脱力して力を出す
何かを一生懸命やろうとすると、つい、首肩に力が入って、息が止まる事があります。
それが習慣になっている、というか癖のようになっている事がある。
一生懸命やっているので、やった感はあります。
結果の良し悪しに関わらず、がんばった感というか、結果ではなく経過に対する達成感が出てしまう。
それでつい、毎回同じように、繰り返し、首肩に力を入れて、息を止めて、やってします。
そして一生懸命努力したという満足感を感じてしまう。
でも、首肩に力を入れたり息を止めたりする事が、結果につながる訳ではありません。
多くの場合、首肩の力を抜いて、呼吸が楽に出来ている時の方が、結果につながりやすい事があります。
さらにあまり良くない事に、何かが達成されていないのに、結果が出ていないのに、満足感や達成感だけがあるので、同じ間違いを繰り返しがちになります。
目標は達成されていないし結果も出てないけど、(経過に対する)満足感や達成感を感じてしまうから。
そこから離れるのは意外に大変です。
いつも感じている首肩に力を入れたり息を止めて何かをする満足感や達成感とは別に、工夫して試して目的を達成したい。
そのために、とりあえず今までと同じ達成感や満足感はなしにして、首肩を楽に呼吸を楽にしたまま、やってみる。
脱力してやってみる。
力を抜いてやってみる。
一生懸命感はないけどやってみる。
その事で、上手くいかなかった時よりも、目標に近づくとしたら、そういう方法もあります。
たぶん、いつもと同じような満足感や達成感はないけど、目標には近づいているというちょっと不思議な感覚かもしれません。
脱力して力を出す。
力を入れる達成感はないけど、力が出るという別の達成感はあるかもしれません。
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