自分の頭で考える自分の体で感じ取る
自分の頭で考えるのが本当に難しい時代になりました。
情報が多すぎて何を信じれば良いか分からない、というのは情報のどれかを取捨選択して(自分ではなく)誰かが考えたことを、自分の考えとして取り入れようとしているということでしょう。
それは自分の頭で考えていることにはならない。
情報はただの情報です。
そこから何を考えるかが自分の頭ですることです。
ところがその情報が多すぎる。
以前は新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・口コミくらいのものでしたが、今はこれにインターネットが加わった。
テレビも以前の地上波だけではなく、無数にチャンネルがある時代です。
道にも壁にも字が書いてあります。
同じように自分の体で感じることも難しくなりました。
そもそも動きが少なくなりました。
便利な社会になったのは良いことです。
交通手段も増え誰でも利用出来るようになりました。
通信手段も増えインターネットも普及しました。
外出しても体を使わずに移動しやすくなり、屋内でも体を使わずに仕事や娯楽が出来るようになりました。
目と手ばかりが使われています。
体を使わないことで、感覚入力も減っています。
空調や湿度調節や光(照明)も普及して、いつも一定の環境(温度・湿度・光)の中で生活するようになりました。
自分の体で感じることが難しい。
変化の少ない環境で、体を使わない環境で生きているから。
自分の頭で考え、自分の体で感じる。
たまに思い出したいと思います。
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