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アレクサンダーテクニークは分かりにくい

読了までの目安時間:約 4分

アレクサンダーテクニークを受けた事がない人に説明していると、ようするにどういう事?体の使い方?脱力の方法?姿勢が良くなるの?など聞かれる事があります。
説明の内容が具体的でなくて、はっきりしない分からないという事です。
心身の使い方の学習法と言うのは荒木がよく使う言葉です。
僕が説明している中では分かり易いものだと思いますが、でも初めて聞く人には分かりずらいものだと言うのも分かっています。

経験していない事を経験した後にどんな感じになるかを、経験する前に教える事は論理的に考えると無理です。
経験してないんだから、”こんな感じ”というのが分からない状態です。
”こんな感じ”が分かったら既に経験している事になります。
”こんな感じ”は経験した後の感じなので、経験前には”こんな感じ”がどんな感じか分かりません。
アレクサンダーテクニークは経験した事のない事を経験する事です。
(実際には物心つく前に経験している可能性のある事ですが)

あなたが経験してないこの感じは、こんな感じだよというのは、似た感じは教えられますが、本人が経験するまでは本当は分かりません。
だから分かりにくいんだと思います。

最近という訳でもありませんが、タイパ重視の人にとっては、タイ=時間も大切ですが、そもそもパ=パフォーマンス(効果)が必要です。
アレクサンダーテクニークにとってのパフォーマンス(効果)は、人それぞれ違います。
そもそも効果として現れるかどうかかも分かりません。
結果的に体が楽に動きやすくスムーズに無駄な力が抜けて動けるようになる人が殆どですが、それを目的にやってる訳ではなく、その道筋を辿ってもらう指導をしています。

無理無駄な力や方法を一旦やめてみる事、その事でどんな結果になるか経験してもらう。
やっぱり伝わりずらいですね。

入り口は別でも良いという議論もあります。
良い姿勢を作る方法
ピアノを楽に弾く方法
肩が凝らない座り方
腰が痛くならない体の使い方
そういうノウハウやハウツーを入り口として教えて、そこからアレクサンダーテクニークの本質というかやり方に入っていくという方法もあると思います。
それだと実はアレクサンダーテクニークを教えている事にはなりません。
でも参加された人や受けた人は、それこそがアレクサンダーテクニークだと理解してしまいます。
ジレンマというやつですね。

愚痴のようですみません。

アレクサンダーテクニークの伝わりにくさは、アレクサンダーテクニークがこんなに良いものなのに、バズって広まらない理由です。
でも同時に100年もの間、細々とではありますが、廃れる事なく消える事なく、必要な人には必要とされている理由でもあります。
自分の体を使ってパフォーマンスしている、特にパフォーミングアーツ系の音楽家やダンサーや俳優さんに必須となるのは、そういう事が理由でもあるのかなと思います。
自分の使い方の本質を見極めていく方法だから、自分で自分の使い方が上手くいかなくなった時などにメンテナンスや見直すための方法としてあります。

興味があったら連絡下さい。
時間をかけて自分と向き合って、自分のやり方を見直す方法です。
タイパは長い人生というスパンで考えれば良いと思います。

 

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