リトリート
ちょうど3年前にアレクサンダー・テクニークのリトリートに、アメリカ・ニューメキシコにあるサンタフェに行っていました。
一週間ほどシナージャランチと言うところに泊まり込んで、アレクサンダー三昧の日々でした。
リトリートと言うのは初めてで、実はそんなに何日もの間アレクサンダーばかりやっていて、おかしくなっちゃうんじゃないかなんて思って避けていましたが、師匠からアレクサンダー教師になるのに一度は参加しておいてと言われ参加することにしました。
良かった。
とても良かった。
リトリートと言うのは日常から離れることも含まれていると思います。
日常生活とはかけ離れた状況で一定期間過ごすと言う前提です。
その上でアレクサンダー・テクニークと言う自分に向き合うワークを続ける。
それが自分に変化をもたらしたようでした。
シナージャランチはアルバカーキ空港から高速で1時間位の砂漠のようなところにあります。
砂漠と言っても砂ばかりの砂漠ではなく、乾いた土地に草が転々とするような、西部劇に出てくるような風景の土地でした。
雨が少なく乾燥している土地です。
アルバカーキ空港はロサンゼルスやダラスから1時間位。
ニューメキシコと言う北米大陸と中米の間のような位置。
合宿施設のようなところ、とは言え日本で言うところの合宿とはかなり大きく趣が違います。
幹線道路から車で10分ほども横道にはいった場所。
日本で言うなら林間学校みたいな印象でしょうか。
でも草地です。
そこに受付棟のような小屋があり、中央に小さな体育館のような施設があり、音楽が出来る施設と食堂がありました。
宿泊は平屋の土作りに見える四角い居室で、外から網戸を開ければ入れるような部屋でした。
そこにベッドがいくつかあります。
施設の間には散歩が出来る庭のようなところもあり、蛇が出るので気をつけろと言われました。
そこで一週間。
朝は7時位に起きて食堂で、パンとゆで卵と果物と飲み物、昼と夜はそれなりの食事が出ました。
食事は野菜や果物中心で、動物性蛋白室は毎朝のゆで卵と一回だけ夕食に茹でたサーモンが出ただけでした。
肉や魚や米がなくても意外に大丈夫だったのが不思議でした。
日本茶を飲むでもなく梅干をかじるでもなく、紅茶とパンとサラダな日々でした。
朝は7時位に起きて午前中にワークがあります。
その時は4・5人の教師予備軍(トレーニー)が4・5人の生徒さんを相手に、グループティーチングをすると言うものでした。
毎朝、2時間位のティーチングをするのに、日中時間のある時に打ち合わせをしたりして、4・5日連続で行います。
午後はお昼寝や休憩時間があって、遅い午後からWSのようなものがマスターティーチャーたちからあります。
その内容も翌日のグループティーチングに取り込んだりします。
夕食が終わって夜。
時間がある人たちだけでワークをしたり、少しレッスンがあったりしたと思います。
そうやって一週間位、人里離れたところで合宿をします。
音がありません。
風がふく音や草が風に煽られるサワサワ言う音。
虫の鳴き声が少しします。
後は遠くで車が走る音。
たまにヘリコプターなのか飛行機なのかの音が少しします。
夏なので昼間は暑く、なんとなく小学生のころの夏休みを思い出していました。
後半にはハイキングのようなことや、車で少し走ったところにある宿場町のようなところにも行きました。
帰る前の日だったと思います。
サンタフェに来て1週間位たった朝に、突然、何かが変わったのに気がつきました。
錯覚だったのかもしれません。
でも何かが変わった。
体の中が全部が入替わったような感覚です。
変化は大きなものではありませんでしたが、確実で、細胞を一つ一つ全部水にさらして乾かしても一度水分を与えたような、細胞が入れ替わったような感覚でした。
一週間なので新陳代謝もしているだろうから、ある程度は入れ替わりがあったのは間違いないと思います。
ひょとしたら表皮が全部入れ替わったタイミングだったのか。
それにしても不思議な感覚でした。
何かがクリアで世界が透き通って風の流れが見えるような感じが少ししました。
リトリートの良さはこれだなと、その時思いました。
日常を忘れようと思った訳ではありませんが、体が勝手に入れ替わる。
その経験は代え難いものでした。
ちょうど今もサンタフェのシナージャランチでリトリートをやっているようです。
また行けたらと思います。
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