第36回高松宮殿下記念世界文化賞の演劇・映像部門に、ローザスのアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルさんが選ばれました。
第36回高松宮殿下記念世界文化賞は、世界の優れた芸術家に贈られる賞で、文化・芸術のノーベル賞とも言われている賞です。
今回の受賞者は、絵画部門にピーター・ドイグ、彫刻部門にパフォーマンスアートのマリーナ・アブラモヴィッチ、建築部門にエドゥアルド・ソウト・デ・モウラ、音楽部門にピアニストのアンドラーシュ・シフ、演劇・映像部門にローザスの芸術監督アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルでした。
1980年代にダンスを始めた僕は、舞台で衝撃を受けた作品・作家さんが3人います。
一つはアルビンエイリー・アメリカンダンス・シアターです。
NYに拠点を置くこのカンパニーは、自分が始めたダンスのルーツにあたるダンスです。
自分がダンスを学んだのはリツコヒキタ先生で、リツコ先生は故ジュンキョウヤ先生(晩年はエムザブロウ先生)でした。
ジュン先生はNYでアルビンエイリーやルイジなど、往年のジャズダンスやアフロダンスの巨匠と一緒にダンスをし仕事をされた方です。
アルビンエイリー舞踊団が1984年か85年に日本で公演をしたのを見に行きました。
リベレーションズを見て鳥肌が立ったのを覚えています。
次がローザスです。
80年代終わりか90年代に入って、渋谷コクーンで舞台を観ました。
舞台上でスーツを着た女性が、横になって寝ている!
この衝撃は今でも忘れません。
当時、自分が指導を受けていたダンスは、床の上に寝転んだり、お客さんにお尻を向けるような格好は殆どなく、立って踊るものが殆どでした。
それが、床に寝ている!
コンテンポラリーダンスを始めて観た瞬間だったと思います。
ローザス・ダンス・ローザスやFACEやDRAMINGなど、既成概念(と勝手に自分を縛っている考え)に囚われない自由な表現が素晴らしく、虜になりました。
その後、ローザスの創設メンバーである池田扶美代さんのワークショップを受けるようになり、少し親近感も湧きますます好きになっています。
もう一つはカンパニー・デラシネラでした。
始めて観たのは「空間に落ちた男」だったと思います。
無言で動きだけで表現する。
マイムというよりはダンス的な動きで物語(のようなもの)が流れていく。
これも観た瞬間に虜になりました。
デラシネラはワークショップが先だったと思います。
主宰する小野寺さんのショーイング・ワークショップを受けて、作品作りが出来た事も良い経験でした。
どの作品もカンパニーも他にはない唯一の作品です。
アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルさんの第36回高松宮殿下記念世界文化賞受賞おめでとうございます。
自分とは面識もなく関係性もありませんが、ファンの一人としてとても嬉しく思います。
※ステージナタリーの記事
https://natalie.mu/stage/news/632327





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