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悪い気は貰わない

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悪い気をもらうって話を聞いた事ありませんか。

整体師やセラピストをやっていると、患者さんやクライアントさんの悪い気をもらってしまうと言うんです。
具体的には腰痛の患者さんが来たら腰痛になってしまうとか。
調子が悪いクライアントさんが来たら調子が悪くなるとか。
気分が落ち込んでいる人が来たら気分が落ち込んでしまうとか。
ネガティブな感情や感覚を受け取ってしまって、自分もそうなってしまうと言うんです。

悪い気を貰わない方法はあります。

基本的な事を言えば、自分を持っていると言う事です。
自分の状態が相手に影響されてしまうと言うことですから、自分の在り方を持っていると言う事です。
そのためには自分の使い方を知っていて、それが実践できているというのが前提です。
ナンカ難シクナッテキタ。
いや、そんな難しく考える必要はありません。
別の言い方をすれば、患者さんやクライアントさんから貰うのではなく、逆に自分が患者さんに”良い気”をあげれば良いって事です。
向こうからこちらに来るなら、こちらから向こうにも行くはずですから。
確かに負のパワーは強いですけど、正のパワーがしっかりしていれば問題ありません。

もうちょっと具体的な話をしましょう。

受けてしまうだけだと自分に残ります。
受け流すと言う方法があります。
患者さんから何かを受けてしまったと思ったら、それを横や後ろに受け流してしまう。
抽象的な話ではなく具体的にです。
そう思っておく事が大切。
受けるだけではだめなんですね。
患者さんに親身になるのは良いですが、受けるだけだと何人もの負のパワーは受け止められません。
受けて流す。
でもきちんと対処する。
どんな悪い気があるのか知っておく、感じておくと言うことです。
この人はこのが調子が悪い、だからこうなっている、こんなふうに調整しよう。
そんな事を意識化しておく事が大切です。

もうちょっと具体的に。
患者さんが来たら分からないように、深呼吸します。
自分の状態を確認します。
どこかに力が入っていないか確認します。
呼吸が止まっていないか確認します。
肩や首が緊張していないか、前のめりになっていないか、確認します。
もしどこかが硬くなっていたり緊張していたら、それをやめる。
脱力でも良いのでしてみる。
そう言うことを毎回行っておくと、違ってきます。

それでももし悪い気を貰ってしまったと思ったら、昔からの対処法があります。
手を洗う。
水を飲む。
手に水をつけて頭の上でパパッと払って水滴を頭に受ける。
休日に川や池や海など水辺に行って眺めている。
大きな木に抱きつく。(木は水を上げています。)

それでもだめなら、床に寝て深呼吸して、自分の状態を確認して下さい。
悪い気を貰ったのなら、悪い気を貰ってどうなっているか確認して下さい。
知らないうちに状態が変わったままにしておくのは、プロとしては良くありません。

 

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