スポクラバレエは引き上げが大事
久しぶりにスポーツクラブのバレエクラスに出ました。
60分の初級のクラスです。
バーを30分位でフロアが30分位。
事前のストレッチは自分でやっておくと言う感じ。
久しぶりに出てみて気がついたことがありました。
ま、自分のことはさておいて参加されていたお姉さま方についてのことです。
参加されていたのは主に30台から60台位の主婦の方々でした。
バレエ歴はたぶん半年位から10年位。
(10年前から知っている人がいるのでたぶん)
バーレッスンは普通に、プリエから始まってタンデュ、ロンドゥジャンプなどひとしきりベーシックに脚と体を動かしました。
フロアは最初、タンデュからパドブレで向きを変えて移動。
ピルエットもアンデオールとアンデダンが少しあったりして、最後に横に移動するパで終わり。
大きなジャンプはジュテアントラッセだけでした。
本当にベーシックな動きで、基本を体に入れると言う感じでした。
フロアに移って気がついたことがありました。
引き上げ。
です。
引き上げがなくなります。
殆ど全員です。
30人位いたと思いますが、引き上がっているのは2人位だったと思います。
引き上げがないとどうなるかと言うと、とたんにバレエに見えなくなります。
残念な感じ。
バレエをバレエたらしめていることの第一はターンアウトだと思います。
そして次が引き上げ。
難しいパではありません。
これは僕の個人的な意見ですけどね。
ターンアウトをしないで脚を90度以上上げてもバレエには見えません。
でも、ターンアウトしてポアントした脚なら45%でもバレエです。
同じように、引き上げもそうです。
引き上がらずに動いてもバレエには見えません。
この、「見える」っての大事ですよ。
見えるってのは、そうだってことですから。
そのナニモノかの要素が含まれているから、見えるということなんですから。
ナニモノかの要素と言うのは、ナニモノかをナニモノたらしめている要素です。
つまりバレエをバレエたらしめている要素と言うことになります。
スポクラバレエで引き上げがなくなるのは、主にフロアに移った直後です。
引き上げは別に正しいとか正しくないとかは関係ありません。
その人の中で自分が引き上がっているかどうか。
そこが問題のようです。
つまり忘れてしまっている。
引き上げを忘れた体で、動きだけを頭で追っている。
えええっと、次はなんだったっけっていう顔つき。
分かります!?
あれです。
ついでに言うと、引き上げがなくなると、指先も曲がってきます。
あらゆる指先です。
手の指も足の指も曲がってきます。
ソノ先に伸びていない指。
そして肘も下がってきます。
ぶら下がります。
引き上げを忘れないようにしてみましょう!
何言ってんの、それが出来れば世話はない。
分かります。
でもそこがポイントです。
そこは外せない。
引き上げを考えてから、立って下さい。
先なんです引き上げが。
五番に立ってから、引き上げるのでは、優先順位が下がってしまう。
先ずは引き上げ。
そして動きです。
引き上がっていれば、間違えたって笑顔でなんとかなる。
引き上がっていなければ、間違えると痛い!
特に移動する時に忘れがちです。
バーで移動するパがあったら、そこで気をつけておくのも練習方法です。
引き上げ。
がんばりましょう。
バレエに見えるにはコレです。
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