使わない機能は使えなくなる
使わない機能は使えなくなります。
元々持っている能力なのに、使わないでいると使えなくなる。
どんどん便利になっているというのは、人がやる事を機械化したり構造を変えたりして、人がやらなくても良くしているということです。
その事で、便利になる事で、使えなくなってしまう機能があるという話です。
ノイズキャンセル機能付きのヘッドホンやイヤホンを使っていると、音や言葉が聞こえづらくなります。
カクテルパーティー効果を生み出す、脳の機能が使えなくなる。
人の足も、靴下に入れて靴を履いて平らな凸凹のない道を歩いていると、凸凹や硬さ柔らかさや湿気に対して対応する機能が使えなくなります。
その事が腰から下の不具合につながる可能性があります。
1万年前の人類の脳の容積は今よりも大きかった、というのは示唆的だなと思います。
たまに思い出して下さい。
体のこととはまた違いますが、フィルターバブルやエコーチェンバーみたいなことも、これに関係しているんじゃないかと思ったりします。
※フィルターバブルとはネット上のアルゴリズムで、個人の興味や過去の行動に基づいて情報が選別され、特定の意見や情報だけが繰り返し提示されることです。
多様な情報や意見に触れる機会が減り、自分だけの「泡」の中に閉じ込められてしまう現象を指します。
※エコーチェンバーとはソーシャルメディアを使う時、自分と似た興味関心をもつユーザーをフォローする結果、意見をSNS等で発信すると、自分と似た意見が返ってくるという状況を、閉じた小部屋で音が反響する物理現象にたとえたものです。
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