アレクサンダーテクニークが100年以上も続いている訳
アレクサンダーテクニークは心身の使い方を学ぶ方法です。
アレクサンダーテクニーク教師が指導をしてレッスンをします。
正確な人数は分かりませんが、日本には200人くらいのアレクサンダー教師が居ると思います。
世界的にも10,000人はいないんじゃないかと思います。
とても少ないように感じます。
それでも、100年以上も続いているのには、理由があると思います。
このテクニークを発見したFMアレクサンダーさん(1869-1955)が活動されていたのは、およそ100年くらい前の時代です。
アレクサンダーテクニーク教師の育成法は一つではなく、様々な教育機関や個人が口伝のように伝えて来ています。
4年間1600時間の教育を受けるというのが、全体の共通認識になってはいますが、全く同じ教育を受けて教師になる訳ではありません。
しかも、これだけ少ない人数で、ここまで残るのは大変な事だと思います。
本質を伝えている。
たぶん、そこが長く続いている理由だと思っています。
表層的な何かを教えているのであれば、ここまで続いては来ないと思います。
人の体の使い方は時代によって変わりますから。
アレクサンダーテクニークが指導しているのは、本人が自分に備わっている自身の使い方を体感するための、練習法であり学習法だと思います。
具体的にコレをして下さいとか、何かのやり方のコツを教えている訳ではありません。
レッスンが終わって自分自身の使い方が体感出来れば、元々その人の使い方なので間違いようがなく、正解しかないという事になります。
そしてそれは本質だと思います。
目の前の何かのやり方のコツや、具体的な修正法などではなく、その部分を扱っているのが、長く続いている要因かなと思います。
逆に言うと、だから少し分かりずらいと思われる事があります。
世の中的にはコツや具体的なやり方を、手早く短めにすぐに出来るように教える事の方が流行っていると思います。
それを期待して受けにくると、いや、期待していなくても、何かのやり方を教えてもらえると思ってレッスンを受けると、ちょっとやり方が違うと言うことになり、自分がやっている事の解釈で混乱したりするんじゃないかと思います。
出来るだけ分かりやすく、解説したいし説明したいと思います。
いろいろ試しながらやります。
でも、そう言うことなので、少し長い目で見てもらえたらと思っています。
荒木はアレクサンダーテクニーク東京スクールで学んで卒業し認定されたアレクサンダー教師です。
個人レッスンやワークショップ、グループレッスンなどやっています。
お困りごとや気になる事があったら連絡ください。
※アレクサンダーテクニークの詳しい解説はコチラのページにもあります。
→ https://teate.co.jp/alexandertec
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