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身体に戻る

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「身体を忘れた日本人」という本を読みました。
養老孟司先生とCWニコルさんの対談本です。
養老先生は面識は全くなく唯の読者ですが、師匠と思って話されている事を聞いたりしています。

身体を忘れた日本人

という題名はまさに自分が考えている事だと思ったんですが、よくよく考えてみると養老先生の著書や動画を見ていて、そっちの方向に頭が向かったのかなとも思います。
もちろん整体師として23年やってきて、患者さんの身体の変化や、社会人になって40年以上経って、1980年代から今にかけての世の中や人の変化に気が付くのが、そういう事=身体を忘れている、ということもあります。

身体を忘れるってどう言うことでしょう。

そもそも人には身体があります。
さまざまな意見がある事は承知してますが、おおよそ殆どの人は身体を持っています。
頭も身体に含まれています。
心や思考は頭の中にある脳の機能です。
では、人が体を忘れるってどう言うことなのか。

身体感覚を感じる事が少なくなり、思考や心の判断や嗜好でばかり生きているという事です。

疲れても休まないとか、そもそも疲れを感じるのが遅くなるということも、身体から離れてしまっているという事だと思います。
起きている(覚醒)時はずっと頭の中で何か考えている。
もしくは目の前に起こっている、自分以外の事に気を取られている。
スマホであったりパソコンであったり。
人の意見や考えだったり。

整体師をしていると、そうやって身体感覚が薄れてしまって、故障がひどくなるまで分からない人が多いのがわかります。
もう少し身体の感覚があれば、もう少し早く疲れや故障や変化に気づく事が出来ると思います。
知らないうちに力が入っているというのも其れと関係しているかもしれません。
目の前の何かに気を取られて、体の状態が分からないので、息が止まっていたり、首肩に力が入っていたりします。
息が止まれば本来は苦しいし、首肩に力が入れば動作や運動はしづらくなります。
なのに、です。

たまに、身体に戻りましょう。

特に何をする必要もありません。
時間を取るだけでOKです。
今、これを読みながら座っているなら、一度、モニターから目を離して下さい。
で、ゆっくり息を吸ってみて下さい。
で、体の中、首肩、腰、お尻、太もも、フクラハギなどに力が入っていないか感じてみて下さい。
または、息を吸ったら、外の音を聞いてみて下さい。
風が吹いているか、何か香っては来ないか、確認してみて下さい。
これだけで大丈夫。
自分の状態が少しはわかります。

これらのことを、床の上に寝てやってみてもOKです。

1日に一回くらいはそんな時間を持ちましょう。
時間がない!ってことはありません。
こんなのものの3分ですから。

 

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