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AIやロボットに奪われない仕事

読了までの目安時間:約 7分

今年1月の記事です。

https://www.in-fra.jp/articles/640

「これから消える職業・なくなる仕事」と言うショッキングな題名が付けられています。
こんな記事もあります。

https://www.co-media.jp/article/11088

「人工智能の発達によって将来『なくなる仕事、なくならない仕事』」。
最近、良く耳にするようになりました。
ロボット化され機械化される仕事や、AIなど人工知能に置き換わる仕事は、なくなってしまう。
自分のしているこの仕事はどうなんだろうと思います。
クリエイティブな仕事や人と人が関わる仕事はなくならないんじゃないか的なことも言われているように思います。
どうなんでしょうね。

整体やリラクゼーション系の仕事はどうでしょう。
マッサージチェアや様々な健康器具に取って変わられるんじゃないかと言われます。
確かにとても高性能なものが出来てきていて、下手なセラピストよりもよほど良いものがあるように思います。
そんなことある訳がない、機械はやっぱり機械。
人の手指のように痒いところに手が届く、微妙なニュアンスは出せない。
そんな風に言う人も多いように思います。
でもそれはどうかなと思います。
AIの進化は素晴らしいものがあります。
人の心は読めなくても、結果としての行動を読むことは確実に出来るようになって来ています。
多くのデータを集積してAIと機械を組み合わせることで、痒いところに手が届く、楽だと感じる体を手に入れることが出来るマシン、骨格のズレや筋肉のバランスを調整出来る機械が出来るようになるんじゃないかと思います。
もちろん時間は掛かります。
そしてそこに需要があるかどうかという問題もあります。
でも可能性はあるように思います。

デザイナーのことを考えました。
そりゃ無理でしょうと考える人が多いと思います。
でも例えば日常的に着る下着や、男性が仕事で着るシャツやスーツはどうでしょうか。
休日に家で過ごす時の、ジーンズやスェットやちょっとしたパンツやTシャツやトレーナーやパーカーのデザインはどうでしょうか。
面白くないと感じたりしますけど、本当にそうなのか。
日常的なものはそうかもしれないけど、デザイン重視のものはどうなのか。
それもなぁと思うことがあります。
最近、AIの書いた小説が某小説賞の選考でイイところまで言ったと聞きました。
入力次第ではデザイン重視のものだったり、クリエイティブだと思われていることだって、ある程度はなんとかなるのかもと思ったりします。

お医者さんはどうなのか。
お医者さんの仕事は検査と診断と治療。
検査は数値に基づくものなどで、誰でも検証可能なものです。
血液検査や血圧や脈拍やレントゲンやCTなどとAIを組み合わせれば、かなりな部分まで手が届くと思います。
同様に診断も。
治療の中では投薬については、AIに取って変わられる部分が大きくなってくる可能性もあります。
名医と呼ばれている先生方の知見をAI化していけば、逆に気がつかない部分に目が届く可能性もある。
治療の中でも手術は難しいかもしれません。
それでも、可能性はゼロではない。
簡単な部分から始まることは考えられます。

一番上にリンクした「これから消える職業・なくなる仕事」の最後の方に、未来に必要となる仕事として、「健康ガイド(Healthcare Navigator)」が挙げられていました。
その後にこんな文章が続きます。

****************
必要な能力として浮かび上がってくるのは「横断的な能力」とでもいえばいいだろうか、社会科学やコミュニケーション技術などが結びついたものだ。
横断的な能力を身につけるためには単一の専門性を磨くだけではなく、複数の領域に精通している必要が出てきます。単純作業が代替される世の中ではロボットのようにプログラム通りにしか動けない人材にとって生きづらいものになっているのかもしれません。
****************

「横断的な能力」と言うのは一つのポイントだろうと思います。
そして既にそう言う能力や役割が求められて来ています。
腰痛や肩こりだけを治す整体師は淘汰され始めています。
健康のアドバイスが出来る、体のつかい方やストレッチ法やトレーニング法を指導出来る人材が人気になって来ています。
整体だけでなく他の職業でも、職業名になっている専門的(だと自分が思っている)仕事だけをやっている人よりも、その周辺(だと思っている)知識や技術を合わせ持っている人が求められます。

昔々、パーソナルトレーナーは体作りのためのトレーニング指導の人でした。
でもトレーニングだけのトレーナーは淘汰されました。
トレーニングそのものの指導よりも、どうやって体を作っていくか。
ある時はダイエット、ある時はトレーニング、ある時はひょっとして服の着こなしかもしれない。
ダイエットのためには、昔々ならトレーニング方法だけだったものが、食事の摂り方だったり、食事の内容だったり、生活習慣だったりも含めた指導になっています。
あるいは考え方まで話をするトレーナーが増えています。

整体師やセラピストを受ける目的は、痛みや症状の緩和だけではありません。
痛みや症状の緩和をした後に、スポーツをしたいとか、仕事をしたいとか、もっと楽に日常を過ごしたいだとか、楽しい休日を過ごしたいだとか。
そんなことがあるのかな、と考えられる整体師はこれから求められる人になってくると思います。

もう一つ。
これ上手く説明出来ないんですが、人と人が触れ合う仕事。
そして人の体を扱う仕事は、なくならないんだろうと思います。
そのために、人の体を扱うためには、人には体があると言うことを知っている必要があります。
そして人の体はどんなものかを熟知している必要がある。
そんなの当たり前。
ではありません。
現代は脳化された社会だと言ったのは養老先生ですが、確かに現代は体を忘れて頭・心に支配された社会です。
人は体を持って生きている。
その体はこんな風になっている。
その体はこんな風に扱ってあげないといけないよ。
そんなことを話すことが出来る人材は本当に求められていると思います。

 

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