整体師は自分がやっている事の意味を、全部分かっている必要があります。
今、自分が何をやっているのか、その意味を分かっている必要があります。
どうして、そこに立つのか。
どうして、その向きにしているのか。
どうして、そこに手を当てるのか。
どうして、その角度なのか。
どうして、その強さなのか。
どうして、その長さなのか。
どうして、その手技を使うのか。
どうして、その関節を調整するのか。
どうして、その筋肉を緩めるのか。
どうして、そこを動かすのか。
全部、意味があり、なぜそうしているのか分かっている必要があります。
患者さんから聞かれたら答えるのは当然ですけど、それよりも分かっていなければ、調整が出来ません。
目的があってその手段を取っているということですから、目的がうまくいかない時は、手段を変えたり調整したりする必要があります。
そのためには、何故そうしているのかが分からなければ、調整のしようも変えようもありません。
ただ、教えてもらったからやっているのでは、結果がうまく行っている間は良いかもしれませんが、事故につながる可能性があります。
そのために、先ずは自分が今どんな状態かを分かっている必要があります。
いつものように、何気なく、知らず知らずに、こうやっている、ではダメです。
自分がやっている事に全部気がついている必要があります。
足は脚はどうなっているか。
膝や膝の周りはどうなっているか。
骨盤や股関節の状態は。
背中や背骨、お腹や胸はどうか。
首肩に力が入っていないか。
呼吸は止まっていないか。
自分は今何を見ているのか。
それらに気がついている事が、整体をやる事の前提です。
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