足首はどこで曲がるのか!? ~ 解剖学ページ更新
足首はどこで曲がるのか!?
以前、『踵は足の真下じゃない。』( コチラ >>> ) を書きました。
内容的には似ているんですが、今回は骨の位置の問題ではなくて動きの話です。
足首はどこで曲がるんでしょう。
そもそも足首は曲がる関節なんでしょうか。
何言ってるの!?と思った人は、股関節は曲がらない>>> を読んでみて下さい。
足首の関節は足関節と言います。
踝(くるぶし)の間、脛骨・スネの骨と距骨の間の関節です。
距骨という骨は足部の後ろの方にあって、関節面が上を向いています。
カマボコみたいな形の関節面になっていて、脛骨と関節しています。
ようするに、足首・足関節は踝の下で動きます。
足首は足の前、足の甲とスネの間で曲がる。
足首は踵で曲がる。
そんな風に思っている人が多いようです。
写真を見るとわかりますけど、足関節は踵よりも斜め前上にあります。
そして以前も書いたように
スネの骨の真下に踵の骨はなく。
踝の真下は空間があって地面から浮いています。
この足関節で前後にアーチのような形になった、距骨の関節面上で脛骨が滑るように動きます。
この動きを「足首が曲がる」と言っています。
曲がってるって言うより滑ってるって感じですね。
股関節は曲がるんじゃなくて回る、足関節も曲がるんじゃなくて滑る。
骨の位置関係が分かりやすいように、補助線を書いてみました。
〇のあたりが足関節です。
この位置関係と動きを知るだけで、足首の動きが変わる人がいます。
立ち方が変わって重心が変わる人もいます。
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