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老化は病気か、病気は老化か

読了までの目安時間:約 6分

老化を病気として捉え、治療可能なこととして研究が始まっていると言う話を聞きました。
それはどうなんだろうと思い、ChatGPTに質問をしてみました。
質問はこんな感じでした。

最近、「老化は病気」と聞いた事があります。 老化は病気の一種として、治療するための医療分野が出て来ている事は本当でしょうか。
また、老化は病気というのはどんな文脈または、考え方から出て来ているものでしょうか。
エビデンスについても教えて下さい。

答えは以下です。

*******************

「老化は病気である」という考え方は、近年の老化研究(geroscience)の中で注目されている議論の一つです。
これは老化を治療可能な対象(治療すべき生物学的プロセス)と捉える視点であり、いくつかの科学的根拠(エビデンス)や文脈があります。
以下に詳しく解説します。


🔷 1. 老化を病気とする考え方の背景

◆ 生物学的老化の理解が進んできた
かつては「老化=自然な現象」とされ、治療の対象ではありませんでした。
しかし、細胞レベル・分子レベルの老化メカニズムが解明されてきたことで、老化が「制御可能なプロセス」だと考えられるようになってきています。

代表的な老化のメカニズム(“老化の9つの特徴”):
(López-Otín et al., Cell, 2013)
・テロメアの短縮
・幹細胞の枯渇
・ミトコンドリア機能障害
・細胞老化(senescence)
・エピジェネティックな変化 など

これらは、がん・糖尿病・アルツハイマー病・心血管疾患など、多くの加齢性疾患の背景に共通して見られるもので、「老化こそが病気の根源」とも言えるようになってきました。


🔷 2. 老化を治療対象とする医療分野の登場

◆ 「ジェロサイエンス(Geroscience)」という新分野
米国国立老化研究所(NIA)が主導しており、加齢を遅らせることで多くの疾患を同時に予防・治療できるのではないかというアプローチです。

◆ 実際に進んでいる治療法・研究例

◉ ラパマイシン(Rapamycin)
免疫抑制薬として知られる薬ですが、mTOR経路を抑制し、寿命延長や加齢性疾患の抑制効果が動物実験で示されています。
◉ メトホルミン(Metformin)
糖尿病治療薬。老化予防薬としての臨床試験「TAME試験(Targeting Aging with Metformin)」が実施中。
加齢に伴う疾患の発症を遅らせるかを評価。
◉ セノリティクス(Senolytics)
老化細胞(senescent cell)を除去する薬。動物実験では機能回復・寿命延長・炎症軽減などが確認されています。


🔷 3. 老化は病気か?という議論

◉ WHO(世界保健機関)の立場
2022年まで「老化(aging)」をICD-11(国際疾病分類)に「病気」として一時的に掲載(コード:MG2A)
その後、倫理的・社会的な反発を受け、表現が変更

◉ 医療・倫理の議論

【賛成意見】
老化を病気とすることで研究資金・医療介入が増える
生活の質(QOL)向上と健康寿命延伸が可能になる

【反対意見】
「老い」を否定する文化的・倫理的問題
高齢者が不必要に「治療の対象」とされる懸念

🔷 4. まとめ:老化は病気か?

視点 内容
✅ 科学的視点 老化は可逆的なプロセスであり、病気と同様に扱える可能性がある
✅ 医療実践 一部の医薬品や治療法が「加齢性疾患の予防・治療」として臨床に入りつつある
⚠️ 倫理・文化的視点 高齢化社会での「老い」の意味と価値を問う必要がある

🔷 参考文献・エビデンス
López-Otín C, et al. (2013). "The Hallmarks of Aging." Cell, 153(6), 1194–1217.
Campisi J, et al. (2019). "Cellular senescence: a key therapeutic target in aging and diseases." Nat Rev Drug Discov.
Barzilai N, et al. (2016). "Metformin as a Tool to Target Aging." Cell Metab.

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老化が病気かどうかなんて、どうでも良い議論だとは思います。
ただ、そのことで老化によって起こる症状に、治療出来る部分が見つかってくるという事はあるようです。
ここをどう捉えるかは、人それぞれなんでしょう。

人の致死率は100%です。
必ず人は死にます。
それまでの間、どうやって過ごすのか。
薬を使ってQOLを上げる方法もあるし、自然のまま(この考えもきちんと考えないといけませんが)に過ごすという方法もあると思います。
一人一人が判断する事が大切だと思います。


老人

 

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