身長160センチ 体重50キロ 体脂肪率35%
隠れ肥満という言葉があります。
見た目は痩せていたり中肉中背だったりするのに、体の中身は肥満しているというような意味です。
肥満とは脂肪組織に脂肪が過度に溜まった状態です。
外から溜まっているようには見えないけど、体の中の脂肪は多いという人のことです。
身長160センチ
体重50キロ
体脂肪率35%
20年近く前に来院された女性です。
外見は太っているようには全く見えません。
どちらかと言えばスリムに見える体型でした。
腰痛で来院されましたが、話を聞くと冷え性で生理痛が酷く浮腫(むくみ)も出やすいと言っていました。
隠れ肥満と言えると思います。
問題は160センチ50キロなのに、体脂肪率35%という所です。
見た目は太っていないのに体脂肪が多いと言うところです。
体脂肪が多いと言うことは、筋肉量が少ないと言うことです。
これだと体を支えられません。
腰痛にもなるし肩こりにもなります。
血流も悪くなってしまうので、むくみやすくもなります。
(毛細血管は筋肉の中に多く分布します)
体脂肪率が60キロくらいあれば筋肉量もある程度あることになるので、腰痛や肩こりなどにもなりづらいと思います。
体重は増えすぎると生活習慣病の心配がありますが、身長に対して少ないのも問題です。
見た目は太っていないのに体脂肪率が高い人は、タンパク質などをきちんと摂って、軽い運動を心がけることから始めるべきだろうと思います。
強い運動をする必要はありません。
歩く機会を増やすだけで変わってきます。
見た目も大切ですけど、中身はもっと大切です。
先日、芸人のカラテカ矢部さんが、身長158センチ体重39キロで隠れ肥満と診断されたと言う記事を見ました。
体重39キロでも体脂肪が人並みにあるので、筋肉量が少なく脂肪の比率が高いということなんでしょう。
体を壊さなければ良いと思います。
記事を貼っておきます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/900dd2fbc4482ff5670863b0313757a54ae80824?fbclid=IwY2xjawI2OSFleHRuA2FlbQIxMQABHWWiMUQycoIHJatQw5KckBXrgiVSN6xJe6VcY3Xf9rfL3um-jsMwh_nzXQ_aem_vb_eBSv1j-WvZ8Q7UjnqBA
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