調子が悪くなる季節
整体をやっていると、春と秋や梅雨時期に調子が悪くなる人が増える傾向があるように思えます。
春も秋も季節の変わり目で、気候が変化していく時期です。
春は冬から夏に向かう季節で、気温はどんどん上がっていきます。
秋は夏から冬に向かう季節で、気温は逆に下がっていきます。
人の体はそれに合わせて、少しずつ変化します。
夏には汗をかいて体表温を下げやすくなるし、冬は逆で体温が損なわれないようになっていきます。
体の変化は少しずつ少しずつ変化していきますが、天気や気温はそうは行きません。
春や秋の季節の変わり目は、暑い日があったかと思うと肌寒い日があったりします。
最近は一日の中での気温の差が大きかったりもします。
体は徐々にしか変化しないのに、気温や天気は日々刻々変わります。
そこで調子が悪くなる。
自律神経系の働きが上手くいかなくなる可能性もあります。
体温調節がうまくいかない事もあるかもしれない。
気圧の問題もあります。
梅雨時期や季節の変わり目は、気圧の変化も大きい季節です。
低気圧や高気圧は体に対する空気の圧力のことです。
低気圧になると体の中は膨らみ、高気圧になると体は圧迫されます。
体の中とは、例えば脳脊髄が包まれている髄膜や、腹腔や胸腔、関節包に包まれている関節などもそうです。
その髄膜や体の腔や関節包が、圧迫されたり広がったりする。
そのことで調子が悪くなることがあります。
それとは別に春や秋にぎっくり腰が増える時期もあるように感じています。
食べ物が美味しい時期、つい食べすぎてしまってお腹の動きが悪くなる事があります。
お腹の動きが悪いと、そのすぐ後ろにある腰の筋肉に影響が出て、ぎっくり腰になる、のではないかと推察しています。
腹八分目が良いというのは、そう言う事もあると思います。
美味しいから食べ過ぎちゃうんですけどね。
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