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型があるから「型破り」、型がなければ「形無し」

読了までの目安時間:約 5分

亡くなった勘三郎さんが言っていたと思って調べたら違ってました。
無着成恭さんと言う僧侶で教育者の方が、電話相談で答えていたそうです。
「型破りと形無しの違いはなんですか?」との質問に、『そりゃあんた、型がある人間が型を破ると「型破り」、型がない人間が型を破ったら「形無し」ですよ。』と答えたそうです。
そして故立川談志師匠もこれを使っていたようです。
ピカソのデッサン力が素晴らしいものだったのは良く知られた話です。
きちんとしたデッサン力があってこその抽象であったと言う訳です。
デッサン力がなければ唯の落書きになってしまうと。


きちんと型を身につけて、そこから突き抜けるから、型破りなもの独自のものオリジナルなものが出てくる。
元々の型がなければグズグズの形無しになってしまう。
だから型を身につけてから自分のオリジナルを追求すべし。
と解釈されそうです。
でもこれ違うんじゃないかと思い始めました。


型はそんなに簡単に習得出来るものだろうかと思います。
数年やったくらいで身につくものなんだろうかと思います。
合気道の先生だったか古武術の先生だったかが仰っていたことがあります。
練習は決められた型だけをする。
実践練習(実戦練習)をしても強くはならない。
何故なら型を習得・体得しておけば、どんな相手にもどんな戦法にもどんな状況にも型で対応出来る。
実践(実戦)練習をやっていると、その実践(実戦)練習で出てきた状況にしか対応出来ないことになる。
不測の事態・想定外の事態・対応出来ない事態に出会った時に、動けなくなってしまう可能性がある。
つまり究極的には型の方が実戦よりも強いと。


結局はオリジナルや独自なものよりも、型を追求するものなのではないか。
現在ただいまの自分が体得した型を表現する。
その型でさまざまな目の前にあることに対応する。
そのことが個性に繋がるのではないか。
と思い始めました。
表現が難しいんですが、そういうことなのかと。
常に追い求める型を体得・習得する過程にあることが大切なのではないか。
と思っています。


ではオリジナルは?
最初から型もなくオリジナルを追求していくと、一般の型が出来るまでに掛かった時間が掛かる可能性があります。
初めてソノコトをする人は初めてなので、すぐにオリジナルなものが出来てしま可能性はもちろんある。
でも例えば手技で考えれば、有史以前から手技的なことはあった訳です。
その有史以前からの試行錯誤と同じだけの試行錯誤を、個人が生きている時間のなかで再試行するのは大変なことだろうと思います。
もちろんピカソの例もあるので、現代になって個人が新しいオリジナルを作る可能性はあるとは思います。


僕は型を追求する方法を取っています。
難しい問題です
正解かどうかはわかりません。
でも、考えている時間はないようにも思います。


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