痛み
先日、来院された患者さんは毎月1回、整体とアレクサンダー・テクニークの個人レッスンを受けていかれる人。
整体は身体を整えるセラピーですが、アレクサンダー・テクニークはセラピーではありません。
軽く触れたり(ハンズオン・ワーク)話をしたり、絵を見てもらったりしながら、今”やっていること”をやめて、その人の持っている自分自身の使い方を思い出してもらいます。
てあて整体スクールの授業にもグループ・レッスンを取り入れていますが、例えば無駄な力が入っているのに気がついて抜くことが出来れば、整体がやりやすくなったり疲れにくかったり身体を動かしやすくなったりします。
結果、患者さんに良い影響が出ると思っています。
今日はその話ではなく患者さんの話です。
いつも整体をやっている時に膝の裏に触れると痛みが走るので、膝の動きや脚の動きにフォーカスしてアレクサンダー・テクニークのレッスンんをしようと言うことになりました。
先ずは歩いてみてもらって、何か違和感はないか聞いてみました。
違和感は特にないとのこと。
では重心や膝の動きや身体の状態はどんななのか、言葉に出来ることを聞きました。
立っている時の重心は踵に乗っていて、歩いている時は足裏全体で床に足が付き、脚を前に運んでいるようだと言われました。
重心は踵からどうやって爪先に抜けていくか聞くと、踵から足の内側を通って親指に抜けていくとのことでした。
整体師としてだったら、ここで歩き方や重心について話をするところですが、今日はそれをやめて身体を感じてもらうことを優先しようと思いました。
踵に重心が乗ると言うことだったので、足部の骨の位置関係を図解しました。
その後、膝や足部に触れました。
特に小指側の中指足などが”ある”ことを思い出してもらいました。
そしてまた歩いてもらった。
あれっ痛みがなくなってる?
そうおっしゃるので、歩いても膝の裏が痛かったの?と聞くと、そうではなく「足裏が痛かった。」「その痛みがなくなった。」とのことでした。
???ですね。
膝の裏は触れると痛かったのんですが、歩くと足裏が痛むと言う話は聞いていませんでした。
それが、重心や骨の形や位置や歩き方を感じながら歩いてもらうと、痛みが消えてしまったと言うんです。
こう言うことあります。
以前にも事前に腰痛や首のことを言われずにアレクサンダー・テクニークの個人レッスンをしていて、「腰痛が消えた。」と言われたことや「首の動きが良くなった。(動くようになった)」と言われたことがあります。
それは腰痛を整体した訳でも首の施術をした訳でもありません。
自分の身体にフォーカスを当ててもらい感じてもらうことで、結果痛みが消えたり動きが改善したと言うことです。
(アレクサンダー・テクニークはセラピーではないので施術はしていないんです。)
痛みや動きの悪さの原因は様々です。
筋肉の状態や骨の位置関係が原因であることが多く(と整体師は思っている)、それを調整する勉強をします。
ではその筋肉や骨の状態を変えてしまった原因は何か。
疲れやストレスと言うこともありますし、身体の構造や使い方に対する勘違いであることもあります。
そうなるとアプローチ方法も様々です。
筋肉や骨格を調整する方法はとても大切ですし、姿勢や歩き方を見ることが出来ることも大切になってきます。
いろいろと面白いですね。
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