骨格調整の手順は覚えなくても大丈夫。
覚えると忘れてしまう。
これ荒木の経験です。
なので、覚えないようにする。
でもそれだと再現出来なくなるので、メモや自分のテキストを作っておく。
それを見ればすぐに再現できるようにしておく。
そうすれば覚えてなくても再現が出来ます。
骨格調整を勉強し始めると、最初はとても難しいことをやっているように思います。
やったことのない体の使い方をするし、初めての手順だし、患者さんの体勢を変えなきゃいけないし、自分の立ち位置や添える手も覚えなきゃいけない。
その上、マッスルエナジーテクニックは直接患部を押したりせずに遠くから調整するしで、なかなか覚えられません。
複雑で一つ抜けてしまうと全然出来なくなる。
そんな風に思ってしまいます。
覚えなくて良いんです。
あえて覚えない。
その替わりにメモや自分なりのテキストを作ってもらいます。
荒木のオリジナルテキストに書き込みをしても良いし、テキストと授業中のメモを合わせて自分オリジナルのノートを作っても良い。
どんなものでも良いので、自分でまとめたものを作ってもらいます。
それを見たら習ったことが再現出来るようなメモやテキストやノートです。
そして、家ではそれを見て自分が調整している手順や方法をイメージする練習をしてもらいます。
覚える必要はありません。
覚えると忘れるから。
それよりもそうやって何度も自分が作ったメモなどを見て練習をすることが大切です。
何度も何度も練習をしていれば、知らず知らずのうちにやることやっていることが体と頭に入ってきます。
覚えようと思わなくても出来るようになる。
そうなってくると、自分が何をやっているのかも分かるようになってきます。
当然、授業中にもそのメモやテキストやノートを見て構いません。
いやどんどん見てもらいたいくらいです。
見れば出来るようになっていることが大切です。
ただし、見ながらはダメです。
片手にメモを持って患者さんの体を扱うなんてダメですし、見えるところに貼ったり置いたりして見ながらやるのもダメです。
見てイメージして、そして患者さんに向かう。
これが出来るようになってもらいたいと思います。
覚えなくても良いです。
その替わり自分のノートを作ってもらいます。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーA愛知県名古屋市千種区今池 2−1−16−408
teate@nifty.com
03-3922-7230
夏は一階を使います。
てあて整体院・てあて整体スクールの夏は2階から1階に移動してやっています。
てあて整体は二階建ての家を使っていますが、夏になると2階が異様に暑い。
暑くて暑くて頭が爆発してしまいそうになります。
体の水分も抜けてしまってカラカラになり、ただでさえ回らない頭が全然回らなくなります。
それに、患者さんも生徒さんも知らないうちに乾燥してしまう。
ということで整体施術や整体授業を1階で行うようにしています。
今年もそろそろ移動です。
スクール授業は先週から移動しました。
整体はこのところ行ったりきたりしています。
雨が降るとさほど暑くはないですから。
上の写真は2階の写真です。
夕方、西日が差し込んでいます。
特に壁が暑くなっていて、エアコンをかけても壁から熱が放射されているのがわかります。
そして、コチラ↓が1階です。
ナツイアツ
40代くらいまでは日焼けしたりして、夏もどんとこいって感じだったんですが、50も超えるとなかなか厳しい状況になります。
水分補給を間違えると頭痛がしたり体調を崩したりもします。
気をつけないといけません。
これから梅雨。
で、次には夏です。
体調管理に気をつけて頑張っていきましょう。
てあて整体スクールで身につけることが出来ること。
てあて整体スクールは独立して独りでやっていけるようになるためのスキルを教えています。
その内容は荒木が開業以来20年やってきた実績と経験に基づいたものになっています。
指針整体やマッスルエナジーテクニックなどの手技もほかとは違いますが、姿勢や体の見方捉え方などを教えているのも他校との違いになっています。
腰痛や肩こりなど症例についても、体の見方や捉え方からの視点を大切にしています。
以下に授業の内容はどんなものなのか解説をします。
どんなことが勉強できるのか確認して下さい。
もっと知りたい方はどんどん連絡してきて下さい。( teate@nifty.com )
患者さんの身体を整える手技
整体学校で学ぶと言えばこれを思い浮かべると思います。てあて整体スクールで教えている整体の手技です。
種類は大きく二つ。
指針整体と骨格調整・筋肉調整の手技を学びます。
指針整体は押さない揉まない体重をかけない、「引く刺激」を全身にいれていく他にはないユニークな手技です。
力を使わないので施術側も患者さんも安心して受けることが出来ます。
骨格調整・筋肉調整の手技の殆どはマッスルエナジーテクニックと呼ばれている方法を使います。
ボキボキしない調整法で、患者さんに筋肉を使ってもらいそれに抵抗を加えることで調整します。
こちらも力を使わないので、ボキボキする骨格調整が苦手な方にも喜ばれます。
手技はどちらも力を使いませんが、効果は押したり揉んだりボキボキしたりするものと同じす。
荒木が開業以来20年使ってきたもので、実績のある手技を教えます。
患者さんの症例に対応する方法
症例別という授業があります。腰痛や肩こり・膝痛など患者さんが持ってくるさまざまな症例にどう対応するのかを学びます。
腰痛の場合はこうだとか肩こりならこうと決まった手順を教えるのではなく、原因がどこにあるのかを知りそれをどんな風に調整していくのか。
そもそも痛みをどう捉えれば良いのか、などについて話をします。
自分で考えて組み立てが出来る整体師になってもらう為の勉強です。
解剖学や体の捉え方について
整体を全く初めて学ぶ方が多くいらっしゃるので、体の仕組みについて学びます。解剖学はオリジナルテキストを用意して、整体師やセラピストにとって必要な視点を入れたものを教えます。
また、どんな風に勉強したら良いのか、どんな本を読むと良いのかなど、個人個人にアドバイスします。
これとは別にボディマッピング(体の地図)の視点を持ってもらいたいので、解剖学の授業のほかに体の地図についての時間を作っています。
体の捉え方の違いで、腰痛や肩こりになる人もいます。
解剖学は知っているだけではつかえません。
患者さんへのアドバイスに使える解剖学を、知識だけでなく指導法としても知ってもらいます。
触診
触診は全ての手技の基本です。患者さんの状態が分からなければ骨格調整も出来ないし筋肉調整もできません。
どんなふうに組み立てて整体をしていくのかもきめられません。
指や手の触れ方、自分の体の使い方から、患者さんのどこに触れるのかなど。
また、触れてはいけない場所や、触れる時に気をつけておかなければいけないこと。
触診については入学から卒業まで徹底的に練習もします。
ストレッチ
患者さんにストレッチを教える為の授業があります。ストレッチとはどんなものなのか。
腰痛や肩こりなどに対してどんなストレッチをするのか。
どんなアドバイスをするのかなどについて学びます。
姿勢と歩き方
姿勢や歩き方が腰痛や肩こりの原因になっていることがあります。姿勢と歩き方の見方と指導方法について学びます。
体の地図やアレクサンダーテクニーク(後述)を使って教える方法。
姿勢や歩き方にはどんなタイプがあるのかなどを知っておくことで、患者さんに安心してアドバイスすることが出来ます。
アレクサンダーテクニーク
整体師が自分自身を整えられなければ、患者さんを良くすることはできません。アレクサンダーテクニークは自分の使い方のワークと呼ばれます。
整体師が整体をやっている時の、体の使い方や整え方、患者さんに自分の使い方を教えるときのヒントを学びます。
アレクサンダーテクニークは訓練を受けたアレクサンダーテクニーク教師だけが指導することが出来ます。
荒木は国内の教育機関で訓練を受け認定を受けたアレクサンダーテクニーク教師です。
開業相談
開業するときの準備や考え方、開業後にしなければいけないこと等について、課外授業を行っています。どこから手をつけて良いか分からないとか、何か抜けていることはないかなどの心配を払拭します。
卒業してから開業する人も多いのでので、開業については個別に相談に乗っています。
整体師の法律問題
整体師やセラピストは民間療法です。国家資格になっている柔道整復師や按摩マッサージ指圧師などとの違いについて法律的な話をします。
知っておかなければいけないことですが、意外に知らない整体師が多いことです。
ダンス専科2021 平原作品に出てみて。
少し時間が経ったのでゴールデンウィ-クに出たパフォーマンスについて、ちょっと思ったことなど書いて置こうと思う。
セッションハウスというのは神楽坂にあるダンススタジオです。
コンテンポラリーダンスのクラスが多く主宰の伊藤直子さんご自身もクラスを担当されています。
平日はダンスクラスをやっていますが、週末になるとパフォーマンスをするミニシアター(劇場)でもあります。
パフォーマンスは定期的に募集される公募展のようなものもあり、主催公演もありマドマゼルシネマというスタジオが主宰しているカンパニーの公演もあります。
たぶん15年位前から何人かの先生のクラスに通い始め、10年位前から公募公演やセッションハウス主催のショーイング・ワークショップなどにも参加しています。
今回はダンス専科と言う企画で、数人の先生がクラスの中で作品創りをし、出来上がったものを週末の公演にかけるというものに参加しました。
近藤良平さん、松本大樹さん、平原慎太郎さんの三人が作品創りをしましたが、荒木は平原さんの作品に出演しました。
平原さんの作品は初めてでした。
というか平原さんのクラスにさえ1回しか出たことはありません。
殆ど受けたことのない先生のクラスにいきなり作品創りに参加するというのは、考えてみれば無謀です。
今年は皆さん同様いろいろあって、少し動きを付けたいとかじっとしていたくない気分があって、稽古日を調べたら参加出来そうだったので申し込をしました。
初回のレッスン。
テーマを決めてインプロをすることになりました。
インプロというのは即興。
テーマはありますが、自分で動きを創ります。
いきなり?と思いましたが、何とかやってみました。
実は苦手意識があります。
インプロをやってもボキャブラリー(振り)があまり出て来ません。
同じような振りばっかりになってしまったりします、それにこれで良いんだろうか、求められていることに合致しているんだろうか、というような気分にもなったりします。
一緒に参加していた他の人達は、どんどん動きを創って行きます。
テーマと関係ないんじゃない!?と思ってしまうような動きに見えるものもあります。
ひととおり創り終わると、一人一人通してやってみます。
それに対しアドバイスがあったり、動きを追加したり少し削ったり。
ここで他に動きは何かない?みたいな提案があったりします。
聞いているうちに、求められていることを捜している場合じゃないということに気が付きました。
それぞれのダンサーの持っている素材や考えた動きを出す作業なんだということです。
ま、考えてみればあたりまえです。
枠に嵌ったような予定調和が求められる訳がない。
好きにやることが求められている。
だからインプロ(即興)なんでしょう。
平原さんから動きをもらうこともあります。
というか全体の6割くらいは平原さんの振り。
ただ、舞台上を構成していく時には、それぞれの個性を出すようなインプロ(後にそれが振りになる)が必要です。
それにしても否定されるような言葉が全くありません。
動きを面白がってくれる。
でも使わない動きは使わない。
作品の通しを始めるとダメ出しがありますが、ダメ出しという言葉ではなくコレクションという言葉でそれを行っていました。
あそこ良いねというのが先に来て、別のあそこはこんな風にするともっと良いねなどと言われます。
あとちょっとあそこは早めに出てもらうと良いね。
みたいな表現です。
そして、あそこはちょっとやめておいて、いつか使うかもしんないから、みたいにも言われます。
振りやタイミングを間違えると、あそこはどうだったっけ?みたいな確認になります。
間違えたと申告すると、ダイジョブ大丈夫、分かってれば、本番はまだ先だからとなります。
本番に向かう数回の練習では、動きやタイミングの確認指示だけでなく、感情的なというか質の問題についてもコレクションがありました。
ダンサーそれぞれも少しずつ修正しながら、動きも少しずつ変えながら本番に向かいました。
当日、朝、前日に出来なかった通し稽古をやり、午後からゲネプロ(衣装・化粧ありで照明も本番通りの通し)があって本番でした。
通しでもゲネプロでもコレクションがあり、確認するところは確認し、少し変える部分は替えて本番に臨みました。
当日に3回通したのは、本番自体が1回では初めてのことでした。
どんどん内容が変わる。
大きな変化ではなくとも、自分自身の中では随分違う感覚で踊ることが出来ました。
自分でも思いましたが、本番の動画を観る限り本番が一番よかった。
周りのダンサーが優しいのも驚きました。
いや、驚くと言うのはおかしいかもしれませんけど、とても協力的。
作品を一緒に創っていくために、自分のことだけでなく全体の見え方やタイミングをきちんと把握して行きます。
たぶん、それぞれに任された裁量の部分が大きいということがあるからかもしれません。
何十年も前に始めたころは、当たり前ですけど自分の裁量なんてありません。
言われたことを言われた通りに再現することが求められました。
それは技量の問題もあっただろうし、時代もあったんだろうと思います。
今は良い雰囲気の中で踊れるようになったと思います。
年下のダンサーにいろいろ言われるのが嫌な人にとってはダメかもしれませんけど。
最近は全くそんなこと気にならなくなりました。
とても良い経験だったと思います。
幾つまで出来るか分かりませんが、なんて言いそうになりますが、全然そんなこと思っていません。
動けなくなるまで踊っているんだろうと思います。
同年代がやってなくたって、まあもう関係ないですね。
ありがとうございました。
6月のスクール見学について
こんにちは。
てあて整体スクール・荒木です。
6月の整体スクール見学についてお知らせです。
てあて整体スクールでは授業の見学や整体の体験を無料で受け付けています。
他校で教えている手技とはかなり違う方法なので、自分の目で見て体験してから入学などについては考えてもらいたいと思っています。
かなり違うと言っても突飛な方法ではありません。
体を緩める方法であったり、骨格や筋肉を整える(歪み調整等)方法が、整体と言うと思い浮かべるようなイメージとは違うということです。
見て頂ければ分かりますが、軽いタッチで全身に施術を施していきます。
授業見学は他の生徒さんと一緒に授業を受けて頂きます。
触診や本当に簡単な手技は見学者にやってもらうこともあります。
症例別の授業や解剖学や姿勢と歩き方、アレクサンダーテクニークなども、一緒に受講してもらいます。
体験入学のようなことです。
授業を受ければ、どんな手技なのかも分かるし、どんな人達が学んでいるのかも、またどんな先生(荒木)が教えているのかも、どんな風に教えているのかも分かります。
入学すれば長く学ぶことになります。
自分に合っているのか、自分でも出来そうなのか。
そして、手技は効きそうなのか、本当に使える手技なのかも分かると思います。
6月の見学日が決まりました。
ご希望の方はメールか申込フォームから思い仕込み下さい。
てあて整体スクール東京校 授業見学
場所 : 東京校 練馬区東大泉 5-27-18-A日時 : 5日(土)・ 6日(日)・ 7日(月)
13日(日)
19日(土)・20日(日)
26日(土)・27日(日)・28日(月)
土曜 9:30- 日曜 15:30- 月曜 9:30-
申込 : teate@nifty.com
てあて整体スクール名古屋教室 授業見学
場所 : 名古屋教室 名古屋市千種区今池 2-1-16-408日時 : 22日(火)・23日(水)・24日(木) 9:30-
申込 : teate@nifty.com
説明会・授業見学フォーム
骨格調整の授業
てあて整体スクールではボキボキしない骨格調整・筋肉調整を教えています。
マッスルエナジーテクニックという方法は、筋肉の持っている独特の性質とテコの原理を利用した方法で、強い力を使いません。
授業風景では股関節周りの腸腰筋や梨状筋へのアプローチ、骨盤の調整の一部など行っています。
授業を体験したい方は連絡を下さい。
患者さんに安心して受けてもらえて、効果の高い手技を学ぶなら。
てあて整体スクールです。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A愛知県名古屋市千種区今池 2-1-16-408
teate@nifty.com
03-3922-7230
難しいことは教えていません。
てあて整体スクールでは難しいことは教えていません。
整体師になるにはきっと難しい事を勉強しなければいけないと思っている人もいると思います。
確かにスクールで教えていることを難しいと生徒さんもいると思います。
でも、教えているのは難しい事ではなく、目の前のことをどう解釈するのかという考え方です。
その考え方も難しいものではなく、ここがこうなっているからこうだよね、というよなすぐに分かることです。
例えば骨がズレているとどうなるのか。
骨がズレていると、骨と骨を繋いでいる靭帯や筋肉や筋膜が、伸びたり縮んだりします。
伸びたり縮んだりするというのは、伸びる側と縮む側があるということです。
腕で力こぶを作ったら、力こぶの筋肉は縮んでいて、腕の反対側の筋肉は伸びているということです。
同じように脊椎(背骨)の一つ一つがズレていれば、背骨の一つ一つを繋いでいる筋肉のうち、どちらかが伸びていて逆側は縮んでいるということです。
筋肉が伸びるとその中にある血管も伸びます。
血管は中空のホースのようになっているので、伸びれば中が狭く(薄くとか小さく)なります。
中が狭くなったり薄くなったりすれば、流れる血液の量が少なくなります。(流れにくくなる)
血液は体中の細胞に酸素やエネルギーを運んでいるので、酸素やエネルギーが運ばれなくなると、細胞の調子が悪くなります。
みたいな。
そんな話です。
一つ一つの話は簡単です。
でも繋がってくると、ややこしい感じがします。
でもそれ、感じです。
ゆっくり考えて頭を整理すれば、誰でも分かることです。
手技も同じです。
教えている手技は指針整体とマッスルエネルギーテクニックという筋肉・骨格調整の手技です。
どちらも複雑な手順が必要な手技ではありません。
熟練も必要ありません。
ただ、他にはないやったことのない手技なので、難しく感じるとは思います。
難しく感じるとは思いますが、実際に難しい訳ではありません。
やっていることは単純なことです。
単純だからと言って難しい症状に対応出来ないということはありません。
痛みや症状は実は単純な原因から起きているからです。
そのこともお話をします。
てあて整体スクールでは難しいことは教えていません。
とても基本的なことを教えています。
そして自分で考えて組み立てられる整体師を育成しようと思っています。
授業見学待ってます。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A愛知県名古屋市千種区今池 2-1-16-408
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03-3922-7230
「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!
昨年、本を出版しました。
「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊) >>>
自分の体の形や動き方を再確認することで、疲れや不調や故障が知らないうちに消えて行く。
普段、何気なく使っている体ですが、殆どの人は体の形や動きに対して誤った認識を持っています。
誤ったというと大げさかもしれません、ちょっと違った風に覚え込んでいる、というようなことです。
手の平を観て下さい。
手の平から指が伸びています。
指の付け根にはシワがあって、そこが関節のように見えます。
実際、指の関節は指先から2番目までは、シワのあるところにあって、そこから曲がります。
でも、3番目のシワ(手の平と指の境目)は、シワはあるけど関節ではない場所です。
そこでは指は曲がりません。
手の甲側から見るともう少し下に関節があるのが分かります。
これと同じようなことが体中にあります。
ちょっと違って覚え込んでいると、ちょっと違った動かし方になっていることがあります。
座り方でも立ち方でも歩き方でも。
姿勢なども、そんな間違って覚えていることを前提にしていることがあります。
それを再確認することで、体が楽に使いやすくなります。
「カラダの地図」というのは頭の中にある、自分の体はこんな風になっているという地図のようなもののことです。
それを頭や首、背骨や脚、腕や足首など、全身をひとつずつ確認します。
ちょっと調子が悪いなと思ったら、先ず自分の体がどうなっているのか、この本で確認してみて下さい。
難しい解剖学の本ではありません。
簡単なイラストと、触れたり動かしたりという実践で、自分を再発見して下さい。
5月28日と29日に出版1周年のオンライン無料質問会を行います。
本を購入された方はどなたでも無料で参加出来ます。
興味のある方はコチラへどうぞ → 出版記念オンライン無料質問会
「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊) 1650円>>>
良かれと思って。
名古屋教室の授業が終わりました。
今月も名古屋ではホテル泊。
コロナの影響もあるんでしょう。
いつもながら安くて快適なホテルが増えていると思います。
今回も快適に過ごさせていただきました。
ただ。
一つだけ気になったことがありました。
いや、酷いと言うことではないんです。
良かれと思ってやってくれていることだとは思うんですが、もうちょっと考えてもらいたかったと言う。
ま、そういう話です。
今朝の食事です。
バイキング方式で幾つかの料理を銘々皿のようなトレイに乗せていきます。
そんなに沢山料理があるわけではないので、数メートルの距離を移動しながら乗せていきます。
その料理の乗ったテーブルの向こうにホテルの係の人が立っています。
メガネで大柄なにこやかなおじさんです。
もちろんマスクをしています。
そして大きな声で声をかけてくれます。
「おはようございますっ!」
「いらっしゃいませっ!」
「ありがとうございますっ!」
「行ってらっしゃいませっ!」
全て最後は発音のようになり、びっくりマークがつきます。
蓋のついた容器に入っている料理を取ろうとすると、蓋を取ってくれます。。。
気になります。
マスクはしていますが、かなり大きな声でずっと言葉を発し続けています。
しかもマスクに触れた手で蓋の取手を持ってくれます。
正直、気になります。
お客様をもてなしている。
というのは分かるんです。
本来ならもっとお手伝いしたいっ!というのも分かるんです。
せめてお声だけでも掛けたいっ!というのも分かります。
朝は気分よく過ごして頂きたい!というのも。
でも、気になります。
コロナは感染症で、飛沫感染が感染源として考えられています。
細かいことを言いたい訳ではないんですが、やっぱり気になる。
良かれと思ってやっていることでも、いろんな考え方をする人がいるということは、考えて欲しかったと思うんです。
触診の落とし穴
今月の名古屋教室は骨格調整の授業です。
調整をするためには、歪みや可動域を手で調べる必要があります。
今月の名古屋はまだ始めたばかりの人たちだったので、触診に時間を取りました。
触診は手技の基本です。
どんなに詳しく説明しても、すぐにできるようになるものではありません。
ただコツのようなものを知っておくと、より早く精度が上がっていきます。
てあて整体スクールでは触診の練習をするのに、触れる部位を決めています。
脊椎棘突起、腸骨稜、後上腸骨棘、大転子、坐骨、脚長など。
とくに最初は腸骨稜や後上腸骨棘の場所が分かりにくいようです。
分かりにくのには幾つか理由があるように思っています。
一つは体の中のどのあたりに腸骨稜や後上腸骨棘があるのか、イメージしていないで触れている場合です。
大体この辺りにあると目安をつけて触れていない。
砂の中に落ちている何かを探すように、無闇に骨に触れようとします。
そうすると、あれもこれも全部それのように感じてしまい、どれがどれだか分からなくなります。
もう一つ、イメージはある程度しているんですが、イメージが間違っている場合です。
イラストを描いて説明しました。
身長に対する骨格の大きさは大体決まっています。
大きさと言うのは横幅についてです。
例えば身長160センチの人なら、50キロの人も150キロの人も骨盤の大きさ(横幅)は大体同じです。
横幅の大きな人を目の前にすると、ついお尻や腰の幅と同じで骨盤も大きいような錯覚をイメージします。
その大きな横幅のイメージのままに触診しようと手指を触れようとすると、全く違う場所に触れてしまうことになります。
これでは失敗。
身長からの縮尺を考えて触れるようにします。
もちろん個人差はあるし、時と場合によりますけど。
でも、そういう想像をしながら触れていくことが必要になってきます。
触診は判断する練習でもあります。
ううう〜ん、ちょと判定できないなぁ。
と言っていると、一生判定できるようにはなりません。
間違っていても良いので、決めます。
そうやって繰り返し練習していると、精度が上がっていきます。
整体師になる前には信じられないようなことが何となくわかってきたりします。
それもまた楽しみの一つです。