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痛みがあるときにレッスンをしても良いのか?

読了までの目安時間:約 6分

ダンスやクラシック・バレエのレッスンについて、あくまでもダンス歴30年・整体師歴15年で現役の個人的見解です。
解剖学的とか生理学的とかではなく、感覚的な話になると思います。
どうするか迷っている人は、書かれていることを参考にして、自分の判断で決めて下さい。


セッションハウス


今日、約2か月ぶりにダンス・レッスンに行きました。
セッションハウス伊藤直子さんのコンテンポラリー・ダンスクラス。
激しい動きではなく、体と対話しながら細部を一つずつ、そして全体を動かしていくクラスです。


何故、一ヶ月半ぶりになってしまったのか。
実は9月8日に現代舞踊協会の舞台で踊った後、少し膝を痛めていました。
しゃがんだり大きく曲げたりすると、右膝が痛みます。
ちょうどそれまで舞台のリハーサルが続いていたので、しばらくレッスンを休んで仕事に専念することにしました。
どうせ2週間もすれば痛みも引くだろうとタカをくくっていました。
それが3週間経っても4週間経っても痛みが引かない。
マッサージやストレッチやテーピングをしてケアをしていましたが、様子があまり変わりません。
そうこうするうちに筋力が落ちてきた感覚がありました。
そうなると今度は筋力低下によるアライメントのズレや、踏ん張りがきかない感じもします。
まずいなぁ。
どうしよう。。。
と思っているうちに時間が過ぎていきます。
11月に入るころには痛みは少し引きましたが、違和感がある。
動くとちょっと引っかかるような感じ。
こうなってくると「調子が良くなったら行こう。」と思い始めました。
そうこうしている内に11月も末になってしまいました。


こりゃそろそろマズイ。


違和感も少しの痛みもあるけど。
今日は時間が空いているし、直子さんのクラスだしと思ってレッスンに行きました。
レッスン前は違和感はありました。
ちょっと引っかかるような、大きく曲げると痛みを感じるような。
それに古傷の左腰も収縮して軽い痛みがありました。
でも、今日は行っとかないとと思って行きました。
結果は。
良かった。
大丈夫でした。
膝は軽くなり、腰も軽くなりました。
と、言ってもたぶん明日には痛みが出てくると思います。
でもそれは仕方がない。
年齢から考えても、骨の状態を考えても、翌日に痛みが出るのは普通です。
(腰部変形性脊椎症で軽いすべり症、ヘルニアの疑いがあります。)
それでも行っておく方が良いと判断して行ってみて、思った通りだった。


先ず膝の痛みについて。
動かした感覚と自分で触診した感覚から、右膝内側の半月板が薄くなっていると判断しています。
骨の変形ではないように思います。
半月板が薄くなると、体重が掛かっているので内側の靭帯や腱や筋膜が縮みます。
日本人に多いちょっとO脚的な位置関係です。
そうやって膝の内側を縮めたまま動かしていると、炎症や筋疲労の疲労物質がたまったりして痛みが出ることがある。
硬くなった靭帯や筋膜や腱は血流も悪く、組織細胞の新陳代謝も良くない状態が続きます。
そうやって少しずつ痛みが出る状態が作られている。


動くことは血流を促すことに繋がります。


ダンスは膝をひねる可能性もあります。
特に股関節が硬く可動域が小さいと、つま先を外に向けた時に膝が相対的に内側に入って膝で捻ることになってしまうことが多い。
今日のクラスではそこに注意しました。
伊藤直子さんは身体に無理はさせない、でも極限までストレッチしたり動かしたりします。
そのバランスがとても良いと思っています。
だから、生理的出ない動きではない動きで、大きく身体を使ったり動かしたり出来る、と思っています。
それもあって復帰最初のクラスにと考えました。
もっと無理するのも大好きなんですが、そこは大人として真っ当な判断をしてみました。
(ホントは早く無理もしたいけど。笑)


膝が痛い人はとにかく、膝をひねらないこと。
動かすことは大切です。
半月板や膝の周りの腱や靭帯は、血管があまり分布していない組織です。
動かすことで水分や酸素が運ばれます。
また硬さも緩和される。
骨の変形があっても同じことだと思っています。
(もちろんお医者さんに止められてる人はそうして下さいよ。)


腰は動かすしかないと思います。
変形性脊椎症で腰椎すべり症でヘルニアの疑い。
そういった診断も大切ですが、僕の場合は体感を大切にします。
痛みが出る時は、筋肉が硬くなって動きが悪くなった時です。
レッスン後や酒飲みが続いた後など、筋肉の状態が悪くなっている時。
そんな時に一番良い対処方は、歩くことです。
歩けば数日で腰痛は改善します。(僕の場合)
つまり動かすこと。
ダンスレッスンの場合は翌日に歩いたりストレッチしたりして、疲労物質を流し柔らかい状態を回復させれば大丈夫です。
当日のお酒は出来るだけ避けたほうが良い。
でもまあ、これはね。(笑)


と言うことで、参考になりましたか。
患者さんの場合は、直接触れて話を聞いて状況を聞いて、どうすべきかお話します。
自分で判断する時には、自分の身体の状態をよく観察して下さい。




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