てあて整体スクール 3月生募集しています。
てあて整体スクール 2020年3月生を募集しています。
押さない揉まない体重をかけない指針整体
ボキボキしない骨格調整・筋肉調整のマッスルエナジーテクニック
整体師としてのカラダの使い方を学ぶアレクサンダーテクニーク
てあて整体スクールでは他校とは一味違ったカリキュラムで整体師を育成しています。
自分に技術を付けておけば何かあったときにも安心。
今の仕事も心配なく続けていくことが出来ます。
開業や副業は将来のことでも、技術や知識は今身に着けておく。
そんな人が増えています。
スクール見学や指針整体の体験を受け付けています。
ご希望の方は連絡下さい。
てあて整体スクール
3月見学日程 :7日(土)、 8日(日)、 9日(月)
14日(土)、15日(日)、16日(月)
21日(土)、22日(日)、23日(月)
※土曜・月曜 9:30~。日曜 15:30~
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
teate@nifty.com
03-3922-7230
※名古屋教室
愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
日程 : 17・18・19・20日 9:30~
中学生の来院者
中学一年生女子がお母さんと一緒に来院しました。
クレシックバレエを習っていて相談があるとのことでした。
患者さんのことなので症状や内容については言えません。
今日は会話の話です。
小学生でも中学生でも、話は直接聞きます。
よほど小学生でも低学年の場合はご両親から聞くこともありますが、基本的には本人から聞きます。
痛みはどこにあるのか。
どんな時に痛いのか。
いつから痛いのか。
自分としては何が原因だと思うのか。
先生からはどんな注意をされているのか。
ストレッチはどんな風にするのか。
いつやるのか。
お風呂は入っているか。
スマホは見るか。
何時間くらい寝ているのか。
どうなりたいのか。
お母さんが喋りたくなるのは分かります。
要領をえないだろうと思って話をしてくれるのは分かる。
でも、本人から聞きます。
そして意外と荒木は本人から聞くのが上手い。
小中学生にとっては結構なおじさんです。
体もでかいし、静かにしていると厳つい顔にも見える。
声も低いし。
でも聞くのは意外に上手いと思っています。
たまに、親御さんがオヤッ!?みたいな顔をすることもあります。
そんなこと言ってなかったとか、意外にこの子喋れるとか。
そんな感じ。
会話はコミュニケーションで、コミュニケーションはキャッチボールに似ていると思っています。
キャッチボールはボールを投げあう遊びだと思っている人が多いと思いますが、投げ合う遊びならスローボールのはずです。
それがキャッチボ-ルと呼ばれている。
受け止めるのが面白いってことかもしれません。
小中学生の子供の話は要領を得ないこともあります。
はっきりしなかったり、語彙が少なかったり。
大人に話すのに、自分の持っている知識と情報と体験を総動員して色々と考え、考えて考えてどうやって言って良いか分からなくなって、それでも言葉を絞り出してくれます。
だから待つ。
最後まで待ちます。
言葉を聞く。
これキャッチボールと一緒です。
言いたいことが言えなさそうでも、せかしません。
たぶんこうだろうと言うような答えを先に言いません。
本人が言ったことから確認のために違う言葉で表現したりはします。
そして少しずつ、このおじさんは意外にバレエに詳しいということを伝えていきます。
小中学生はバレエのことを話しが出来る大人は少ないと思っているフシがある。
だってプリエだってターンアウトだって伝わらないことが多いから。
そうやって色々と状況を引き出していきます。
小中学生に整体をすることは殆どありません。
一部、体を緩めてストレッチが大切ってことを理解してもらったりします。
体の使い方は教えます。
ターンアウトや前ももを使わないこと。
中学生くらいでそこが分かって出来るようにならないと、次に伸びません。
バレエにならないこともある。
だから責任重大だと思っています。
単純なことなので余計にそう思います。
小中学生のお子さんのバレエの相談にも乗っています。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
teate@nifty.com
03-3922-7230
「辞めてでも環境を変えなければ」 ~ 中居正広さんの言葉 ~
元SMAPの中居正広さんがジャニーズを退所することになった。
記者会見の様子が文字起こしされていて読んでいたら、あああこれはと思う部分がありました。
「解散の時もそうでしたし、間違った判断をしてしまうことはあると思いますし...後悔する決断があってもいいんじゃないかなって。
後悔がないようにしなさいって、後悔がないように間違った選択をと言われますけど、時として、後悔と分かっていても飛び込まなくてはいけない瞬間っていうのは人生において一度や二度あってもいいんじゃないかなって、思えるようになったというか。
そこに足を踏み入れたらどうなるか分からないというのもあるけど、踏み入れる勇気というか。後悔を受け入れるというのも大事なんじゃないかなと思います。」
転職とか開業とか起業とか、そんな時に後悔をする決断である必要はありませんが、彼の思いが伝わって来たのでシェアしておきます。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/masahiro-naki_jp_5e4f7f9fc5b6b82aa650d84b?ncid=fcbklnkjphpmg00000001&fbclid=IwAR2bzPzssT3xqWXp6a7ioQdDBf1q3s8npyJUjKt1e-LmtIXcYkxO17oZD6U
名古屋から戻りました。
21日まで名古屋教室で授業をして、東京に戻ってきました、
名古屋教室の授業はストレッチと指針整体でしたが、体調を崩した方も多く指針整体だけの授業になりました。
今月から入学された方がいたので、整体について話をしました。
整体ってそもそも何!?
みたいな話です。
体を整えるので整体。
これが一番わかりやすいですね。
では整うってどういうことでしょう。
最近はサウナに入って水風呂と交互浴をすると「整う」といわれたりします。
確かにそんな感じはあります。
ではサウナで整うのと整体で整うのはどう違うのか。
いや、整体で整うってどういうことなのか。
生理的な状態になるのが整うことだと思っています。
では生理的な状態ってどういうことなのか。
健康な状態ですね。
健康についてはWHOの憲章に書かれていることがあります。
「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない。」
これに霊的にという文言が入ったと言われた時期がありましたが、結局は入っていません。
肉体的に良好なだけではなく、精神的にも良好で、また社会的にも良好な状態です。
それが健康。
そして生理的な状態だと思っています。
そこに戻るために整体をやっています。
とはいえ、整体師の場合は主に肉体的に良好な状態を目指します、
精神的な問題は次に来るかなと思っています。
大切なことなので頭には常にありますけど、それをメインにはしていない。
メインにはしていないけど、肉体と同じように精神についても注意しているというところです。
社会的にというところは難しいかと思います。
体は元々はふつうの状態で、それが崩れて痛みや症状が出ます。
それを元に戻そうとするのが整体ということになります。
なんだそのままですね。
てあて整体スクールでは指針整体で全身を整え、マッスルエナジーテクニックなどの骨格調整・筋肉調整の手技で歪みや動きの悪さ硬さを整えます。
どちらかの手技だけのこともあるし、両方のこともあります。
この他に姿勢や歩き方やストレッチ指導なども学んで、患者さんに日常を生理的に生活してもらうためのことをしています。
ところで歪みはどうして調整するんでしょう。
歪んでいるんだから元に戻す方が良い、というのは直感的にイイ感じです。
でも、どうしてそれをするのか。
歪みや動きの悪さは、筋肉や筋膜の動きを制限します。
それが血流を悪くしたり、筋肉の硬さを作ったりします。
血流が悪くなると、体を構成している細胞の状態が悪くなる可能性があります。
同じことで筋肉の硬さもよくないことが多い。
だから歪みを取ったり硬さをやわらげたりします。
当たり前のようですが、抑えておく必要のあるポイントです。
言われたことが正確に万全にできたとしても、患者さんを前にすると何が起こるか分かりません。
整体師は自分の頭で考え決断しなければいけませんから。
初めて整体を学ぶ人が最初にぶつかる壁は、患者さんに触れるというところです。
普通、普段はあまり人に触れることはありません。
でも整体師は見ず知らずの人の背中や脚にどんどん触れます。
最初は気が引ける。
つい力がはいったり強すぎたりします。
まずはそこから。
だから入学したら触診から始めます。
そして自宅でも練習してもらいます。
相手がいつも一緒でも大丈夫。
人の体は変わります。
歪んだり戻ったりしますから。
整体師は体が整うようにします。
でも全部する訳ではない。
相手は人間で生きています。
生きている人間は常に変化します。
正確には死んだ人間も常に変化しますけど。
でも、生きている人は日々刻刻変わっています。
調子が悪い状態から普通の状態に。
戻る流れに乗せてあげるのが整体師です。
全部やっちゃいけない。
全部やっちゃうと殆どはやりすぎ。
体をゆるゆるにしてしまうと、終わった後にも血流が良いままで、それよりももっと柔らかくなって今後はグズグズになってしまう。
だるくなったり揉み返しが来たりすることもあります。
もう少しで柔らかくなるという寸前でやめておけば、終わった歩いて帰る途中に自分の力で柔らかくなっていく。
疲れも残らないしやりすぎにならない。
とは言え全部出来るような技術と知識は身に着けます。
全部出来るんだけどやらない。
やりたい気持ちはあるんだけど途中で止める。
そんなことをします。
そんな話をしました。
てあて整体スクールは整体師やセラピストを育成する整体学校です。
指針整体とマッスルエナジーテクニックは他では学ぶことが出来ません。
授業の見学に来てどんなものか体感し見極めて下さい。
スクールの授業でお待ちしています。
申込はメールかフォームからどうぞ。
待ってます。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
03-3922-7230
スタジオ ボディ M 勉強会で講師をして来ました。
一昨日に続き昨日もアレクサンダー・テクニークの指導でした。
昨日はスタジオボディMさんの勉強会の講師として、アレクサンダー・テクニークのワークショップを行いました。
参加された方々はヨガ・ピラティス・エアロビクス・バレトン・フィットネスなど複数のことを指導されている先生方でした。
普段は習っている生徒さん側にワークショップを行うことが多いので、いつもとは少し勝手の違うワークショップになりました。
とは言え自分の体を使って動くことを日常にしている方々です。
何かを得たい、吸収したい、身に着けたい、身になるものを手にしたいという思いは旺盛で、ぐぐぐぐっと迫ってくるものがありました。
今日テーマと考えていたことは、指導者と生徒の側の習慣の違い。
体に対する捉え方や体の使い方は人それぞれですが、指導者が当然と思って考えていたりやっていることと、生徒さんが当然と思いやっていることは違っていることがあります。
その齟齬が違和感になり伝わりにくいということにつながることもあります。
そこを埋めるために、マッピングの視点のお話をしました。
また、自分では出来ると思っていること、当然と思っていることが、実際にはそうではない場合もあるということも感じてもらいました。
いつもやっている動きをしてもらい、それが本当にそうしか出来ないのか。
そんなことを試しながら進めていきました。
最後に時間があったのでアレクサンダーテクニークの醍醐味(と個人的には思っている)でもあるハンズオンワークを、かなり短い時間ではありましたが一人ひとり受けてもらいました。
しかし何だか楽しいワークショップになりました。
スタジオボディM主宰の南さんは実は荒木の整体の教え子です。
彼女はまた多くのフィットネスインストラクターの指導者でもあります。
その彼女が自分の教え子や友人知人のインストラクターに、自分の領域だけではない知識や技術など知見を持ってもらいたいと勉強会を始めたそうです。
その第一回にお招き頂いたのはとても光栄で、しかも楽しくてとても良い機会になりました。
参加された皆さん
呼んでいただいた南さん
ありがとうございました。
どうやら次もあるようです。
楽しみにしています。
ありがとうございました。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン
名古屋でアレクサンダーテクニーク・グループレッスンでした。
このグループレッスンは毎月募集していて、人が集まると行っています。
今月は2人の参加でした。
一人はヨガの指導をされている方、もう一人はインド舞踊の指導と唄をうたっている方でした。
二人とも人前で喋ることや唄うことに少し気になることがあると参加されました。
アレクサンダーテクニークの始まりや原理について少し話をして、一人ずつのワークに入りました。
話をしている途中から目が爛々と輝き始め、自分を観察し気が付くことはとても好きだとおっしゃっていました。
体の状態や使い方の問題はさほどありませんでしたが、ハンズオンワークを進めていくと、体が長く軽く楽になっていくのが分かったとおっしゃっていました。
最後に人前で喋るアクティビティと唄うアクティビティを行いました。
喋る時の自分に気が付き、何が起こっているか。
いつもと違って声を張らなくても、遠くまで届き分かりやすい言葉が出ていることがわかりました。
いつもはもっと届けないとという気持ちが前に出すぎていたのかもしれません。
唄のアクティビティは圧巻でした。
仕事で歌う時はいろいろな決め事を自分に課して歌っていましたが、それをやめてみたところ驚くほど深く艶のある声が出てきました。
アレクサンダーテクニークは習慣的になった考えや行動・動き・使い方から離れてみる方法でもあります。
いつもと違うアプローチをするといつもと違う結果になる可能性もあります。
もともと持っていた可能性が開花する瞬間はとても素晴らしいものだと思います。
自分の悩みはどうなんだろうと思ったら、連絡を下さい。
お待ちしています。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A愛知県名古屋市東区葵 3-14-20-2F
teate@nifty.com
03-3922-7230
※アレクサンダーテクニークは個人レッスンとグループレッスンがあります。
グループは一般募集のものと、個別で申込も受け付けています。
18日から21日は名古屋教室の授業です。
押さない揉まない体重をかけない指針整体と
ボキボキしない骨格調整のマッスルエナジー・テクニックで
整体師を育てています。
てあて整体スクール・荒木です。
2月18日から21日までは名古屋教室で授業です。
名古屋教室はJR・地下鉄千種駅1分の水素ハスハナさんを使ってやっています。
水素ハスハナさんはスクール卒業生のサロンで、上層階にはレンタルサロンROOM CREAがあります。
今月の授業は指針整体とストレッチ。
4日集中で授業を行っています。
どの日もスクール見学や整体の体験を受けることができるので、春から新しいことを!と考えている人は連絡を下さい。
そろそろ動き始めるタイミングです。
てあて整体スクール名古屋教室
愛知県名古屋市東区葵 3-14-20-2Fteate@nifty.com
03-3922-7230
授業:
18日(火)10:00~14:00
19日(水)10:00~14:00
20日(木)10:00~14:00
21日(金)10:00~14:00
【マダカラ】ストレッチ@名古屋
【マダカラ】ストレッチ@名古屋やります。
2月18日(火)伏見の名古屋市短歌会館です。
マダカラはまだまだ動けるカラダを創るクラスです。
基本は50代以降の皆さんを想定してやっています。
でも、30代の皆さんも参加されます。
30代も50代もあまり変わりがないということですね。(笑)
床の上でゴロゴロしながら体を緩めていきます。
ほんの少しだけ超簡単ステップもやったりします。
希望者がいれば超簡単コンビネーションもやるかもしれません。
床の上でゴロゴロなんて大人になるとなかなかやらないでしょ。
転ぶことがないから安全です。
安心してゴロゴロしましょう。
お待ちしています。
【マダカラ】@名古屋
日時 : 2020年 2月18日(火)19:00~20:00
場所 : 名古屋市短歌会館 B1F (地下鉄 伏見駅1分)
名古屋市中区錦 2-13ー22(http://www.homex.jp/tanka/access/access.htm)
料金 : 1,500円(当日精算)
問合 : teate@nifty.com
03-3922-7230
ストレッチはこんなことなどやると思います。
似たような動きも幾つかあります。
アレクサンダーテクニーク グループレッスン@名古屋
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン:@名古屋を2月18日(火)に伏見の名古屋市短歌会館で行います。
昨年はイントロセミナーを行っていましたが、今年は参加者の悩んでいることをテーマにしようと思っています。
例えば姿勢や歩き方や座り方など気になっていることをテーマにするとか、踊りでやりにくいことがあるとか、趣味でやっていることでうまくいかないことがあるなど、それをアクティビティとして実際にやりながら進めることです。
自分は特にないという人は、普段の体の使い方や感覚を感じる練習として受けてもらうことができます。
全く初めての方やあまり知らないという方も、むつかしいことをする訳ではないので是非いらして下さい。
アレクサンダー・テクニーク グループレッスン@名古屋
日時 : 2020年 2月18日(火)17:00~18:30場所 : 名古屋市短歌会館(伏見駅1分)
名古屋市中中区錦 2-13-22
料金 : 3,000円/人
定員 : 6名(1人でも開催します。ただし1人の場合は1時間)
問合 : teate@nifty.com
03-3922-7230
散歩の功罪
昨日は散歩。
午前中に「グッドライヤー」を観にミッドタウン日比谷まで出かけた。
ヘレンミレンとイアンマッケランという老優二人のミステリーということだった。
最近はやっぱり暗く重いものを選んでしまうのか、面白くはあったんですがちょっとアレでした。
ミッドタウン日比谷は初めてで、歩く姿は明らかにお上りさん。
それにしても丸の内辺りは何だかNYのどこかみたいですね。
ちょっと場違い感があったので散歩は渋谷・下北コースにすることにしました。
そう言えば地下鉄銀座線の渋谷駅が新しくなったとのことだったので、少し遠回りして銀座線で向かうことにした。
渋谷駅前をそそくさと抜けて、東急本店の左を文化村の方に歩いていくと、神泉の駅に向かう道になる。
昼ごはんどうしようかと思いつつ、どこかでトマト味のパスタがあったら食べようと歩き続けました。
途中に松涛美術館を右に見ながら、ゆるやかな坂を上ると山手通りに出る。
そこを反対側に渡って、今度は坂を下りていくと、もう駒場につく。
日差しが強くなって来たのでセーターを脱いで鞄に入れる。
駒場の静かな道を歩いていると、左にアゴラ劇場。
そこを過ぎて駅に近づくと、右手に写真の「河野書店」がある。
見た通りの古本屋さん。
とても静かで散歩のときはいつもここで時間をつぶしてから下北沢に向かうことになる。
昨日もそう。
中は専門書のようなものが多く、しかも他の古本屋さんと違ってとても整然としている。
本が新しいのか状態が良いのか、埃や紙が陽にやけた感じが全くない。
で、外のラックを見ることになる。
池田清彦さんの本が目に留まった。
池田さんはTVでたまにコンメンテーターとして見る。
意外に辛辣なことを言っているが、人が好さそうにニコニコしているので嫌な感じがしない。
ツィッターをフォローしてみると、辛辣というより強い口調で意見を言っていて図太い芯が通った方だと分かった。
200円ということもあり、まだ本を読んだことがなかったこともありで、「科学は錯覚である」を購入。
なんか良い買い物とか思いつつ、駒場東大前の駅を通り過ぎる。
駅を反対側に抜けてしばらくしたら、すぐにまた踏み切りを渡る。
少し坂を上ると住宅街に入る。
入り組んだ道の割に、何度も通っているので、なんとなく下北沢方面に歩いていく。
いったん坂をぐぐっと下がり、ちょっと谷のようになったところを過ぎて上ると、池ノ上の駅のそばに出る。
そこからまた今度はゆるやかな坂が下北沢方面につながっていく。
井の頭線を右手にイメージしながらなんとなく降りていくと、下北沢の端に出る。
以前とここも少し変わってビルが増えたような印象。
そのまま下北の街に入るのも何だな、そう言えばトマト味のパスタはないかな、と思いつつ、下北駅を左手にイメージしながら、少し下北沢タウンホールの方に向かう。
そうだ「ほん吉」に行こう。
ほん吉は10年くらい前に見つけた古本屋さんで、確か女性が一人で起業して始めた店だったと思う。
以前、日本庭園の本や「THE HUMAN FIGURE IN MOTION」という1955年出版の写真集を購入したことがある。
HUMAN FIGUREは歩いているところや走っているところ運動しているところの連続写真で、昔は動作分析や解析に使われていたものだろうと思う。
昨日は河野書店で買ったし、なんとなく冷やかしのつもりで入っていきました。
中に入って左手、奥の床の上に置かれた箱の中に、「へたも絵のうち」という熊谷守一さんの本があったので手に取った。
熊谷守一さんは昨年「モリのいる場所」で映画になった画家で、高齢になるまで現役で素敵な絵を描かれていた方でした。
箱に入っていたので中の本を取り出してめくると、絵葉書になった年賀状が3枚と封書と新聞切り抜きが挟まっていた。
宛名は知らない人だが、絵葉書を出したのは署名から見て熊谷守一さん本人のよう。
何度見ても本人のサイン。
そして本の表紙の裏にも熊谷守一さんのサインがある。
ありゃりゃこれは。
と思いましたね。
で、値段を見た。
うっう~ん、どうしよう。
高額ではない。
単行本数冊分の金額。
ちょっと呑んだなぁ・・・ってくらいの金額です。
買いました。
よ~く見ると熊谷さんの絵は印刷のようでしたが、サインは全て本人の肉筆です。
宛名の人を調べてみると、熊谷さんの作品のほか、岸田劉生さんや梅原龍三郎さんのコレクションも所有していた方のようでした。
封書の中身は「へたも絵のうち」の出版に際して、宛名の方が尽力されたようで、日経新聞社からの手紙でした。
絵葉書を額装してどこかに飾ろうかと思いましたが、宛名の方のコレクションを展示する美術館があるそうなので、そちらに寄贈した方がよいのかとものかとも思ったり。
とは言え購入金額くらいで買ってくれないかなぁ、なんて思ったりして。
どうもせこいねと思ったりしております。
でまだ決めかねている。
散歩は時に面白いことが起きるものです。
てことは功罪ってことはないか。
でもたまにこうやって出費がかさむことはあるわな。
ということで、トマト味のパスタは本に替わり、空腹で帰って来ることになりました。