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整体をする時の体の使い方の注意

読了までの目安時間:約 4分

整体スクールに入学した人に最初の頃に話をする事です。

整体をする時にテクニックとは別に注意する事が幾つかあります。
テクニックとは関係がないので、注意せずにやっても施術は出来ます。
でも印象が良くない。
患者さんの体が緊張したりする可能性や安全管理の面もあるので、出来るだけ気にするようにします。
意図があってする場合は別ですが、意図がない場合は注意を必ずするようにします。


1、患者さんは跨がない。
  患者さんに倒れないようにするため。

2、患者さんの脚の間に入らない。
  患者さんを緊張させない、不快にさせないため。

3、患者さんの体は両手で操作する。
  患者さんの体を落とさないため。

4、患者さんに触れる時は指先ではなく指の腹で触れるようにする。
  指先で触れると不快感があります。
  指先で触れる理由がない場合は、指の腹で触れるようにします。
  爪を当てるのは論外です。

5、患者さんに触れるのに慣れていない間は、四指は揃えて(指間を離さず)に触れる。
  指は離れているより、揃っている方が触れられて違和感が少なくなります。

6、患者さんの内股や膝の裏、肘の内側や喉の辺りなど、皮膚の柔らかな部分には、意図がない限り触れないようにする。
  関節の内側や皮膚の柔らかな部分には、血管や神経がむき出し(筋肉などで覆われていない)のことがあるので安全のために。
  施術で必要な場合は注意をして触れることになります。

7、調整する手指や患者さんの体を固定する為以外には、整体師の体や服が患者さんに触れないようにする。
  触れている側に触れている感覚がなくても、患者さんは当たっている触れているという違和感が生まれます。
  意図がある場合でなければ、患者さんには体を触れない(当てない)ようにします。
  知らないうちに、うっかり、意図せず、という事がないようにします。


整体師が患者さんに整体をする時、患者さんのどこに位置するのか、姿勢や視線をどこに持って行くか、手指のどこを当てるか、どの方向に押したり引いたりするのか、強さは早さは長さは、患者さんのどこに触れるかなどは、全て分かってやるようにします。
整体師がやっている事には全て理由があるようにしておきます。
いちいち考えるのは大変だと思うかもしれませんが、練習の段階から習慣づけておけば、毎回改めてする訳ではないので難しい事ではりません。

最初はテクニックを覚えるので大変だと思いますが、テクニックを身につける時に、その時々の所作を身につけておけば、あとあと必ず役に立って来ます。


手指での触れ方
× 論外
触れ方1
× 指先で触れるのは良くない
触れ方2
◯指の腹で触れる
触れ方3
◎指を揃えて指の腹で触れる
触れ方4

 

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