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忘れないうちに仕事の話をしておきましょう。 ~ 計画の立て方 ~

読了までの目安時間:約 8分

先日、「たまには商売の話をしましょう。
と言う記事を書きました。
その記事の中で「新しく何かを始める時に、何かを決める場合。 必ず根拠が必要です。こうしたい!と思う気持ちから始めるなら、その気持ちに根拠を作って下さい。そうしないと、あれれ~ってことになりますよ。」と書きました。
今日はその根拠の決め方です。
根拠と言えば根拠なんだから、決まっているコト・計算する時の元データのようなもの。
だから既に決まっているようなもんだろうと言う考え方があります。
誰がやっても根拠は同じって言うような考え方です。
でもそれ違います。
人には人の根拠があります。


整体院やサロンの開業の場合です。
前の記事に書いた売上を計算する元データ(数字)は、一日当り患者数(客数)・平均料金(客単価)・営業日数でした。
こんなの決まっていると思う人もいますけど、それが意外に決まっていない。
一日当り客数は営業時間と一人当りの施術時間で計算できます。
8時間営業で一人あたり1時間であれば、物理的には8人まで施術することが出来ます。
まず、一人で営業している場合、患者さんが入って来て、受付をして、着替えをして、施術をして、着替えをして、料金精算をして、次回の予約を決めて、と言う一連の業務全てを1時間で出来るのかと言う問題があります。
例えばこの一連の流れ全部で90分掛かるとしたら、一日辺りは5人余りの人数しか見られないことになります。
(受付担当の人がいれば別です。)
そして前の記事にも書きましたが、時間稼働率の問題があります。
営業時間8時間が全部一杯になると言う想定は現実的なのかと言う問題です。
これらのことを考えた上で、一日辺り患者数は決めなければいけません。
それでも一日4・5人位は来る想定にするのか、時間稼働率を50%位と見て一日3人位と計算するのかです。


客単価はメニューの内容で決まります。
整体院の場合だったら、メニューを先に決めます。
例えば整体60分6000円・90分8000円とした場合、60分と90分の人数の構成を決める必要があります。
メニューを60分と90分にすると、殆どは60分を選びます。
90分を増やしたい場合は120分のコースを設定しておくと、90分の構成が増えます。
例えば、60分3000円にした場合、客数が60分6000円の場合と同じになるとは考えられません。
単価と客数の関係は、ある程度反比例する可能性があります。
逆に60分9,000円と言うような設定をする場合、一般的な60分6000円とは違う何かが必要になります。
場所なのか内容・技術・手技・効果なのか時間なのか内装なのか、または特別な何かなのか。


営業日数は週休1日なのか2日なのか、最初は不定休にするのかで、計算が変わってきます。
また、営業時間によっては一日辺りの客数にも影響があります。


ここ5年位に開業しているサロンや整体院を見ているといくつかの傾向があるように見えます。
一つは60分2980円のリラクゼーションサロン。
もう一つは逆に60分8000円から12000円位のサロンです。
そして普通の整体院。
60分2980円はチェーン展開しているところが殆どで、セラピストを雇って営業しています。
手技や技術は画一化されているところが多く、こざっぱりとした店内でベッドが多く、営業時間も長時間のところが殆どです。
これを個人営業でやろうとするのは難しいと思います。
以前の記事にも書いた通り、個人で営業すると時間稼働率が50%位になります。
金額から考えて一人60分で計算出来るとは思いますが、それでも一日4人位になります。
4人×2980円×25日=298,000円
ここから家賃や水道光熱費を差し引くので、ちょっと厳しいかなと思います。
それでも、2・30歳台で体力もあり、好立地が見つかるのであれば、一日辺り人数も増える可能性があるので、出来ないとは言えません。


60分8000円から12000円位のサロン。
最近多いのは、ヒーリングやエネルギーワーク的な内容のもの、あるいは今まであまりなかった内容のもの、もしくはスピリチュアルな系統のものです。
「セラピスト自身の佇まい」
「手技やセラピー」
「内装」
「基本的な考え方」
「サロンなどの打ち出しが自然」
ケミカルなものから遠く、カラダ全体を診る、ライフスタイル自体で訴求するような形態です。
この方向だと一般的な整体では難しいように思います。(将来的な可能性は否定出来ませんけど。)
ただ、技術的な特異性を打ち出し、短時間で低刺激のものを高単価で、と言う方向はあると思います。
「20分で5000円、首だけに触れる」とか「20分で骨盤調整だけ」とかです。
デフレの時代は終わりつつありますが、デフレの対極としての短時間高単価な打ち出しです。


営業日数は定休日と営業時間の決め方です。
最初は不定休でずっと仕事をすると言う方法もあります。
逆に最初から週休2日で始めると言う方法もあります。
週休2日だと営業日数が少なくなりますが、予約の取りにくい整体院と言うレッテルになる可能性もあります。
「予約が取りにくい」と言うキーワードは、繁盛店に繋がる可能性があり希少価値を感じる方が出る可能性もあります。
打ち出し次第ですけど。


いろいろと書きました。
一日当り人数にしても、単価にしても、営業日数にしても。
様々な考え方・根拠があります。
どれも正しいような気もしますし、どれも間違っているような気もします。
一番大切なのか、自分で決める・自分で考えると言うことです。
業界の流れがこうだから、”普通”こうだから、と言うのは自分の考えではありません。
単価にしても人数にしても、自分がどうしたいかが大切です。
その自分がどうしたいかを自分に説明するのが根拠です。
人に説明する訳ではありません。
その根拠で説明して計算してみて、売上や利益が自分の思うところであれば、それで開業するしかありません。
そこを目指す。
全ては自分の責任。
そこからしか始まりません。


夏の荒木・てあて整体スクール 写真は本文とは関係ありません。(笑)


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