触診セミナーを開催したら、作業療法士を目指す学生さんが来てくれました。
今日は触診セミナーでした。
触診とは患者さんの体に触れて、患者さんの体がどうなっているかを触知する事です。
骨格の歪みだけでなく、筋肉の硬さや張り具合、部位毎の体温の違いなど、とても多くの事が分かります。
整体スクールに入学すると触診の授業もありますが、指針整体の時はいつも必ず触診の練習を一緒に行っています。
触診は整体の基本ですから。
歪みやズレや硬さや暖かさの違いなど、手指から分かる事だけでなく、自分の体の使い方や手指の使い方なども練習します。
触診する手、患者さんに触れる手指がちがうだけで、整体の効果も変わるし、患者さんの体も変化します。
そして、整体師自身の体の疲れも全く違ってきます。
今日は作業療法士の勉強をしている学生さんが来てくれました。
聞くと、円回内筋や尺側手根屈筋や長掌筋など、練習を始めたばかりで上手くいかない事があるとのことでした。
人に触れる時の自分の使い方や考え方の話を最初にしました。
勉強し始めということや、まだ若いという事もあり、少し手間取っている部分もありましたが、話をした事は分かっていただけたようです。
個別の筋肉についても、一つ一つ触れてもらい、触れ方や手指の使い方や捉え方などアドバイスしました。
最初は分からない事ばかりです。
それが不安につながる事もあります。
でも、一つ一つ積み上げていけば、必ず出来るようになります。
触診は本当に整体の基本です。
患者さんの体がどうなっているか、触れて分からなければ調整出来ません。
また触診の触れ方は整体をしている時の体の使い方につながります。
基本的で地道な事ですが、大切な事だと思っています。
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