人の足は平な道を歩くように進化して来たのか。
足には25個くらいの骨があります。
これ必要なんでしょうか。
靴下を履いて靴を履いて生活していると言う事は、足にある沢山の骨を使わなくても良いようにしているようにも思います。
たまに、足袋を履いて草履を履く人もいますけど、足袋も25個の骨を全部利活用しているようには見えません。
こんなに沢山ある骨って、必要なんでしょうか。
確かに平な道を歩く時には必要ないかもしれません。
凸凹がないので、足にある沢山の骨が一つ一つバラバラに、地面のさまざまな形状に対応する必要がありません。
平らなんだから、足裏は1枚の板みたいになっていても、それほど不自由はないかもしれない。
板にはなっていないけど、靴の裏は一枚で一体です。
人間の体は狩猟採集に適した体に進化したと言われています。
昼間に長時間、外を歩いて、獲物や食べ物を摂る事が出来るように進化したようです。
エネルギーを沢山使わなくても、長時間歩けるような骨格や筋肉や筋膜や靭帯になっています。
例えば股関節の靭帯は、脚が後ろにくると捻れが強くなり、後ろの脚を地面から離しただけで、前に戻るような仕組みになっています。
腸腰筋という腰や骨盤の内側から太ももの内側に繋がっている筋肉も同じです。
足裏にアーチがあると言われますが、そのアーチも、後ろに残った足を前に押し出すような形状になっています。
皮膚に毛が少なく、汗をかく事が出来るのは、体表の温度を下げる効果につながり、血液の温度を一定に保つ効果があります。
ケモノと言われる哺乳類(動物)は、逆に毛がある事で昼間は体表温度が上がるため、夜行性のものが多くなっています。
と言う事は。
人の足は平な道を歩くように進化して来た訳ではない。
と言う事です。
凸凹で高低差があり濡れていたり草が生えていたり、砂地だったり岩だったり土だったり、多様な形状と状態の地面を歩けるように進化したんだろうと思います。
25個ある骨は、そんな凸凹で多様な地面にフィットするように出来ている訳ですね。
もちろん、平らな道も歩けます。
でも、それ用に進化した訳ではない。
足や脚に問題が出た場合、平らな地面を歩く事で、使わない骨(関節)や筋肉が、問題を起こしている可能性もあります。
使わなければ硬くなるし、使わなければ動きにくくなる。
関節も筋肉もそうです。
現代の生活は楽で快適ですが、過酷な自然に対応出来るように出来ている人の体を、使わないように使わないようにしている傾向があります。
そのズレが故障につながったりする可能性があります。
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