基本は応用が効くけど、応用は応用が効かない。
最近は皆さん応用が好きで、基本よりも応用を好むように思います。
整体の手技でも、特定の症状に対して特定の手技を当てはめるような、ある決まった対処法だけを使うような事です。
基本はたぶん面倒だし、何に効果があるの?だし、やった感がないし、人気がありません。
でも、基本は応用が効きますが、応用は応用は効きません。
たとえば触診の話です。
てあて整体スクールでは触診をとにかくやります。
入学してから卒業するまで繰り返し練習します。
最初は分かりません。
骨がどこにあるのかさえ分からないのに、それが歪んでいるとか動きが悪いとか、そんなこと分からない。
それが少しずつ分かるようになって来ます。
歪みやズレや動きの悪さや、筋肉の硬さ張り緊張や熱感なども分かる。
筋肉と筋膜と神経管と血管などの違いも分かるようになるかもしれない。
触診が出来たとしても、患者さんに効果はありません。
患者さんの状態が分かるだけです。
でも本当にだけなんでしょうかね。
歪みの調整の時には歪みが分からなければ出来ません。
最近の調整法の指導では、歪みの見方も教えてくれます。
でも、それはその場所だけの見方です。
他の場所では通用しない。
そこだけしか分からない。
でも、それで歪みが分かって調整出来れば問題ないんじゃない?
確かにそうですね。
では、習って居ないところに症状がある人が来たらどうしましょう。
歪んでいるところとは違う部位に原因がある人が来たらどうしましょう。
よく生徒さんに話をする事があります。
歪みや状態が分かりさえすれば、調整は7割くらいは成功です。
もし調整法が分からなかったとしても、出っ張っているものは押せば良いし、右にズレているなら左に戻せば良い。
ただそれだけのことです。
体のさまざまな調整法と言われるものは、効率的に調整する方法であって、それだけが唯一無二の方法という訳ではありません。
触診には汎用性があります。
触診が出来るということは、手指の感覚が研ぎ澄まされて来たということです。
患者さんの状態が分かるようになるということです。
応用が効きます。
応用編だけ、特定の部位に対する特定の手技だけを覚えたら、その部位にだけは効果があります。
でも他の部位にその特定の手技を使うことは出来ません。
応用が悪いという訳ではありません。
効果はあるし便利です。
でもそれだけでは整体師として長くやっていく事は、意外に難しいと思います。






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