触診について
触診は整体の基本です。
触診で患者さんの体の状態が分からなければ、骨格調整も出来ないし筋肉を緩めたり締めたりする事も出来ません。
また、触診をする時の手は整体師としての手で、触診の時の体の使い方は整体をする時の体の使い方に通じます。
整体師になるには、触診が出来るのは必須の条件です。
触診ではかなり多くの事が分かります。
骨格の歪みやズレ。
関節の動きの良さ悪さ。
筋肉の張り。
筋肉の温度。
筋肉の硬さ柔らかさ。
筋肉・筋膜・皮下組織・神経・血管など違う組織の硬さ柔らかさ。
触診の練習を始める時に注意する事があります。
”決める”という事です。
最初は触れてもどうなっているのか”分からない”と感じます。
それでも、右にズレているとか、硬いとか冷えているとか判断し決めます。
間違っていても良いんです。
それよりも決める事が大切です。
判断を保留していると、ずっと保留のままで、ずっと分からないという状態が続いてしまいます。
最初は分かりませんが、決めていけば少しずつ解像度が上がるように、はっきりと見えてくるものが増えて来ます。
体の使い方にも気をつけます。
どこかに力を入れない。
手指の力も極力抜きます。
不要な緊張があると、手指から入ってくる情報が混濁して分かりづらくなります。
そして探さない。
触診は歪みを探す作業ではありません。
触れた手指の下の患者さんの体がどうなっているか、その状態を言葉にしイメージにする事です。
探さなくても手の下に体はあります。
触診はどんどん練習しましょう。
座っている時に、自分の太ももに触れるのも良い練習になります。
毎日同じようで実は少しずつ状態が違います。
それを言葉にする事で、はっきりと分かるようになります。
てあて整体スクールでは触診の授業で、触診の時の体や手指の使い方だけでなく、何が分かるのかまで指導します。
また、ほとんどの授業で触診の練習を取り入れます。
触診が出来るようになれば、整体師としての基礎が身に付くからです。
てあて整体スクール
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