バレエに向いていない体!?
最近、SNSを見ていて驚くことがありました。
あなたはバレエ向きの体ではない。
そんなことを言われたと書かれている。
言ったのはバレエの先生や整体師などらしい。
バレエの先生もどうかと思うが整体の先生もいい加減にして欲しい。
何故そんなことを言うのか。
バレエ向きの体とは何を指すのか。
そもそも「向いている向いていないを云々するバレエ」とは何を指すのか。
百歩譲って考えてみようか。
生徒が考えているバレエが、舞台で人に見せるためのバレエで、しかもそのバレエで生活をしたいとか、日本や海外のバレエ団に入団して踊りたいとか。
あるいはプリンシパルとしてソリストとして踊りたいとか。
そういうものだったとしよう。
それであっても、そういうバレエ向きかどうかは簡単には言えない。
身体的に恵まれていないと言われたダンサーは沢山いる。
恵まれていないダンサーと言われていると言うことは、その恵まれていない体を使ってソリスト言うことだ。
つまり恵まれていない体はバレエに向いていないと一言では言えなくなってしまう。
やれば出来る、可能性がゼロではないからだ。
百歩譲らないで考えてみる。
そもそもバレエに向いている体とは何なのか。
舞踊団でソリストになって国内だけではなく海外でも活躍することが出来るバレエダンサーになるための体だとしたら。
見た目と言うことなんだろうか。
確かに日本人は一般的に脚が短い。
手足が短いこともあるし頭が大きいこともあるかもしれない。
それはしかし筋肉の付け方や体型のコントロール、動き方や演技でカバー出来うるものだろうと思う。
そんなに甘くはないよと言われそうだが、日本人で海外で活躍しているダンサーで、最初から素晴らしく体型が恵まれていて良いというダンサーが何人いるだろう。
それら自分の体をコントロールして来た先輩方のことをどう考えるんだろう。
そうではなく、股関節の可動域が小さく脚が開かないとか、様々な骨格や筋肉的な問題なんだろうか。
それも、日々のトレーニングと体の使い方でカバー出来る可能性があると思っている。
現役引退後も人前で立つ時には必ず、体を45度斜めにし踵をクロスさせて立っている元ダンサーを知っている。
何人もの元ダンサーはO脚を人前では絶対に分からないように使っている。
可能性の話をしています。
確かに恵まれた体の人はいます。
バレエ向きの体があるのかもしれないとも思います。
手脚が長く股関節が開きやすく、頭や胴体や手脚のバランスが良いダンサーは最初は楽かもしれない。
でも、体のバランスに恵まれず、股関節も開きにくいダンサーにも可能性はあります。
正しい努力をすればバレエダンサーになることが出来る。
バレエの先生のことは分かりません。
でも、整体師があなたはバレエ向きの体ではないと言った場合、整体師自身が自分にはあなたの可能性を引き出すだけの知識と技術がありません、と告白しているのと同じです。
そんな整体師の言うことを聞く必要はありません。
あなたにも可能性があります。
どこかにあなたを分かって指導してくれる整体師や先生はいるはずです。
あとはあなたの努力だけです。
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