シニア世代から始める整体師が気を付ける事 2
先日、「シニア世代から始める整体師が気を付ける事」という記事を書きました。
https://teate.co.jp/blog/2505101.html
シニアの特に男性は先ず触れる事から始めましょうという内容でした。
今回は勉強する時、勉強している時に気を付けておくべき事について書きます。
シニアの皆さんは長く仕事をされて来た人たちです。
組織に長く所属していると、コミュニケーションは情報のやり取りがメインになります。
また俗説ですが男性のコミュニケーションツールは情報で、女性は情動が多いとも聞きます。
シニアの特に男性が整体の勉強を始めると、解剖学にしろ手技にしろ情報を大切にする傾向があるように思います。
解剖学で骨格や筋肉の位置や働きを知り、手技の目的や自分の姿勢や手指の使い方、どこに手を当ててどの方向に押すか引くかなど。
全ては情報です。
押したり引いたりするのも、強さを自分なりに情報に変えて覚えている人もいます。
指の関節がこれくら曲がるくらいとか、筋肉に入る力がこれくらいとか。
それぞれとても大切な事で、必須の情報であり知識です。
イイ感じとか気持ち良いとか、何となく◯◯だとか、そんな感じではなく、はっきりクッキリ具体的な言葉になっています。
それが情報。
でも、実際にやるのはまた別です。
相手は人間です。
こちらも人間です。
患者さんが術者の手技をどう受け取るかは、やってみないと分かりません。
覚えていた手技の手順も、やってみなけれが出来るかどうかは分かりません。
覚えたような手順で自分の体が動くのか、繰り返し練習してみないと分からない。
一度出来たとしても、相手が変われば結果がどうなるかは分からない。
もう一度やってみると、同じ人でも違う受け取り方をされたり、違う結果になる事もある。
頭で分かる事はとても大切で必要で必須です。
でも、そこで出来るようになった気分にならない事です。
体が覚えるまで練習しましょう。
それがそれぞれの手技を理解した事になると思います。
コメントフォーム