ダンサーはアラフォー
ダンスをやっている整体スクールの生徒さんと話をしていて聞いたことです。
30を過ぎたら落ちる一方なんじゃないか。
もうこれ以上上手くはならないんじゃないか。
本当にそんな風に思っている人がいるようです。
ちょっと早すぎです。
それに落ちるとか上手くならないとか、一面でしかダンスを捉えていないように思います。
ダンサーが一番良いのは35歳くらい。
と言うのは良く言われることです。
イメージとしては35から40歳位が良い感じだと思います。
アラフォーですね。
えっそんなに!?
と思う人も多いと思います。
特にあまり運動をしていない人などはそうなのかと思ったりします。
でもホントウです。
確かに10代20代は筋肉にも張りがあり、動きもハツラツとして見ていて楽しくなる踊りです。
動いていてもどんどん動ける。
そんな時代です。
でも、30代に入って多くの作品を踊り、様々な表現を経験し、舞台経験を積んできたものが、35歳位からその人の中で化学変化を起こすようになります。
自分で作品を創ったりしていると尚更です。
だからダンサーと言えばアラフォー。
30を過ぎた辺りからが一番良い時期だと思います。
じゃ40代50代60代はやっぱりダメか!?
いえいえそんなことはありません。
動き的には少し厳しくなってくる50代には、作品の解釈と表現が加わります。
10代20代30代にはない表現が出来ます。
表現と言う意味では60代以降もそうです。
もちろん出来ない動きは出て来ます。
ジャンプや回転や柔軟性が必要な踊りだと厳しいでしょう。
でもそういう踊りは20代30代に任せておけば良い。
50代60代以降はその年代にしか踊れない踊りを踊る。
ひとつ今後の課題だと思っていることがあります。
50代60代以降の踊るべき作品です。
ない訳ではないと思います。
でもまだ少ない。
50代60代にしか踊れない、50代60代以降の作品です。
10代20代30代のダンサーがどうやっても踊れない作品。
オランダにあるネザーランド・ダンス・シアター(NDT)にはⅠⅡⅢと言う3つのカンパニーが含まれていて、Ⅲは40歳以上のダンサーで構成されています。
https://abroad.amary-amary.com/nederlands-dans-theater/
ⅠⅡのダンサーはⅢに入ることが目標であり憧れであるという話を聞いたことがあります。
一度、舞台を見た時にはその年齢にしか踊れない踊りを踊っていました。
そんな作品が増えると良いなと思います。
そして自身にも創れたらと実は思ってます。
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