シニア世代から始める整体師が気を付ける事
50代60代から整体師になる人が増えています。
社会人を20年30年続けてきて、定年後が見えてきた世代。
老後とも言えない60代から70代の過ごし方を考えている世代。
体力的にはまだまだいけると思っているが、新しい事は意外に面倒な気がする世代。
シニアから整体師やセラピストを目指す人が気を付けるべき事があります。
とくに男性の話です。
人に直接触れるのが苦手な人が多い印象です。
コミュニケーションは出来るとは思っているが、実際に手で触れるという事はしてこなかった。
特に最近はセクハラやパワハラの心配もあって、人との距離を遠ざけるような、そこまで行かなくても一線を引くような関わり方をしている人が多いようです。
整体師は人に触れる仕事です。
直接、手で触れるという事もあるし、話や言葉でコミュニケーションして患者さん自身に触れるという事もあります。
整体師やセラピストを目指すのであれば、先ず直接触れる練習がとても大切です。
最初は自分の体からです。
太ももや腕や足、腹や背中や腰など、手が届くところはどんどん触れて下さい。
触れ方はいろいろありますが、先ずは触れる回数や機会を増やす事です。
次に家族に触れて下さい。
勉強を始めたら、始めた事を宣言して、毎日、3分でも5分でも触診の練習をして下さい。
触診は決めた部位を繰り返すだけで大丈夫です。
例えば、背中の中心、脊柱起立筋を掌で触れたり、脊椎の棘突起を触れたり、骨盤の腸骨稜や後上腸骨棘を触れたりです。
手は触れる回数で経験値も上がり解像度も上がります。
そして、触れられた感想を聞いて下さい。
強いとか硬いとか雑だとか、言われた通りに解釈して下さい。
それが受けた人の感想です。
自分ではそんな事していないと思っても、受けた人の感想はそうなんです。
続けていくうちにそれが変わってきます。
話をする練習も必要になると思います。
手を動かしながら話をします。
触診しながらでも良いし、整体の勉強を始めたのなら、手技の練習をしながらでもです。
話をしながら整体が出来なければ、雇われる事はできても自分で開業して仕事にすることは出来ません。
整体師やセラピストはコミュニケーションする仕事です。
手を動かしている時に話が出来ないようでは、うまくコミュニケーションが取れません。
コミュニケーションが上手く出来るだけで、患者さんの自律神経が整いリラクゼーション効果や治癒の効果があるとも言われます。
意外に思うかもしれませんが、大切なポイントです。
頑張って行きましょう。
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