トウシューズは何歳から履くべきか。
トウシューズ、ポアントとも言います。
お子さんがバレエを始めるといつかは履いてみたいと憧れるあの靴です。
爪先立ちをするために必要な靴ですが、最近はかなり低い年齢で履かせる教室があると聞いています。
いろいろな事情があることは分かります。
ただ、やっぱり考えておかなければいけないこともあります。
国際ダンス医科学学会が2009年に出したガイドライン(指針)があり、要約するとこんな感じです。
https://iadms.org/media/4698/iadms-resource-paper-guidelines-for-initiating-pointe-training-japanese.pdf
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生徒の筋骨格などの体の状況や練習状況などを注意深く評価し、必要条件を満たしていること。
その上で8歳かそれ以降にバレエを始めて少なくとも週2回以上のレッスンを受けていること。
バレエを始めて4年目にトウシューズの練習を始めるべき。
(ガイドラインには『決して12歳以下ではないこと。』ともあります。)
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そしてこんなことも書いてあります。
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体幹の安定性が弱く、足と足首が柔軟すぎる生徒は、安全にトウシューズの練習を始めるために更なる筋力トレーニングが必要でしょう。
バレエのレッスンを週に1 回だけ受けている、あるいはプロを目指して練習していない生徒には、トウシューズの練習を思いとどまらせるべきです。
また足関節底屈動作の可動域が小さく、脚のアライメント問題を抱えている生徒には、トウシューズを履くことを許すべきではありません。
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荒木が調べたことと合わせ以前に書いたブログがあります。
それぞれに考えてもらいたいと思います。
https://teate.co.jp/whypoint12
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