腕はどこから始まるか?
整体の授業で質問されました。
旦那さんの腋の下を押すと痛いと言われるが、どうしたらよいか?
最近入学された主婦二人です。
旦那さんが練習相手になってくれているようで、いろいろと質問されることもあるようです。
今日は腕の付け根の腋の下のところが痛いと言うのと、20年前に肩関節を脱臼した側の手指が痺れるが、整体でなんとかなるのかあるいは病院に行った方が良いのかと言う質問でした。
旦那さんは普通の患者さんと同じ感覚で質問して来ます。
それに対してどんな風に答えるか、どんな風に説明するかは、整体師としての良い練習になります。
脱臼と痺れの話は話が長くなるので、腋の下を押すと痛いと言うことについて話をしました。
腋の下には大円筋小円筋や棘下筋や広背筋などがあります。
押していたいのはその筋肉達が固くなったり短縮していたりしていることが多くあります。
固くなったり短縮して痛いのは、そのことで血流が悪くなって疲労物質が流れなかったりすることが原因に考えられます。
では、腋の下の筋肉達が固くなるのはどうしてか。
使いすぎと言うこともあります。
使わなさすぎと言うこともあります。
旦那さんの話をいろいろ聞くと、腕は腕、肩甲骨は胴体、肩は胴体の端にある、と言う一般的に考えている人の考えを持っているような気がしました。
肩甲骨は腕の途中です。
腕は体のほぼ中央にある胸鎖関節(鎖骨と胸骨の関節)から始まっています。
でも、服の上から見ればそうは見えません。
腕は上腕骨から先に見えます。
そうやって使うのは普通と言えば普通です。
でも、体を使う仕事でそうやって使っていると、肩甲骨周りを固定するようにして使いすぎてしまうことがあります。
そうなると肩甲骨の動きが制限され、肩甲骨と上腕骨をつないでいる筋肉たちがより多く動いたり無理な動きをしたりする可能性があります。
そうやって硬くなったり短縮したりすることがある。
先ずは肩甲骨は腕の途中でかなり動くと言うことを感じてもらう必要があります。
説明も大切ですけど、肩甲骨を動かして感じてもらうことがもっと大切です。
そして肩の動き。
肩は鎖骨の動きに従って動くので、上ではなく耳の方に円弧を描いて動きます。
それを実際にやってみると、びっくりと言う人が以外に多いものです。
今日はそんな話をしました。
肩凝りの人はこういう人が多いです。
説明出来るだけでなく、施術ができるだけでなく、動かさせて実感してもらう。
これも整体師としての仕事です。
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