体の使い方を教える時の一つの考え方 【目的は何か】
何かをするのに、どんなに一生懸命やっても上手くいかない事があります。
言われた通り、正確に一生懸命に努力しているのに、上手くいかない。
そんな時にどうするのか。
あなたがやりたい事は、目的は、何なのか。
達成したい目的は、何かをする事なのか、それとも一生懸命に努力する事なのか。
そこはどうなんでしょう。
と、患者さんや生徒さんに話をする事があります。
一生懸命に何かをするのは良い事だと思います。
ただ、「一生懸命する」の中に、「息を止める」だったり「首肩に力を入れる」だったりが含まれていると、上手く行かない事があります。
もちろん、息を止めたり首肩に力を入れる事が目的ではありません。
そうしようとしてやっている訳ではない、と言う事はわかっています。
でも、息を止めたり、首肩に力を入れないと、一生懸命やっている感じがしないって事はありませんか?
正確にするんだけど、繰り返しやるんだけど、誤差がないようにするんだけど、言われた通りにやるんだけど。
同時に息を止め首肩に力を入れて、一点集中(と感じるように)でやってませんか、と言う事です。
あきらめないと行けないかもしれません。
息を止めたり、首肩に力を入れる事を諦める。
息を止めず。
首肩の力を抜いて。
一生懸命やる。
これ意外に難しいんです。
一つには息を止めず首肩に力を入れないと、一生懸命やっているように感じない。
一生懸命は取り組む姿勢です。
別に首肩に力を入れる事ではありません。
なのに、気持ちとは裏腹に、息を止めないと一生懸命感が出ない。
試してみて下さい。
息をゆっくり深くしながら。
首肩の力を抜いて
リラックスして
一生懸命に取り組んでやってみる。
これも一つの方法です。
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