整体師になりたいんですけど、やっぱり整体は厳しいんでしょうか?
タイムリーな電話が来ました。
「もしもし、整体師になりたいんですけど、やっぱり整体業界は厳しいんでしょうか?
なかなか上手く行かないんでしょうか?」
受話器を取るなり早口でまくし立てられました。
最初、何を言っているのか分からないくらい。
『ええっと整体師になりたいんですか?』
と、一息ついてゆっくりと聞き直しました。
こう言う時は落ち着かないと、話を聞いても忘れてしまうし、頭にも残りません。
「そうです、整体師になりたいです。
でも殆どは上手く行かないって聞くじゃないですか。
どうなんですか?
10人開業しても1人くらいしか残らないんですか?」
『上場企業の寿命って聞いたことありますか?』
「えっ!??いえ・・・知らないです。」
『だいたい30年位って言われているんです。』
「あ、そうなんですか。」
『一般的に起業した会社の寿命は?』
「知りません。」
『だいたい10年で5%くらいしか残らないと言われています。
個人事業でも会社でも同じ。
整体院でもラーメン屋さんでもコンビニでも同じです。』
「はい」
『では、今勤めている会社の平均勤続年数知ってます?』
「ああ、50年位だと思います。」
『それはたぶん創業からの年数ですね。一人辺りの平均勤続年数です。』
「知りません。」
『たぶん長くても10年位でしょう。』
「はい・・・」
『つまり何が言いたいかと言うと、整体院の開業は厳しいですよ、他と同じで。
でも、どの業界も厳しいと言うことです。』
「はぁそうですか。」
『はい』
「では、てあて整体スクールを卒業した人も1割位しか成功していないんですか?」
『あ、それはちょっと違います。
入学して卒業した人で開業するのが3割位です。
残りのうち3割位の人は現在の自分の仕事のスキルとして使っています。
パーソナル・トレーナーやピラティスインストラクターやヨガインストラクター、それにダンスの指導などです。
あとの残りの4割位は仕事にしません。
そのまま会社勤めを続けています。
向いていないと思ったのか、状況が変わったのか、仕事にはされていませんね。』
「では、てあて整体スクールを卒業して開業した人は皆成功してるんですか?」
『皆じゃないですね。
たぶん3割のうち1割は辞めてると思います。
だから全体の1割位は失敗している。』
「そうですか、やっぱり厳しいんですね。」
『そうですね、他と同じように厳しです。』
「はぁありがとうございました。」
『ちょちょちょっと待って。整体師になりたいんだよね。』
「ええ、失業してしまって。」
『そうか。それならチェーン展開している整体院に、先ず勤めてみると言う手もあるよ。
大手なら技術もある程度教えてくれるし、30歳代なら雇ってくれると思うけど。
そこで半年なり1年なりやってみて、自分に特性があるかどうかを見極めたらどう?
それでやっぱり開業したくなったら、改めて整体スクールに入学して勉強すれば良い。』
「はぁ」
『せっかくやりたいんだったら、そう言う手もあるよ。』
「はぁ、ありがとうございました。」
厳しくないよ!と言う言葉を聞きたかったのか、厳しいから止めた方が良いと聞きたかったのか。
たぶん前者だろうと思うけど、そこで簡単に成功するとか上手く行くとか、そんなことを言う整体整体スクールや整体学校があるとしたら、それはないなと思う。
その口車に乗って勉強して開業したとして、上手く言っても上手く行かなくても、結局それは自分の決断ではない。
そう言う人は上手くいかない時には、人の責任にしてしまうように思う。
人の責任にしたところで、その”人”が成功に導いてくれる訳じゃない。
それでは成功するものもしなくなる。
先ずは整体師になりたいと思わないと。
そしてそのなりたいと言う気持ちは自分の中から出てこないと。
何か理由があってやりたいってのは、後からなかなか厳しくなります。
整体業界が厳しかろうが簡単なだろうが、上手く行くか行かないかは自分しだいです。
そんなの皆分かって開業しています。
整体スクール・整体学校
東京・名古屋で整体師の独立・開業なら てあて整体スクールへ! >>>手技 WS セミナー
骨格調整専科 募集中 !! >>>アレクサンダー・テクニーク
【感じる姿勢と使い方】NHK文化センター 光が丘教室 >>>
ストレッチ教室
コア・ストレッチ教室 東京・六本木 >>>コア・ストレッチ教室 名古屋 >>>
大人バレエな皆さんのテキスト
今すぐ出来るバレエのコツと身体の使い方 >>>35歳からのバレエ入門 >>>>
コメントフォーム