子育てママが自宅サロンのオーナーになるには
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子育てママが自宅サロンのオーナーになるには、幾つかの条件というかやっておかなければいけない事があります。
・技術の習得と臨床練習
・部屋の確保
・宣伝などのスキル
・お金の勘定
・会話のスキル
・問合方法
技術の習得と臨床練習
何で自宅サロンをオープンするのかによって内容は違います。整体なのかさまざまなセラピーなのか。
いずれにしても、サロンで行う事の技術の習得が先ず第一に必要になって来ます。
ここで問題なのが、子育てとの両立です。
技術の習得、勉強をしている時に子供をどうするのか問題があります。
子供を連れて行って良いスクールや学校であれば、一緒に連れて行って勉強することも出来ます。
保育園や幼稚園、小学校などの時間に授業があれば、勉強はしやすいと思います。
旦那さんが協力的と言うのも重要になって来ます。
勉強を始める前に、スクールや学校、旦那さんやお子さんに確認しておく必要があると思います。
加えて臨床練習です。
技術を学んだだけでは、サロンをオープンさせる事は出来ません。
モニター価格であっても実際にクライアントさんをやって、臨床経験をある程度積んでおく事が必要です。
スクールや学校で応援してくれるようであれば好都合です。
部屋の確保
サロンとして使う部屋が必要になって来ます。専用の部屋を用意する場合には、玄関からの位置が問題になって来ます。
更衣はどこでするのか(あるいはしないのか)、トイレはどこにあるのか、玄関から遠ければ自宅の中を通ることになるのか。
部屋を決めたらシミュレーション(いろいろ想定して試しておく)しておく必要があります。
居間のコーナーを使う方法もなくはありません。
最近は少なくなりましたが、不可能ということではありません。
何をサロンで行うかによっても違って来ます。
クライアントさんにベッドに横になってもらうのであれば、ベッドは折り畳みのものを使う事も出来ます。
もう一つ、自宅サロンの部屋でセラピーや整体をやっている時の、家族の問題です。
別の部屋にいても良いのか、いない時に営業するのかは、きちんと決めておく必要があります。
いずれにしろ専用の部屋同様に、事前のシミュレーションが大切です。
宣伝などのスキル
自宅サロンを始めても、来てくれる人がいなければ成り立ちません。そのためには宣伝が必要になって来ます。
最近はSNSを通じて宣伝していくのが一般的です。
少なくとも、画像作成や処理くらいは事前に学んでおく必要があります。
書籍もありますが、日々変化しているインターネット上の状況なので、オンラインなどのセミナーやワークショップを受けておくと良いでしょう。
SNSは後から別アカウントを作る事もできるので、インスタグラムやX(旧ツィッター)、TikTok、フェイスブックくらいのアカウントは作って、どんなものか知っておく必要があります。
お金の勘定
幾ら掛けて、幾ら収入があるのか。難しく考える事はないですが、手帳に書いたりや表計算ソフトを使ったりして、お金の出入りがどうなるかくらいは把握出来るようにしておく必要があります。
一ヶ月に掛かる費用と収入(売上)を事前に試算して、成り立つのか成り立たないのか計算しておく必要があります。
費用は実際の金額がなんとなく分かるので計算しやすいですが、収入の試算は、単価や1日あたり人数、営業日などを考えてやってみて下さい。
単価の決め方で、どんな人が来るかがだいたい決まります。
また、一人にかける時間や営業時間で、1日あたりの限界人数も決まります。
1日あたり人数は限界人数の半分くらいが限度だと思われます。
家計簿がつけられれば大丈夫です。
※限界人数 → 営業時間を一人当たりに掛かる時間で割った人数。
一人が来院されて帰るまでに2時間かかって、営業時間が6時間なら3人になります。
会話のスキル
意外に気にしていないのが、会話のスキルです。会話のスキルは二つに分けて考えておいて下さい。
一つはセラピーや整体をしながら話が出来るようにしておく事。
話をしながら出来なければ、話をする事で得られる情報が減るし、話をする時に手が止まってしまいます。
話せるなら話さない事も出来ますが、話せないと話をする事が出来ません。
もう一つは会話の中身です。
体の事だけを話すのであれば、解剖学的な知識や体の状態を的確に話せる事。
それ意外のことであれば、会話自体が苦でないことが必要です。
これも練習でなんとかなることなので、勉強をしている時からやっておくことをおすすめします。
女性の場合は苦にされる人は少ない印象なので、大丈夫だとは思います。
問合方法
固定電話を使うことは多分出来ません。携帯を使うにしても、個人用と仕事用を分ける必要があります。
最近は格安携帯もあります。
問合をLINEだけにするとか、問合フォームだけにするということもあります。
どれにするかは決めておく必要があります。
同様に女性専用などでない場合は、住所をどこまで公開するかという問題もあります。
地域だけ公開して、予約になった時に場所を教えるというのが、一般的な方法です。
いろいろありますが、自宅サロンは安心な部分もあります。
初期費用が低く抑えられる事や、毎月の家賃や水道光熱費など仕事用にかかる部分は抑えられます。
また、ホームでの仕事になるので、自分自身の安心感もあると思います。
空き時間だけで始めて、次へのステップにするという方法もあります。
頑張って下さい。


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