姿勢の授業
名古屋に続き東京でも姿勢の授業でした。
今年から、姿勢の授業は30分くらい説明をしたら、授業に出ている生徒さんをモデルにしてケーススタディをやることにしました。
その時に普通に立った姿勢を見て、どこがどんな風になっているか見立てをします。
見立てをしたら、そこをどうしていくのかの話をし、実際に生徒さんを相手に指導していきます。
指導前と後の写真があります。
左:ビフォー → 右:アフター
左:ビフォー → 右:アフター
姿勢が悪くて相談に来た患者さんではないので、あまり大きな違いは見られないかもしれません。
それでも幾つか見るところがありました。
頭の位置・胸骨辺り(デコルテ)・膝 です。
それぞれ頭が前に出ていて、胸骨辺りが後ろに引かれ、膝が伸びていました。
調整した訳ではありません。
「頭を後ろに」
「胸を引かないように」
「膝を緩めて」
とは言っていません。
それだと、体が歪んでいる人に歪まないようにして下さい、って言うのと同じですから。
こんな絵を見てもらったり体に触れたりしながら、自分の感覚を確認してもらいます。
普段の普通の姿勢は「いつもの姿勢」です。
人はいつもの姿勢で、自分がどこかに力を入れていると感じることは殆どありません。
でも実際は、猫背の人は自分で肩を前に出しているか、脊椎(背骨)を丸くしているか、です。
それに気がついていない。
もしくはそんな感覚がない。
気がついていないことを治してもらうように言うと、気がついていないことに新たに別のことをプラスすることになります。
肩を後ろに引くように言うと、肩を前に出していない(実際は出している)のに、前に出している筋肉をそのままに引くことになります。
アクセルを踏みながらブレーキをふむようなものです。
なので、まずは自分がやっていることに気がついてもらいます。
肩を前に出している、あるいは背中を丸くしている、ことに気がついてもらいます。
そのために絵を描いたり、姿勢をいろいろ変えたり、の指導や実際に体を動かして行きます。
そこからニュートラルな位置になった時の感覚を感じてもらいます。
分かりにくいですね。
言葉ではなかなか伝えにくい。
でも授業では目の前で実際に患者さんに対するようにやっていくので、とても分かりやすいことです。
それを後から解説して行きます。
左:ビフォー → 右:アフター
これは別の角度からの写真です。
右肩が上がっていたので、上と同じように自分がやっていることに気がついてもらい、肩をニュートラルにしてみました。
本人が右肩を下げた訳ではありません。
フワフワして変な感じと言っていましたが、それでも左右の肩はある程度整いました。
直さなくても治る。
まずは相手がどうなっているか見るところから始まります。
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