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卵が私になるまで 発生の物語

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卵が私になるまで・てあて整体スクール

「卵が私になるまで 発生の物語」(柳澤桂子著)を読みました。
先日は三木成夫先生の「胎児の世界」を読んで、その延長で発生学の本でしたね。
発生学は(たぶん)どうやって成体になっていくのか、についての学問です。
ヤゴはどうやってトンボになるのか、芋虫はどうやって蝶になるのか、受精卵はどうやって胎児になり成人していくのか。
不思議ですよね。
と言うかとても興味がある。


個体発生は系統発生を繰り返す、と言うのは三木先生の本で知りました。
個別の生物の発生過程は、その生物の系統(魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類)の発生を順番になぞるように経過していく。
例えば人の受精卵も最初は魚類のような形になり、そこから両生類や爬虫類の形を経て哺乳類の形にまで辿り着きます。
進化の過程を追体験しているような感じです。
そこにロマンを感じ表現されているのが三木先生で、何故どうしてを解明していく研究をしていたのが柳澤さんのようです。


学術的な研究内容を自身の研究生活と合わせて記述されており、無機質なただの研究論文とは違う面白さがありました。
それにしても1990年代でこの辺りまでしか研究は進んでいなかったんですね。
そこのところは驚きです。
もっと解明されていると思っていた。
受精卵がどうやって胚になって行き、そこから分化していくのか、途中さっぱり分からなくなりそうでしたが、何となく最後まで繋がりました。
だいたいこんな感じと言うのは分かりました。


個人的には膝の前十字靭帯と後十字靭帯がどうして前後に交差しているのか、が不思議でなりません。
それについて何かヒントはないかなと思いましたが、もっと全体的な話でしたね。
どこかで記述されてないかなと思っています。
面白い本です。


1つだけ気になることがありました。
無脊椎動物は脊椎動物よりも下等だとか、人類は進化の頂点だとかの記述がとにかく多い。
単純と複雑ではなく下等と 上等だと言うような書き方です。
書いているという事はそう言う考えがベースになっていると言う事でしょう。
時代的にはそうだったのかもしれませんが、ちょっと気になります。
気にしすぎなのかもしれませんが、神様がいた時代には全ての生き物や宇宙は神様が作ったと言う前提でした。
前提に反する事は考えにくくなります。
出来るだけ事実をそのままに見るようにしたいなと思います。

 

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