なくとも7・8年の修行が必要で、そこまで自分には時間がなかった。
と思った。
実際、学校を卒業した後に挨拶に行ったら、うちで修行するか?と聞かれたくらいだから。
替りにマッスルエナジーテクニックと言うソフトな手技を使うことになった。
こちらは患者さんに2・3割の力で動いてもらい、これに最適抵抗つまり動きを止めることで、筋肉の性質を使ったりテコの原理を使ったりして、骨をユルユル動かしたり筋肉を緩めたりする。
派手ではないが安全な方法だ。
でも、「接点と角度とスピード」は当てはまる。
全く同じことが言える。
カイロプラクティックのアジャストのような素早いスピード感ではなく、ゆっくりしたスピードの中に「最初の力」で狙った接点に狙った角度で調整を入れることで、安全に骨が動いたり狙った筋肉が緩んでいく。
手技をいかに安全にするかというのは整体師の課題。
ポイントは接点と角度とスピードにあるように思う。
てあて整体スクールの授業見学と整体体験
てあて整体スクールは東京練馬と名古屋千種に教室のある小さな整体学校です。
東京では毎週土日月に授業があり、名古屋では月に4日連続で集中授業をやっています。
指針整体とMETは力を使わない安全で安心の手技です
他にはない方法で押さない揉まない体重をかけない指針整体とボキボキしない骨格調整のMETは受けてみないと分からない。
想像と違うイメージの整体です。
見学や体験をした方は、今まで受けたことがない全然違うと言われます。
整体師はやっぱり手技です。
どんな風に患者さんを調整するのか。
本当に治るのか。
押さないってどんなことなのか。
軽い刺激だけでちゃんと緩むのか。
怪しくないのか。
自分で納得出来なければ患者さんに使うことは出来ません。
授業見学と整体の体験を無料で受け付けています。
都合の良い日を指定して申し込んで下さい。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
teate@nifty.com
03-3922-7230
※見学申込フォームはコチラ >>>
きれいな姿勢 ・ 正しい呼吸
最近、気になっている「姿勢と呼吸」。
気になっているというより、職業的な興味や必要性から、勉強したり考えたり感じたり試したりしていることです。
そんな時、コンビニに行ったらターザンで特集をしていました。
『きれいな姿勢・正しい呼吸』
こりゃ読んでみよう。
と買いました。
読みました。
うううううううううううううぅ~ん。
やはりそうか。
そんな感じなのか。
しかしまあわかり易いんだろうなぁこれが。
とは言え困ったなぁ。
と言うのが正直な感想です。
批判したい訳ではないので、自分の考えと対比しておきます。
記事の中で某大学保険医療学部講師の先生が良い姿勢を定義していました。
あらゆる姿勢の基本は立位にあります。
そのうえで良い姿勢を定義すると、真横から見たときに耳たぶ(耳垂)から肩のてっぺん(肩峰)、股関節の真横(大転子)、膝の前側(膝関節前部)、外くるぶしの前側(外踝前部)が床から一直線用に並んでいること。(ターザン11/8 2018 No.752 14ページ)
そして硬かったり弱くなっている(強度が低くなっている)抗重力筋を元の状態に戻すことができれば、姿勢は自然と良い姿勢が作られると書いてあります。
そして「姿勢と根本的に解決する鍵は筋肉にあります。」ともあります。
抗重力筋とは体の前後にある筋肉で、体を立てるのに使われている筋肉群です。
これだと「姿勢は形」で筋肉で形をきちんと作ると読めます。
良い姿勢についても耳垂や肩峰や大転子などの「位置」で定義していますから。
荒木の考えは違います。
「姿勢は体の使い方の結果」です。
だから筋肉の状態ではなく使い方の方が問題と考えます。
ではどんな状態が良い姿勢かと言うと。
生理的な状態で、具体的には呼吸が楽で血流が良い状態、と考えています。
寄って立つ基本が違うので、姿勢については全く違うアプローチをすることになります。
では呼吸の方はどうなっているか。
呼吸については47ページから5ページくらい書いてありますが、具体的にはこう言う呼吸が良いとは書かれていないような気がします。
深い呼吸が良いとは書いてあります。
腹式か胸式かは気にせずゆっくり大きく呼吸しようと書いてあります。
鼻呼吸と口呼吸については鼻呼吸と書いてあります。
でも、どんな鼻呼吸が良いかは書いてありません。
総合すると「深い鼻呼吸を大きく。」となります。
やっぱりどんな鼻呼吸、どんな深い呼吸、かが分かりません。
呼吸についてはまだ上手く言葉に出来ていません。
ただ、呼吸はするものではなく、しているものと感じています。
するのではなく、している。
何か禅問答のようですね。
アレクサンダー・テクニークを始めたFMアレクサンダーさんが本にこんなことを書いていました。
「第一の動きとして胸に適正な拡張が起きるべきであり、その動きを元にして鼻翼が拡張へ向かい、肺が空気で即座に満たされ、・・・」(「人類の最高遺産」283ページ)
少なくとも息は吸ったり吐いたりするものではなく、胸郭や腹腔の動きに従って、空気が喉を通って入ったり出たりしていることと捉えています。
無駄な力を入れることなく、柔らかな体でいれば空気は自由に出入りするものと感じています。
姿勢については指導を始めていますが、呼吸はまだ個別にしかやっていません。
もう少し勉強し研究し感じて考えて行きたいと思います。
ATI年次総会
ATIはAlexander Technique Internationalと言うアレクサンダー・テクニークの国際団体のことで、その年次総会が先週末から京都で開かれていました。
( ATI Japan >>> )
今回は私のアレクサンダー・テクニーク教師としての先生にあたる石坪さんがメインとなって開催されたので、時間が許す限り参加しようと京都まで行ってきました。
お手伝いボランティアも募集されていたので、少しでも何かできればと思っていました。
そしてもう一つ。
ATIはアレクサンダー教師の国際認定団体でもあります。
今回はそのアセスメント(評価)を受けるためと言う目的もありました。
ATIに入会するにはスポンサーと呼ばれるベテランのアレクサンダー教師3人からのアセスメント(評価)が必要です。
アレクサンダー・テクニークの知識や技術やそしてアレクサンダー教師としての倫理について、実際にワークをしたり話をしたりしながら評価してもらえます。
昨年春にカナダの先生から一人評価を受けOKをもらっていたので、今回はスイスの先生から評価を受けOKを頂きました。
何人かの評価を連続して受けている先生が多いので、私のように長期間に渡って評価を受けるのは珍しいのかもしれません。
次はいつにするのか。
来年になるのか再来年になるのか。
評価を受けるといろいろなことを考えます。
技術や知識のことだけでなく、自分にとってのアレクサンダー・テクニークについてや今後のことについてなど。
なんとなくすぐに受けるのは勿体ないなぁなんて思います。
アセスメント(評価)は少し緊張もするし準備もします。
でもそれ以上に学ぶことの多い時間だったと思っています。
今回のスイスの先生・ローザルイザさんとも色々な話をすることが出来ました。
また、個人レッスンを受けていただいた生徒さん役の方とも色々と話をすることが出来、自分にとっては大きな時間になりました。
総会なのでATIのことを話をする時間もありましたが、ワークショップも多くやっていました。
私はNYで活動しているYOCOさん(日本人)のWSとカナダで活動しているスーザンさん、そして日本人の川上さんのWSに参加しました。
YOCOさんとスーザンさんのWSは個人に対するアクティビティを多く見ることが出来ました。
二人に共通するのはとてもシンプルなアプローチをしていると言うところでした。
つい頭で考えてしまう自分のことを思って、イカンナァと。(笑)
生徒さん役の方を信じ、自分を信じ、手で触れていく。
何かをしたりしようとするのではなく、やらなくても良いことをやめていく。
シンプルに考えてシンプルに動く。
すっきりとしたクリアで透明な感じのする動きを見ることが出来ました。
川上さんのWSでは多重迷走神経の話があり、これは勉強してみたいテーマになりました。
アレクサンダー・テクニークは今やってしまっている何かをやめることで、本来の動きが見えてくる。
今までの自分が変わるワークです。
習慣的になってしまった行動や考え方から一旦離れてみる。
習慣に引きずられないクリアな動きをする。
スイスの先生・ローザルイザさんと話をしていて、整体や手技療法はこちらからすること、でもアレクサンダー・テクニークは相手自身が変わるところを見られると言うようなことを聞きました。
整体や手技の良さとは全く違う方向からの良さがあると思います。
もっと多くの生徒さんにアレクサンダー・テクニークのワークをしたくなりました。
荒木がアレクサンダー・テクニークを学んだのは、アレクサンダー・テクニーク東京スクールと言う目黒(西小山)にある教室です。
興味のある方は問い合わせ下さい。
アレクサンダー・テクニーク東京スクール >>>
※確認をとっていなくて写真掲載出来ず申し訳ありません。
無定年時代
そろそろ自分の人生を生きてはどうか。
親や会社や社会や国が決めたことの中で、それしかないと思っていたら自分の人生ではないよ。
そんな事はないと思っていても、知らず知らずの内にそんな風に考えている事がある。
常識とか人がどうとかではなく、自分で考えて生きてみよう。
普通とか大体はとか皆んなはとか。
それは自分が考える前から既にあった、そこにあった考え方。
自分で考えたものじゃない。
高校や大学に進学するのは何の為なのか。
会社に入るのは何の為なのか。
そこんところは何故なのか。
考えてみた事ありますか。
40歳を前に人生半分だと思った時に、そんな事を考えていました。
今のこれしか人生じゃないのか。
物心ついた頃から大学進学を前提に話が進んでいて。
行くか行かないかではなく、どこに行くかを決めていた。
入社して10年以上が経って、人生半分だと思った時。
このまま行くのかな?
他の道は無かったのかな?
そんな風に考えました。
人に雇われないで生きるなんて出来るのか。
一回くらい勝負して、自分の力だけで生きてみられないか。
そんな風に考えました。
今考えればそれは、勝負じゃなくて単なる選択であったり決断だったのかもしれない。
でもそれは無理だろう。
幾ら何でも40で会社を辞めるなんて。
奥さんもいるし子供もいるし。
だいたい上手くいくんだろうか。
そうやって数年考えた挙句に独立開業。
17年が経ちます。
けっこう大変でしたけどね。
でも面白い。
無定年時代と言われます。
定年がなくなる。
どうしますか。
細々とやっていきますか。
ガツガツやる必要はないですが、好きな事をやりたいでしょ。
準備を始めるなら今かもしれません。
てあて整体スクールは週末だけで卒業出来る整体学校です。
(名古屋教室は月4日の集中コース)
殆どの生徒さんは社会人です。
荒木も20年くらい会社員の経験があります。
そして17年の開業経験があります。
サポートします。
何度でも通って技術と知識を身につけて下さい。
待ってます。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
teate@nifty.com
03-3922-7230
愚痴を聞く
男性の患者さんとは仕事の話。
女性の患者さんとはプライベートや人間関係の話。
あえて分けるとそんな感じになる。
愚痴とまでは行かない話だけど、たまに愚痴のようになる事もある。
ねええぇぇ。。。
とか言って。
別に解決策がある訳でもない。
女性の患者さんには謝ったりする事もある。
いや私が何かしたからではなく、旦那さんの事だったり同僚の事だったり。
男性の代表として。
ま冗談ですけどね。
なるべく軽い会話になるように。
でもたまに重くなってしまう事もあります。
デトックスって言うんでしょうか。
話をする事は口から言葉を出す事。
吐き出す。
中にあるものを溜めておかないで出してしまう。
何かを外に出したと、脳が認識する気がします。
汗でもトイレでも良い事もあるかもしれない。
言葉も、しゃべる事もそうです。
軽くなる。
整体やセラピーをやっていると、そんな事もあります。
ドラフト会議
ドラフト会議と言うのがありますね、プロ野球の。
あれがどうしても嫌いです。
昔、子供の頃の見た西部劇の一場面を思い出す。
西部劇と言うのはアメリカの昔を扱ったTVや映画の番組で、日本でいう時代劇みたいな感覚でしょう。
馬に乗ったカウボーイがアメリカの東海岸から西海岸へ、どんどん開拓という名の侵略をしていく。
インディアンと当時呼ばれていたネイティヴアメリカンを駆逐して行く。
そんな中で奴隷(主に黒人)の売買をする場面がありました。
丸テーブルに三四人の白人が座っています。
壁には売買される(⁉︎)奴隷が順に並んでいます。
気に入った奴隷に値段をつけて買っていく。
そんな場面です。
ドラフト会議がそれに見えて仕方がない。
年端もいかない子供を大人が寄ってたかって、どこが話をするか決める。
本人がどこに行きたいかは、表明は出来るけれども決定権はない。
拒否すると一定期間はどこにも入る事は出来ない。
憲法にある職業選択の自由や独占禁止法や談合など、考えれば考えるほど可哀想になってくる。
自分の志望する先から拒否されて行けないのなら仕方がない。
でも自分の志望しない先に対しては、拒否すると他に行けなくなってしまう。
こんなのアリ!?
大金もらって好きな野球が出来るんだからイイじゃないか。
そんな風に言う人もいます。
本人達もドラフト制度の中に生まれ育っているので、最近は違和感はないように見えます。
ソウイウモノダ。
世の中はそういう風に動いている。
野球界では自分は"与えられた中"で頑張る事が大切だ。
これってよくよく考えると変でしょう。
自分の行く先は自分で選ぶものだし自分で決めるものです。
相手から拒否されたら諦めるかまた頑張るか。
そう言うものでしょう。
考えているとどんどん苛立ちます。
だからドラフトが嫌いです。